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塗装記事

【外壁塗装】シャッター・雨戸・シャッターボックスの違いと色選びのコツを解説!

目次

 

「外壁の色は気に入っているのに、なぜか全体がちぐはぐに見える…」

実は、そう感じる原因の多くは“シャッター”や“雨戸”、“シャッターボックス”など、付帯部の色選びにあるんです。

これらのパーツは、家の正面や目線の高さに位置することが多く、想像以上に外観全体の印象を左右します。
外壁や屋根よりも視界に入りやすく、見る人の印象に強く残るため、色の選び方ひとつで「おしゃれ」にも「ちぐはぐ」にも見えてしまいます。
どれだけ外壁がきれいに仕上がっていても、付帯部だけが浮いて見えると、家全体の印象まで台無しになってしまうこともあるのです。

とはいえ、「そもそもこの3つのパーツの違いがよく分からない」「どこまで塗れるの?」「色はどう決めればいいの?」と、悩む方は少なくありません。

この記事では、

  • シャッター・雨戸・シャッターボックスの違い

  • 塗装できる/できないの判断基準

  • 外壁やサッシとの相性をふまえた色選びのポイント

などを、わかりやすく解説していきます。

外壁だけでなく、“ちょっとした部分”にもこだわることで、あなたの家はもっとおしゃれに生まれ変わりますよ。

 

1. シャッター・雨戸・シャッターボックスの違いとは?

まずは、それぞれの違いを簡単に整理しましょう。

豆知識|シャッター本体の塗装は△な理由

シャッター本体は塗装できなくはありませんが、実はあまりおすすめされていません。
というのも、開閉時の動作に塗膜が干渉したり、摩擦で塗料が剥がれやすくなったりするためです。

どうしても塗装したい場合は、施工方法や塗料の選定に細心の注意が必要です。

一方で、シャッターボックス(上部のケース部分)や雨戸は塗装されることが一般的で、外壁との色のバランスを取るうえでもおすすめです。

 

2. 付帯部の塗装、どこまでできる?シャッター・雨戸・戸袋の扱い方

■シャッターは塗装できる?でもおすすめしない理由とは

シャッター本体は、塗装がまったくできないわけではありません。
しかし、基本的にはおすすめされないのが実情です。

その理由は、シャッターが開閉時に巻き取られる構造のため。
スラット(羽の部分)や可動部分に塗料が入り込むと、動きが悪くなったり、塗膜がこすれて剥がれやすくなったりするリスクがあるのです。

豆知識
見た目をきれいにしたくて塗装を検討する方も多いですが、普段から開閉するシャッターほど摩擦の影響を受けやすく、塗装後に不具合が出るケースも。
どうしても塗装する場合は、塗膜の厚みや塗料の種類、施工方法に細心の注意が必要です。

見た目を整えたい場合は、シャッターカバーの設置部分的な交換など、別の方法もぜひ検討してみてください。

 


■ 雨戸・戸袋・シャッターボックスは塗装可能!

一方で、スチール製の雨戸や金属製の戸袋・シャッターボックスは、塗装で美しく仕上げることができます
外壁と色を合わせて統一感を出したり、あえてアクセントカラーで引き立てたりと、デザインの幅も広がります。

戸袋やシャッターボックスは面積も大きく目に入りやすいため、外観の印象を左右する重要なポイントです。

 

3.色選びの基本|“なじませる”or“アクセントにする”

シャッター・雨戸・シャッターボックスの色を決めるときは、家全体のバランスを意識するのがポイントです。まず考えたいのが、「なじませる」か「アクセントにする」かという方向性。どちらを選ぶかによって、仕上がりの印象が大きく変わります。

 


【1】外壁になじませる

  

目立たせず、上品に…

シャッターボックスや雨戸は外壁に近い色で仕上げると、家全体に統一感が生まれ、すっきり上品な印象になります。
例えば、外壁が淡いベージュ系なら、シャッターボックスや雨戸もアイボリーやライトグレーを選ぶと自然になじみます。
なお、シャッター本体は基本的に塗装しないため、ボックスとの色が大きく離れてしまうと、かえって違和感が出てしまうので注意が必要です。

 


【2】アクセントにする

  

引き締め・デザイン性アップ…

一方で、あえて外壁とは異なる濃い色を使ってアクセントにする方法も人気です。特に、白やベージュなどの淡い外壁に、ブラックやこげ茶などの濃い付帯部を組み合わせると、全体が引き締まって見え、デザイン性もアップします。

  • ブラック系のシャッターやボックス → スタイリッシュでモダンな印象

  • ブラウン系 → 落ち着いた重厚感が出る

「付帯部を引き締めたい」「外壁がぼやけた印象に感じる」といった場合に、効果的な色使いです。

ただし、シャッター本体は塗装できないことが多いため、ボックスの色と違いすぎると浮いて見える場合があります。
そのため、シャッター本体の素材や色を事前に確認し、ボックスと調和する色選びを心がけましょう。


【3】色選びで押さえておきたい3つのポイント

色を選ぶ際には、以下の3つのポイントも押さえておきましょう。

ポイント1:サッシや外壁との相性をチェック!
サッシ(窓枠)や外壁との色のバランスを見ながら選ぶと、自然な一体感が生まれます。
たとえば、サッシがブラック系であれば、シャッターボックスや雨戸もブラックやチャコールグレーで統一すると引き締まった印象に。
外壁が白やベージュなど淡い色なら、シャッターボックスや雨戸を少し濃いめの色にしてコントラストをつけると、アクセントになっておしゃれです。

