更新日:2026年3月4日
「外壁塗装っていくらかかるの?」
「できるだけ費用を安く抑えたい…」
「でも、安すぎる業者はちょっと不安…」
外壁塗装は数十万円〜100万円以上かかることもある高額工事です。
だからこそ、“少しでも安く、でも失敗はしたくない”というのが本音ではないでしょうか。
この記事では、
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外壁塗装の費用相場
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工事費用を安く抑える具体的な方法
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格安業者に注意すべき理由
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火災保険や助成金の活用法
まで、プロ目線でわかりやすく解説します。
外壁塗装の費用相場はいくら?
まずは相場を知ることが重要です。
■ 一般的な費用相場(30坪住宅の場合)
| 内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 外壁塗装のみ | 60〜100万円前後 |
| 外壁+屋根塗装 | 80〜150万円前後 |
※使用する塗料の種類、建物の劣化状況、足場の大きさや立地条件などによって金額は変わります。
外壁塗装の費用は、お住まいの状態や選ぶ塗料によって差が出るため、「必ずこの金額になる」とは言い切れません。
ただし、おおよその目安を知っておくことで、見積もりを受け取った際に
「相場とかけ離れていないか」
「なぜこの金額なのか」
を冷静に判断しやすくなります。
まずは相場感をつかんだうえで、複数の見積もりを比較することが大切です。
外壁塗装の費用を安く抑える12の方法
① 相見積もりを必ず取る
外壁塗装は業者ごとに単価設定や計算方法が異なります。
同じ30坪の住宅でも、10万円〜30万円差が出ることは珍しくありません。
相見積もりのポイント
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2〜3社に依頼する
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同じ条件(塗料・施工範囲)で比較する
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金額だけでなく内容を見る
金額の比較だけでなく、「説明の丁寧さ」「提案力」も判断基準になります。
② 見積書の内容を細かく確認する
見積書は必ず“詳細記載”を確認しましょう。
チェックポイント
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塗料の商品名が明記されているか
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塗装面積(㎡)が書いてあるか
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3回塗りになっているか
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足場代は別途か込みか
「外壁塗装一式」といった曖昧な表記は要注意です。
③ 地域密着の塗装専門店に依頼する
大手ハウスメーカーは下請け施工になるケースが多く、中間マージンが発生します。
地域密着店は、
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直接施工
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広告費が少ない
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地域評判を大切にしている
という特徴があり、価格と品質のバランスが良い傾向があります。
④火災保険を利用する
台風・雹・強風など自然災害による損傷は保険対象になる可能性があります。
例
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飛来物で外壁が破損
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台風で屋根材が割れた
※ただし「経年劣化」は対象外です。
まずは保険証券を確認し、適用条件を把握しましょう。
⑤ 助成金・補助金を確認する
自治体によっては外壁塗装に補助金制度があります。
特に
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省エネ塗料使用
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遮熱塗料使用
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地元業者施工
などが条件になる場合があります。
予算がなくなり次第終了することもあるため、早めの確認が重要です。
⑥外壁と屋根は同時に施工する
足場代は約15〜25万円が目安。
外壁と屋根を別々に施工すると、足場代が2回かかります。
ただし、屋根の劣化が軽微な場合は無理に同時施工しなくてもよいケースもあります。
⑦ 高耐久塗料を選ぶ
外壁塗装に使用される塗料にはさまざまな種類がありますが、現在主流となっているのは
シリコン塗料・ラジカル制御型塗料・フッ素塗料・無機塗料です。
これらは価格と耐久性のバランスに違いがあり、建物の状態や今後の住まい方によって選択が変わります。
■ 耐用年数の目安
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シリコン塗料:8〜12年
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ラジカル制御型塗料:12〜15年
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フッ素塗料:15〜20年
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無機塗料:20年以上
ラジカル制御型塗料は、紫外線による塗膜劣化の原因となる「ラジカル」の発生を抑える機能を持った塗料で、近年非常に人気があります。シリコンよりもやや高額ですが、その分耐久性が向上しており、コストパフォーマンスに優れています。
フッ素塗料や無機塗料はさらに高耐久で、塗り替え回数を減らしたい方に向いています。
初期費用は
シリコン < ラジカル < フッ素 < 無機
の順に高くなる傾向があります。
しかし、耐用年数が長いということは、次の塗り替えまでの期間が延びるということです。塗り替えのたびに必要となる足場代や施工費を考えると、長期的にはトータルコストを抑えられる可能性があります。
外壁塗装は「今いくらかかるか」だけでなく、10年・20年単位での総コストを考えて選ぶことが大切です。
⑧ キャンペーンを活用する
塗装業者のキャンペーンは
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足場代無料
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塗料グレードアップ
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地域限定割引
