平屋の外壁塗装、足場代はいくら?費用を抑えるコツと注意点
よくある質問 Q&A
Q.平屋でも足場って必要ですか?
A.はい、平屋でも足場が必要になるケースは多いです。屋根の近くや高い場所の作業は、脚立だけでは届かなかったり、不安定だったりして危険です。足場があることで、職人さんも安全に、そして丁寧に作業ができます。
Q.足場代ってどれくらいかかるもの?
A.一般的な平屋でおおよそ10〜15万円前後が目安です。建物の形状や立地によって変動する場合もあります。
Q.少しでも安くする方法はありますか?
A.他の工事とまとめて実施する、相見積もりを取るなどでコストを抑える工夫は可能です。ただし、安全性を損なわないよう注意しましょう。
こちらは平屋塗装の足場についてよくあるQ&Aです。では実際に、平屋の外壁塗装では足場代がどれくらいかかるのか、費用を少しでも抑えるにはどんな工夫ができるのか、気になるところですよね。ここからは、そんな疑問にお答えするために、平屋の足場代の相場や、費用を抑えるための具体的なポイントについて詳しく解説していきます。
平屋の外壁塗装、足場代はいくら?費用を抑えるコツと注意点
外壁塗装を検討する中で、「平屋だから足場は必要ないのでは?」と考える方も多いかもしれません。しかし実際には、平屋でも足場が必要なケースが多く、足場代がかかることは珍しくありません。
では、どれくらいの費用がかかり、少しでも安く抑える方法はあるのでしょうか?ここでは、平屋の足場代の目安や費用を抑えるポイント、注意点について解説します。
平屋でも足場は必要?その理由とは
平屋の外壁の高さは一般的に2.5〜3メートル程度あります。作業員の安全性や作業効率を考慮すると、安定した足場を組む方が確実かつ安全です。また、塗装の仕上がりにも差が出るため、プロの業者ほど足場の設置を重視します。
平屋の足場代はいくらかかる?
足場代の相場は、1㎡あたり600〜1,000円程度が一般的です。平屋住宅の外周をもとに試算すると、おおよそ10〜15万円前後が目安です。
外周60m × 高さ3m = 約180㎡
180㎡ × 800円(平均) = 144,000円
※足場の単価や面積は、地域・業者・建物の形状によって若干前後します。
※凹凸が多い外壁や、敷地が狭い住宅は、組み方が複雑になりコストが上がることもあります。他の工事(屋根・雨樋など)と一緒に行うことで割安になるケースもあります。
足場代を抑えるコツ?足場代を抑えるためにできる工夫を詳しく解説
平屋の足場代はおおよそ10~15万円前後かかり、決して安くはありません。ですが、以下のような工夫をすることで、費用を抑えられる可能性があります。ただし、安全性や仕上がりに影響する部分もあるため、安さだけにとらわれず、慎重に検討することが大切です。
1.外壁塗装と一緒に屋根塗装など他の工事もまとめて行う
塗装工事をまとめて依頼すると、足場を再利用できるため1回分の足場費用で済むことがあります。たとえば、
- 外壁塗装+屋根塗装
- 外壁塗装+雨樋や軒天の修繕
このように複数の作業を同時に進めることで、結果的に足場代が1回分で済み、コスパが良くなります。後々屋根や他の箇所の工事が必要になる可能性がある場合は最初からセットで見積もってもらうのがおすすめです。
2.相見積もりでしっかり比較を
1社だけの見積もりで決めてしまうと、足場代が相場より高くても気づけないことがあります。必ず2〜3社から見積もりを取り、内容を比較するようにしましょう。
相見積の際、以下のポイントをチェックしてみてください。
・足場代の内訳は妥当か(㎡単価や設置面積が相場と合っているか)
・材料費や手間賃が適正か(人件費・塗料費が極端に高くないか)
・不要な項目や重複した費用が含まれていないか
※注意!価格だけで決めるのはNG
極端に安い業者は、足場の設置が不安定だったり、資格を持たない作業員が作業している場合もあります。安さだけで判断せず、安全性や信頼性もふまえて選ぶことが大切です。
3.地域密着型の業者を選ぶのも一つの方法
足場代を少しでも抑えたいなら、地域密着型の塗装業者を選ぶのもおすすめです。
大手の業者は、広告費や管理コストがかかるため、足場代を含めた全体の費用がやや高くなる傾向があります。一方で、地元の業者は自社で施工を行っている場合が多く、足場も自前で用意できることがあります。その分、費用が抑えられるケースも少なくありません。
また、地域の地理に詳しい業者なら、足場の搬入や設置作業もスムーズです。効率よく作業を進めてくれる可能性が高く、無駄な手間や時間が減る分、コストにも良い影響が出ることがあります。ただし、地域業者であっても、見積もり内容や実績をしっかり確認することは大切です。価格だけでなく、信頼できる対応や施工品質も重視しましょう。
4.足場が不要なケースを相談してみる
平屋で建物の構造がシンプルな場合、一部の塗装作業に限っては、足場を使わずに対応できるケースもあります。たとえば、脚立で届く範囲の作業などが該当します。ただし、これは安全面や仕上がりに問題がないと業者が判断した場合に限られます。安易に足場を省略すると、職人の作業が不安定になったり、仕上がりが雑になるリスクもあるため注意が必要です。
まずは業者に相談して、足場が本当に必要かどうかを一緒に判断してもらいましょう。
安全性や品質が確保できない場合は、無理に足場を省略しない方が結果的に安心です。
5.時期やキャンペーンを活用する
業者によっては閑散期(梅雨前や年末年始など)にキャンペーンを行っていることがあります。その際、「足場代割引」や「塗料グレードアップ」などの特典がつくこともあるので、気になる業者の情報はチェックしておきましょう。
※ただし足場代無料は気を付けましょう。足場代無料だと見せかけて、「施工費単価」や「材料費単価」など他の項目に足場代分の費用が加算されている可能性があります。
通常足場の設置解体には、少なくとも2日間は必要になり、人件費や運搬費もかかってきます。サービスで足場代金を少し割り引くことはあっても、無料はありえません。業者によっては“キャンペーン”などで足場代を割引することもありますが、施工品質や見積もり内容に注意が必要です。「足場無料」という言葉は営業トークです。無料という言葉に惑わされることなく業者を選ぶようにしましょう。
まとめ
平屋の外壁塗装では、足場の費用も気になるポイントですよね。
とはいえ、足場は安心して安全に作業を進めるために欠かせない設備です。だからこそ、「コスト」と「安全性」のバランスがとても大切です。足場代を少しでも節約するには、「工事をまとめて依頼する」「複数の業者で見積もりを比べる」「地元の業者を活用する」など、いくつかの工夫があります。
ただし、安さだけを重視してしまうと、安全性や仕上がりの品質が下がってしまうことも。
それでは結局、あとから修理が必要になったり、トラブルにつながってしまう可能性があります。
だからこそ、「安心して任せられる業者」を選ぶことが、結果的に一番の節約になります。
しっかり話を聞いてくれる業者と相談しながら、安全性も仕上がりも納得できる、適正な価格の工事を目指しましょう。