外壁塗装には「保証」が付いていることが多く、工事後も安心できるポイントの一つとされています。
しかし実際には、外壁塗装の保証をめぐるトラブルが発生するケースも少なくありません。
例えば、
・保証期間内なのに補修してもらえなかった
・保証書が発行されていなかった
・保証対象外と言われてしまった
といった相談が寄せられることもあります。
こうしたトラブルの多くは、保証内容や保証範囲を十分に理解しないまま契約してしまったことが原因で起こるケースが多いです。
そこでこの記事では、
・外壁塗装でよくある保証トラブル
・実際に起こりやすいトラブル事例
・トラブルを防ぐためのポイント
について分かりやすく解説します。
外壁塗装を検討している方は、契約前にぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装の保証トラブルはなぜ起こる?
外壁塗装の保証は、施工後に万が一不具合が発生した場合に補修対応を受けられる制度です。
ただし保証には
・保証期間
・保証対象
・免責事項
などがあり、すべてのトラブルが保証されるわけではありません。
保証内容を十分に理解しないまま契約してしまうと
「保証があると思っていたのに対応してもらえない」
というトラブルにつながることがあります。
そのため、契約前に保証内容を確認しておくことが非常に重要です。
👉
外壁塗装の保証内容について詳しく知りたい方は
「外壁塗装の保証はどこまで?保証内容と注意点」も参考にしてみてください。
外壁塗装でよくある保証トラブル
保証対象外だった

外壁塗装の保証は、すべての不具合に対応しているわけではありません。
一般的に保証の対象となるのは 施工不良による不具合 です。
例えば
・塗膜の剥がれ
・塗膜の膨れ
・塗装不良
などです。
一方で、次のようなケースは保証対象外になることが多いです。
・経年劣化
・地震や台風などの自然災害
・建物の動きによるひび割れ
保証内容を確認していないと、保証期間内であっても対応してもらえない場合があります。
保証書が発行されていなかった
保証トラブルの中でも多いのが「保証書が発行されていない」ケースです。
契約時に
「保証はついています」
と説明されていても、保証書が発行されていなければ保証内容を確認することができません。
保証書がない場合
・保証期間が分からない
・保証対象が不明確
・言った言わないのトラブルになる
可能性があります。
外壁塗装では、必ず書面で保証書を発行してもらうことが大切です。
実際にあった外壁塗装の保証トラブル事例
ここでは実際に起こりやすい保証トラブルの事例を紹介します。
事例① 保証期間内なのに対応してもらえなかった
外壁塗装から3年後、外壁にひび割れを発見したため施工業者に連絡しました。
しかし業者からは
「ひび割れは建物の動きによるもので保証対象外です」
と言われ、補修してもらえなかったというケースです。
保証期間内であっても、保証対象外の不具合は対応してもらえないことがあります。
事例② 保証書を受け取っていなかった
契約時には
「10年保証です」
と説明されていたものの、保証書は発行されていませんでした。
その後、不具合が発生して業者に連絡したところ
「保証対象外です」
と言われてしまい、保証内容を確認できずトラブルになったケースです。
保証書がないと保証内容を証明できないため、注意が必要です。
事例③ 業者が倒産して保証が受けられない
外壁塗装から5年後に不具合が発生しましたが、施工業者がすでに倒産していたため保証を受けることができなかったというケースもあります。
保証期間が長くても、会社がなくなってしまえば保証を受けることはできません。
そのため
・地元で長く営業している
・施工実績が豊富
といった業者を選ぶことが大切です。
実際に寄せられる外壁塗装の保証相談
外壁塗装の保証トラブルは、工事を依頼した業者に相談しても解決できず、別の塗装業者へ相談されるケースも少なくありません。
弊社でも、他社で施工された外壁塗装についてご相談をいただくことがあります。
例えば次のようなケースです。
・保証期間内なのに補修対応をしてもらえない
・保証対象外と言われてしまった
・施工業者と連絡が取れなくなった
このような場合、まずは外壁の状態を確認し、不具合の原因を調査します。
施工不良による問題なのか、経年劣化なのかによって、必要な補修方法が変わるためです。
他社施工の保証トラブルはどう解決する?
保証トラブルの場合、残念ながら他社の保証をそのまま引き継ぐことはできません。
そのため、外壁の状態を確認したうえで
・部分補修
・再塗装
・コーキング補修
など、建物の状態に合わせた対処方法をご提案することになります。
また、トラブルの原因によっては、保証内容や契約書の確認をおすすめする場合もあります。
外壁塗装は高額な工事になるため、保証内容をしっかり理解したうえで業者を選ぶことが大切です。
外壁塗装の保証トラブルはどこに相談すればいい?
外壁塗装の保証トラブルが発生した場合、まずは施工を行った業者に相談することが基本です。
しかし、話し合いで解決できない場合や、業者と連絡が取れない場合もあります。
そのような場合は、次のような相談窓口を利用する方法もあります。
消費生活センター
消費生活センターでは、住宅リフォームや外壁塗装などの契約トラブルについて相談することができます。
契約内容や保証について問題がある場合、専門の相談員が対応方法についてアドバイスしてくれます。
住宅リフォーム・紛争処理支援センター
国土交通大臣指定の相談窓口で、住宅リフォームに関するトラブルについて相談することができます。
専門家によるアドバイスを受けることができるため、外壁塗装のトラブルでも利用されることがあります。
別の塗装業者に相談する
施工した業者と話し合いが難しい場合、別の塗装業者に外壁の状態を見てもらう方法もあります。
実際に外壁の状態を確認することで、
・施工不良なのか
・経年劣化なのか
・どのような補修が必要なのか
といった判断ができる場合があります。
外壁の状態を第三者に確認してもらうことで、トラブル解決の糸口が見つかることもあります。
なお、点検や調査については無料で対応している業者もありますが、
調査内容によっては費用が発生する場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。
外壁塗装の保証トラブルを防ぐポイント
保証トラブルを防ぐためには、契約前に次の点を確認しておくことが重要です。
保証書を必ず発行してもらう
保証書には
・保証期間
・保証対象
・免責事項
などが記載されています。
必ず書面で保証書を受け取るようにしましょう。
保証対象と対象外を確認する
保証期間だけでなく
・どこまで保証されるのか
・保証対象外は何か
を確認しておくことが大切です。
業者の実績を確認する
施工実績が多く、長年営業している業者の方が安心です。
工事後のアフター対応も期待できます。
まとめ
外壁塗装の保証は、工事後の安心につながる大切な制度ですが、内容を十分に理解していないとトラブルにつながることもあります。
特に確認しておきたいポイントは次の通りです。
・保証対象は主に施工不良による不具合であること
・保証書を必ず書面で発行してもらうこと
・保証対象と免責事項の内容を事前に確認すること
保証期間の長さだけで判断するのではなく、保証の範囲や内容をしっかり理解しておくことが大切です。
また、保証を安心して利用するためには、信頼できる業者を選ぶことも重要なポイントになります。
外壁塗装は決して安い工事ではありません。
後からトラブルにならないためにも、契約前に保証内容をよく確認し、納得したうえで工事を依頼するようにしましょう。