などがあります。
ただし「今だけ」「今日契約なら」という即決営業には注意しましょう。
⑨日頃のお手入れ
外壁の汚れやコケは塗膜劣化を早めます。
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軽い水洗い
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ひび割れの早期補修
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コーキングの確認
を定期的に行うことで、塗装周期を延ばせます。
⑩ 繁忙期を避ける
春(3〜5月)・秋(9〜11月)は繁忙期です。
閑散期(梅雨前後・真夏・真冬)は価格交渉がしやすい場合があります。
⑪ 必要のないオプションを削る
過剰な高級塗料提案や不要な部位塗装が含まれていないか確認しましょう。
「なぜ必要なのか」を必ず質問することが大切です。
⑫ 優良業者を選ぶ
最終的に一番の節約は「失敗しないこと」です。
失敗すると
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再塗装
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補修工事
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追加費用
が発生します。
優良業者の特徴:
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詳細な見積書
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現地調査が丁寧
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保証が明確
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施工事例が豊富
安さだけでなく、総合的に判断しましょう。
外壁塗装|主流塗料の費用比較表
※30坪(外壁面積 約120㎡)を想定
※足場代込みの目安価格
※劣化状況により変動します
| 塗料の種類 | 費用目安 | 耐用年数 | 特徴 | コスパ評価 |
|---|---|---|---|---|
| シリコン塗料 | 70〜100万円 | 10〜13年 | 価格と耐久性のバランスが良い | ★★★★☆ |
| ラジカル制御型塗料 | 80〜110万円 | 12〜15年 | 紫外線劣化を抑える最新型 | ★★★★★ |
| フッ素塗料 | 100〜130万円 | 15〜20年 | 高耐久・メンテ回数が少ない | ★★★★☆ |
| 無機塗料 | 110〜150万円 | 20年以上 | 最高クラスの耐久性 | ★★★★★ |
各塗料の詳しい解説
■ シリコン塗料
現在もっとも選ばれている塗料です。
価格と耐久性のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れています。
「なるべく費用を抑えたいけれど、10年以上は持たせたい」という方におすすめです。
■ ラジカル制御型塗料
紫外線による塗膜劣化を抑える成分を含む塗料です。
シリコンよりやや高額ですが、耐久性が高く、近年非常に人気があります。
長期的に見て費用対効果が高い塗料です。
■ フッ素塗料
耐久性に優れ、メンテナンス回数を減らせる塗料です。
初期費用は高めですが、15年以上持つケースも多く、
長期的なコスト削減につながります。
■ 無機塗料
現在最高クラスの耐久性を誇る塗料です。
紫外線や雨風に非常に強く、20年以上の耐用年数が期待できます。
「次の塗り替えをできるだけ先に延ばしたい」という方に適しています。
【重要】トータルコストで考える
例えば…
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シリコン(12年)を2回施工 → 約180〜200万円
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無機(20年以上)を1回施工 → 約130〜150万円
初期費用が安くても、塗り替え回数が増えれば総額は高くなることがあります。
外壁塗装は「その時の金額」ではなく
10年・20年単位の総コストで考えることが大切です。
要注意!極端な格安業者が危険な理由
・塗料の希釈
・工程省略
・後から追加請求
などのトラブル事例もあります。
「なぜ安いのか」を必ず確認しましょう。
よくある質問
Q. 外壁塗装は本当に100万円もかかるのですか?
外壁塗装の費用は、建物の大きさや選ぶ塗料、劣化状況によって変わります。
一般的な30坪程度の住宅の場合、80万円前後がひとつの目安です。
ただし、屋根塗装も同時に行う場合や高耐久塗料を選ぶ場合は、100万円を超えるケースもあります。
まずはご自宅の状態を確認し、複数社の見積もりを比較することが大切です。
Q. 見積もり後に追加費用が発生することはありますか?
可能性はあります。
例えば、足場を組んでから初めて分かる下地の傷みや、想定以上の劣化が見つかった場合には、補修工事が必要になることがあります。
ただし、信頼できる業者であれば、
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追加が発生する可能性があるかどうか
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発生した場合はいくらかかるのか
を事前に説明してくれます。
契約前に「追加費用が出るケースはありますか?」と確認しておくと安心です。
Q. 外壁塗装は何年ごとに行えばよいですか?
一般的には10〜15年が目安とされています。
ただし、
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塗料の種類
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日当たりや立地環境
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海沿い・寒冷地などの条件
によって劣化スピードは変わります。
外壁に
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色あせ
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ひび割れ
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チョーキング(手に白い粉が付く)
といった症状が見られたら、点検のサインです。
定期的にプロの診断を受けることで、無駄な出費を防ぐことができます。
まとめ
安さだけで決めないことが最大の節約
外壁塗装は“安さ”だけで選ぶと失敗するリスクがあります。
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相見積もりを取る
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内容を理解する
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火災保険や助成金を確認する
これだけでも数十万円変わることがあります。
まずは現状を知ることから始めてみませんか?

















