更新日:2026年1月23日
雨樋って塗装やメンテナンスは必要なの?
外壁塗装を検討される際、雨樋はつい後回しにされがちな部分です。
しかし雨樋は、外壁や建物の寿命を守るために欠かせない重要な設備です。
実は、
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雨樋の不具合を放置することで
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外壁の汚れ・劣化
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雨漏りや基礎の傷み
といった深刻なトラブルに発展するケースも少なくありません。
この記事では、
雨樋の役割・塗装や修理が必要な理由・正しいメンテナンス方法を、塗装のプロ目線で分かりやすく解説します。
雨樋の役割とは?
雨樋とは、屋根に降った雨水を集め、地面や排水溝へスムーズに流すための設備です。
普段あまり目立ちませんが、日本のように雨の多い気候では欠かせない存在です。
雨樋が果たしている重要な役割
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雨水を適切に排水し、外壁の汚れ・劣化を防ぐ
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雨水の跳ね返りによる外壁・基礎へのダメージを防止
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雨漏りやシロアリ被害のリスクを軽減
雨樋が正常に機能していることで、建物全体の耐久性が保たれているのです。
雨樋を放置すると起こる5つのトラブル
雨樋に不具合があると、次のようなトラブルが起こる可能性があります。
①外壁に雨だれ汚れが発生する
雨樋が詰まったり外れたりすると、雨水が壁を伝って流れ、
黒ずみ・雨だれ汚れ・塗膜劣化の原因になります。
②雨水が地面に集中し、基礎まわりの劣化や土の流出につながる
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土の流出
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基礎周りの湿気増加
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コンクリートの劣化を早める
③軒先や外壁の隙間から雨水が回り、雨漏りの原因になることがある
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軒先・破風・外壁取り合い部に水が回る
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既存の劣化部分から侵入する
④建物周辺の湿気が増え、カビやシロアリ発生のリスクが高まる
特に木造住宅では、
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基礎周り
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床下
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外壁内部
の湿気が増え、シロアリ・腐朽菌・カビのリスクが高まります。
⑤雨音が大きくなり、騒音トラブルにつながる場合がある
外れた雨樋や、途中で水が落ちる状態になると、
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金属音
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水が叩きつける音
が発生し、夜間や集合住宅では騒音トラブルになることがあります。
「まだ大丈夫」と放置してしまうと、
外壁や基礎など他の部分まで傷み、結果的に修理費用が高額になるケースも少なくありません。
雨樋の塗装は必要?【結論:保護と美観のため】
雨樋塗装の目的
雨樋の塗装は、雨樋そのものを修理するためのものではありません。
主な目的は以下の2つです。
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紫外線や雨風から雨樋を守る
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外壁・屋根との見た目を整える
素材自体が丈夫な雨樋は、必ずしも塗装が必要なわけではありません。
ただし、色あせや劣化が目立ってきた場合は、塗装することで建物全体の印象が大きく変わります。
※ひび割れ・歪みなどの不具合は、塗装では改善できません。
雨樋塗装で失敗しないための3つの注意点
雨樋を塗装する場合は、以下のポイントが重要です。
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ケレン作業(下地処理)をしっかり行う
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塗装は2回以上重ね塗りする
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外壁や屋根と同等の耐久性を持つ塗料を使用する
外壁塗装と同時に行うことで、足場代を抑えられるため、費用面でもおすすめです。
雨樋のメンテナンス方法【症状別】
部分補修で対応できるケース
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接続部の緩み・外れ
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小さなひび割れや穴
軽微な不具合であれば、補修やテープ処理で対応可能です。
部分交換が必要なケース
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一部が割れている・欠落している
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雨樋が傾いている
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金具が曲がっている・錆びている
1〜2箇所程度であれば、部分交換で済むこともあります。
全交換を検討すべきケース
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劣化や破損箇所が複数ある
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設置から20年以上経過している
雨樋の耐用年数は、一般的に15〜20年程度です。
長期間使用している場合は、全交換をおすすめします。
雨樋修理に火災保険が使える場合とは?
雨樋の破損が台風・強風・雪・雹などの自然災害によるものであれば、
火災保険が適用される可能性があります。
ただし、
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補償内容や免責金額は契約内容によって異なり、
必ずしも「修理費用20万円以上」が条件とは限りません。 -
被害発生から3年以内であること
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経年劣化や詰まりによる破損は対象外
といった点には注意が必要です。
まとめ|雨樋は外壁塗装と一緒に点検・メンテナンスを
雨樋は普段目立たない部分ですが、建物を守る重要な役割を担っています。
不具合を放置すると、外壁や基礎の劣化、雨漏りなど深刻なトラブルにつながります。
外壁塗装を検討するタイミングで、
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雨樋の点検
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塗装や補修の必要性チェック
を同時に行うことで、長期的なメンテナンスコストを抑えることが可能です。
気になる症状がある場合は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。











