
外壁塗装をするとき、外壁に取り付けられているエアコンの配管カバーや換気フード、照明器具はどうなるのでしょうか。
「配管カバーも外壁と同じ色に塗ってもらえる?」「換気フードは取り外して塗装するの?」「照明を交換するなら、塗装の前がいい?」
外壁の色や塗料は決めていても、こうした設備のことまでは考えていなかったという方もいらっしゃると思います。
外壁塗装では、取り付けられている設備をすべて外すわけではありません。設備の種類や状態に合わせて、塗装する・養生する・交換するなど、対応を分けて考えます。
例えばペイントホームズでは、エアコンの配管カバーが適切に取り付けられ、塗装に支障のない状態であれば、基本的に取り外さず、外壁の色に合わせて塗装します。
一方、換気フードや照明器具は、配管カバーと同じように扱うわけではありません。
この記事では、それぞれの設備を外壁塗装でどのように扱うのか、交換するならいつがよいのか、見積もり前に確認したいことを解説します。
外壁塗装で、外壁に付いている設備はどうなる?
外壁には、雨樋や水切りのほかにも、エアコン配管カバー、換気フード、外壁照明など、さまざまな設備が取り付けられています。
これらは外壁に固定されていても、役割や素材が異なります。
そのため、外壁と同じように塗装できるものもあれば、塗らずに保護するもの、交換を検討した方がよいものもあります。
| 設備 | 基本的な考え方 |
|---|---|
| エアコン配管カバー | 状態が良ければ、基本的に外さず外壁色に合わせて塗装 |
| 換気フード | 素材や劣化状態により、塗装・養生・交換を判断 |
| 外壁照明 | 基本的には器具を保護して周囲を塗装。交換予定があれば事前に確認 |
ここで大切なのは、「取り外して塗る方が丁寧」「取り外さないのは手抜き」という単純な判断をしないことです。
設備の取り付け状態によっては、無理に外すことで破損や不具合につながる可能性もあります。
エアコン配管カバーは、基本的に外さず塗装します
エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管は、屋外では樹脂製のカバーで覆われていることがあります。
外壁塗装の際、この配管カバーをどうするのか気になる方も多いでしょう。
ペイントホームズでは、配管カバーが適切に固定され、破損などがなく塗装できる状態であれば、基本的に取り外さず、外壁の色に合わせて塗装します。
外壁とカバーの色をそろえることで、配管カバーが目立ちにくくなり、外観にもまとまりが生まれます。
ただし、同じ色に仕上げる場合でも、外壁と配管カバーに必ず同じ塗料を使用するとは限りません。カバーの素材や状態に応じて、適した下地処理や塗料を選ぶ必要があります。
なぜ、基本的に取り外さないの?
配管カバーには、エアコンの冷媒配管やドレンホースなどが収められています。
カバーを外すだけでも、古くなった樹脂部品が割れたり、取り付け部分が傷んだりする場合があります。
また、カバーの裏側まで塗ろうとして配管を無理に動かすと、設備に負担をかけるおそれがあります。
そのため、配管カバーの状態に問題がなければ、無理に取り外さず施工する方法を基本としています。
大切なのは、外すかどうかだけではなく、設備に無理な負担をかけず、必要な範囲を適切に施工することです。
カバーの裏側の外壁はどうなる?
配管カバーを取り付けたまま塗装する場合、カバーで隠れている裏側の外壁には、基本的に塗料が届きません。
普段は見えない部分ですが、将来エアコンの位置を変えたり、配管カバーを撤去したりすると、そこだけ以前の外壁色が残って見える可能性があります。
特に、ベージュから濃いグレーなど、外壁の色を大きく変更する場合は、色の違いが分かりやすくなることがあります。
エアコンの移設や撤去を予定している方は、外壁塗装の前に伝えておくことをおすすめします。
配管カバーの交換を検討するケース
次のような場合は、塗装するだけでよいか、交換も含めて確認します。
- カバーに割れや欠けがある
- 固定部分が外れたり、浮いたりしている
- 樹脂が傷み、塗装に適さない状態になっている
- 近いうちにエアコンの交換・移設を予定している
配管カバーの交換やエアコン設備の脱着は、内容によって専門業者への依頼が必要です。
塗装工事だけで対応できると決めつけず、事前に相談しておきましょう。
換気フードは塗装する?それとも交換する?

キッチンや浴室、トイレなどの換気設備には、外壁側に換気フードが取り付けられていることがあります。
換気フードは、金属製や樹脂製など素材が異なり、傷み方も一様ではありません。
そのため、配管カバーと同じように、すべて外壁色に塗装するわけではありません。
状態が良ければ、塗装できる場合もある

塗装に適した素材で、サビや劣化の状態にも問題がなければ、換気フードを塗装できる場合があります。
例えば金属製の換気フードでは、素材や既存塗膜の状態に応じて下地処理を行い、適した塗料で仕上げることが考えられます。
ただし、換気フードは空気の通り道を確保するための設備です。
通気口や可動部分まで塗り込んだり、換気機能を妨げたりしないようにする必要があります。
破損や腐食が進んでいれば、交換も検討する
換気フードに穴あきや大きな変形、著しい腐食などがある場合は、表面を塗装しても問題を解決できないことがあります。
その場合は、交換を検討する必要があります。
また、換気フードを交換すると、以前の取り付け跡や外壁の未塗装部分が見えることもあります。
交換予定があるなら、外壁塗装の施工範囲や補修の必要性も含めて、先に確認しておくとスムーズです。
外壁照明は取り外して塗装するの?