 

ポイント2:雨樋や破風との統一感も大事に
シャッターボックスや雨戸・戸袋は、「付帯部」と呼ばれるパーツのひとつ。
雨樋や破風と色味をそろえると、全体にまとまりが出て、バラついた印象を防げます。
たとえば、雨樋や破風がこげ茶なら、雨戸やシャッターボックスも同系色にすると落ち着いた雰囲気に仕上がります。

🔶 ワンポイントアドバイス
雨戸の塗装を検討している方は、「戸袋」もセットで塗るのがベスト。
雨戸だけ塗って戸袋が古いままだと、逆に目立ってしまい、見た目のチグハグ感が出てしまいます。

 

ポイント3:シャッター本体の色を確認しておく
実は、シャッター本体(巻き上げて開閉する部分)は塗装が推奨されないことが多く、塗装できるのは主にシャッターボックスの方です。
そのため、シャッター本体の色とボックスの色が大きく異なると、ボックスだけ浮いて見えてしまうことがあります。

例:シャッター本体がシルバーなのに、ボックスをダークブラウンにするとミスマッチに。
→ シャッター本体が塗れない場合は、ボックスをグレーなど中間色にして調和させるのがおすすめです。

※ 色決めの前に、施工業者に「シャッター本体は塗装可能かどうか」を必ず確認しましょう。

 

このように、「なじませる」か「アクセントにする」かを決め、そのうえで家全体の色と調和をとることが、失敗しない色選びのコツです。次の章では、実際の事例を交えながら、色ごとの印象をより詳しくご紹介します。

 

4. よくある色選びの失敗例

外壁塗装の際、シャッターや雨戸、シャッターボックスの扱いを誤ると、仕上がりに不満が残ってしまうケースも。以下によくある失敗例とその対策を紹介します。

①シャッターだけ無理に塗って動かなくなった

シャッター本体は基本的に塗装に不向きです。アルミ製のため塗膜が定着しにくく、塗装後に巻き取り部分で塗膜が剥がれたり、動作不良を起こす可能性があります。

👉 対策:シャッター本体は塗らず、汚れが気になる場合は洗浄や交換を検討しましょう。

  

 

②雨戸だけ色が浮いて外壁とのバランスが悪くなった

雨戸は塗装できますが、外壁やサッシと合わない色を選ぶと「そこだけ浮く」失敗に。家全体のバランスを崩す原因になります。

 

よくあるNG例:雨戸が目立った

  

 

対策:外壁・サッシと“調和する色”を選ぶのがコツです

  

+ワンポイント:戸袋もセットで!
雨戸だけを塗って戸袋が色あせたままだと、かえって古びた印象に。
特に玄関まわりにある戸袋は目立ちやすいため、必ず雨戸とセットで色を整えましょう。

 

③シャッターボックスの色が破風や雨樋とバラバラでちぐはぐに

シャッターボックスは塗装可能ですが、他の付帯部(破風・雨樋など)と色がバラバラになるとちぐはぐな印象になります。

👉 対策:付帯部の色を3色以内におさめるのが基本ルール。シャッターボックスの色も、全体のカラープランに合わせましょう。

 

成功のコツ:外壁塗装の前に「色の組み合わせ」を考えておこう!

外壁や屋根、雨樋やシャッターボックス、窓のまわりなど、家の外にはさまざまなパーツがあります。
それぞれの色をバラバラに決めるのではなく、全体で見たときに「統一感があるかどうか」を意識して、色の組み合わせを考えるのが大切です。

「どんな仕上がりになるかイメージしにくい…」という方は、カラーシミュレーションを使ってみるのもおすすめ。実際の写真を使って色のバランスを確認できるので、失敗しにくくなりますよ。

 

まとめ|見落としがちな付帯部こそ、家の印象を左右する

シャッター・雨戸・シャッターボックスは、家の印象を大きく左右する「名脇役」です。それぞれ機能や塗装の可否が異なるため、どこが塗れるか塗れないかをしっかり見極めることが重要です。

外壁塗装の際には、外壁やサッシとのバランスを考えながら、シャッターまわりの色も含めて家全体の統一感を意識した色選びを心がけましょう。こうした細かい付帯部も丁寧に仕上げることで、ぐっとセンスのある外観に仕上がります。

また、塗装業者に相談するときは「塗れる部分」「塗れない部分」や「色の希望」を具体的に伝えておくと、仕上がりに満足しやすくなりますよ。見落としがちな付帯部こそ、おしゃれな家づくりのポイントです。

監修者の顔写真
著者:遠山 百合子(カラーアドバイザー) 外壁塗装会社で10年以上、カラーアドバイザーとしてお客様の色選びをお手伝いしています。これまでにたくさんのカラーシミュレーションやご提案を重ね、「この色にしてよかった」と笑顔になっていただける瞬間を何より大切にしてきました。塗装の現場に触れる中で、塗料や工事内容についても経験を通じて学んできました。「専門的なことがよくわからない」「初めてで不安」という方にも、できるだけやさしく、わかりやすくお伝えできるよう心がけています。大切なお住まいをより素敵に、より長持ちさせるためのお手伝いができれば幸いです。