玄関まわりや勝手口、建物の外壁には、照明器具が取り付けられていることがあります。
外壁塗装では、こうした照明器具を養生して保護し、周囲を塗装する方法が一般的です。
照明器具そのものを、外壁と同じように塗装するわけではありません。
養生とは、塗料が付いてはいけない部分をシートやテープなどで保護する作業のことです。
照明のカバーやセンサーなどに塗料が付着しないよう注意しながら施工します。
照明を交換する予定があるなら、先に伝える
例えば、今の照明を小さな器具に交換する場合、古い器具で隠れていた外壁が見えることがあります。
取り付け穴の位置が変わる場合には、外壁の補修が必要になることもあります。
そのため、照明交換を予定している場合は、外壁塗装前の打ち合わせで伝えておくとよいでしょう。
ただし、交換工事を必ず塗装前に終わらせるべきとは限りません。
新しい器具の大きさや取り付け位置、外壁補修の内容によって、適した順序は変わります。
また、配線の接続などを伴う照明工事は、必要に応じて電気工事の専門業者が対応する必要があります。
設備を交換するなら、外壁塗装の前と後のどちらがいい?
基本的には、設備交換の予定が決まっているなら、外壁塗装の前に相談することをおすすめします。
交換工事そのものを先に行うかどうかは、設備の種類や施工内容によって判断します。
例えば、次のような違いがあります。
| 予定していること | 塗装前に確認したいこと |
|---|---|
| エアコンの移設・撤去 | 配管カバーの跡、配管穴の処理、外壁補修の必要性 |
| 換気フードの交換 | 新旧フードの大きさ、取り付け跡、周囲の防水処理 |
| 外壁照明の交換 | 器具の大きさ、取り付け位置、穴の補修、電気工事の予定 |
設備交換の予定を伝えずに外壁塗装を終えると、あとから器具を外した部分だけ色が違ったり、補修した場所を再塗装する必要が生じたりすることがあります。
反対に、交換する必要のない設備まで無理に取り外す必要はありません。
塗装工事と設備工事の担当範囲を整理し、無理のない順番を決めることが大切です。
見積もり前に確認したい設備まわりの施工範囲
外壁塗装の見積書には、外壁や付帯部の塗装が記載されていても、個々の設備の扱いまでは詳しく書かれていない場合があります。
例えば「付帯部塗装一式」と書かれていても、エアコン配管カバーや換気フードが含まれているとは限りません。
そのため、見積もり時には次の内容を確認しておくと安心です。
- 配管カバー:外壁と同じ色で塗装するのか、塗装範囲に含まれるのか
- 換気フード:塗装するのか、養生して残すのか、交換が必要か
- 外壁照明:器具の周囲をどのように塗装するのか
- 設備の脱着:必要な場合、誰が作業し、費用はどうなるのか
- 塗装後の交換:取り付け跡や未塗装部分が見える可能性はないか
すべての設備について細かい打ち合わせが必要というわけではありません。
ただ、気になっている設備や近いうちに交換する予定があるものは、現地調査の段階で伝えておくと、見積もり内容の認識違いを防ぎやすくなります。
外壁以外の塗装範囲については、こちらの記事でも解説しています。
よくある質問
配管カバーを外さずに塗装するのは手抜き工事ですか?
いいえ。適切に固定され、状態に問題のない配管カバーを、取り外さずに塗装する方法もあります。取り外すこと自体が施工品質の基準になるわけではありません。ただし、カバー裏側の外壁は基本的に塗装されないため、施工範囲を確認しておくことが大切です。
配管カバーは外壁と同じ色にできますか?
素材や劣化状態が塗装に適していれば、外壁の色に合わせて塗装できます。ただし、使用する塗料や下地処理は、カバーの素材に合わせて判断します。
換気フードがサビている場合は塗装できますか?
表面的なサビで、下地処理によって塗装できる状態なら対応可能な場合があります。一方、腐食による穴あきや大きな破損がある場合は交換を検討します。
照明の交換は外壁塗装が終わってからでも大丈夫ですか?
交換自体は可能ですが、器具の大きさや取り付け位置が変わると、以前の器具の跡や未塗装部分が見えることがあります。交換予定がある場合は、外壁塗装の前に伝えておくと安心です。
まとめ|設備をすべて外す必要はありません。状態と予定に合わせて判断しましょう
外壁塗装では、配管カバーや換気フード、外壁照明などをすべて取り外して施工するわけではありません。
適切に取り付けられているエアコン配管カバーは、基本的に取り外さず外壁色に合わせて塗装します。一方、換気フードは素材や傷み具合によって塗装・交換を判断し、照明器具は保護しながら周囲を塗装する方法が一般的です。
重要なのは、設備を外すかどうかだけでなく、どこまで塗装するのか、交換予定があるのかを事前に確認することです。
外壁塗装を検討している方は、外壁の色や塗料だけでなく、建物に取り付けられている設備についても、現地調査の際に相談してみてください。
ペイントホームズの工事全体の進め方は、次のページでもご案内しています。
外壁だけでなく、設備まわりの仕上がりも気になる方へ
ペイントホームズでは、外壁の状態や付帯部の施工範囲などを確認し、お住まいに合った塗装工事をご提案しています。
「配管カバーも塗装できる?」「換気フードを交換したいけれど、工事の順番は?」など、気になることがあれば現地調査の際にご相談ください。
ペイントホームズのサービスや対応店舗については、ペイントホームズ本部TOPページをご覧ください。




















