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屋根塗料の選び方完全ガイド|種類・色・地域別おすすめ・費用相場まで解説

目次

「屋根塗装を考えているけど、塗料ってたくさん種類があってよく分からない…」
そう思われる方、とても多いんです。

遮熱塗料・断熱塗料・フッ素塗料など、名前は聞いたことがあっても、
「どれが自分の家に合うの?」 と迷ってしまいますよね。

実際、

  • 住んでいる地域の 気候

  • 屋根の 材質

  • 選ぶ

によっても、塗料の向き不向きは変わります。さらに、費用や耐用年数も塗料ごとにバラバラ…。業者によっておすすめが違うので、混乱してしまうのも当然です。

そこで私たちは、お客様にできるだけ分かりやすく選んでいただけるよう、

👉 塗料の種類ごとの特徴
👉 地域に合わせたおすすめポイント
👉 色選びのコツ
👉 費用の目安

をまとめました。

最後までお読みいただければ、
「自分の家にはこの塗料が合っているな」 とイメージできて、納得のいく選択ができるようになると思います。

 

屋根塗料の種類と特徴

屋根塗料は大きく分けて5種類あり、それぞれに特徴や耐久性、価格、向いている環境が異なります。
ここでは、各塗料のメリット・デメリット、耐用年数や費用の目安も含めて解説します。
自宅の屋根にぴったりの塗料を選ぶ参考にしてください。

 

塗料の種類 特徴 メリット デメリット 向いている条件・地域
遮熱塗料 太陽光を反射し、屋根の温度上昇を抑える 夏の暑さ対策に効果的で冷房費削減にもつながる 初期費用はやや高め 高温多湿や南向き屋根におすすめ
断熱塗料 遮熱に加え、熱を伝えにくくする層を作る 夏は涼しく、冬は暖かく快適な室温を維持 価格が高め 寒冷地や温度差の大きい地域に適する
フッ素塗料 耐用年数が長く紫外線や雨風に強い メンテナンス回数を減らせて長期コスト削減になる 初期費用が高い 長寿命を求める住宅向け
シリコン塗料 コストと耐久性のバランスが良い コストパフォーマンスが高く一般的に人気 フッ素ほどの耐久性はない 多くの地域で標準的に使われる
ウレタン塗料 柔軟性があり短期的な塗り替えに適する 価格が安く予算重視の工事に向く 耐久性が短く頻繁な塗り替えが必要 短期間の応急補修や部分塗装におすすめ

 

1. 遮熱塗料|夏の暑さ対策に効果的

遮熱塗料は、太陽光の赤外線を反射し、屋根の表面温度上昇を抑える特殊な塗料です。
夏の強い日差しで屋根が熱くなるのを防ぎ、室内の温度上昇を最大3〜5℃程度軽減できるため、冷房費削減に役立ちます。
特に高温多湿な地域や、南向き・西向きの屋根におすすめです。

メリット

  • 冷房効率が上がり、光熱費が節約できる

  • 屋根材の熱劣化を遅らせ、寿命を延ばす

デメリット

  • 冬は日射熱が室内に入りにくく、暖房効率が落ちることがある

  • 色や塗り方によって効果が異なり、選定が重要

耐用年数の目安:約8〜12年
費用相場:約2,500〜4,000円/㎡

 

遮熱塗料の詳しい仕組みや、屋根の色別の効果、光熱費削減の目安については、

👉遮熱塗料の仕組みと屋根への効果|光熱費削減の目安も解説で詳しく解説しています。

 

2. 断熱塗料|一年中快適な室温を保つ

断熱塗料は、遮熱効果に加え熱を通しにくいセラミックなどの成分を含み、熱の伝達を遮断します。
夏は外からの熱を防ぎ、冬は室内の暖気を逃がさないため、四季を通して快適な室温を維持します。
寒冷地や寒暖差の大きい地域で特に効果を発揮します。

メリット

  • 夏も冬も快適な温度を保てる

  • 防音効果や結露防止効果がある製品も多い

デメリット

  • 遮熱塗料より即効性の温度低減はやや劣る

  • 価格が高く、施工費用も割高になる傾向

耐用年数の目安:約10〜15年
費用相場:約3,000〜5,000円/㎡

 

断熱塗料の仕組みと効果や冬の暖房効率アップのポイントは、こちらの解説をご覧ください

👉断熱塗料の仕組みと効果|冬も快適に過ごせる理由を解説

 

3. フッ素塗料|高耐久・長寿命でメンテナンス回数を減らす

フッ素塗料は紫外線や酸性雨に強く、耐用年数が15〜20年と非常に長い高性能塗料です。
耐久性が高いため塗り替え回数が減り、長期的なコストパフォーマンスに優れています。
海沿いや紫外線が強い地域に特に適しています。

メリット

  • 汚れや色あせに強く、美観を長期間保つ

  • メンテナンス頻度を減らせるため長期的に経済的

デメリット

  • 初期費用が高く、予算が限られる場合は選びにくい

  • 弾性が低いため、動きの激しい屋根材には不向きなことも

耐用年数の目安:15〜20年
費用相場:約4,500〜7,000円/㎡

 

4. シリコン塗料|コストと耐久性のバランスが良い

シリコン塗料は価格と性能のバランスに優れ、屋根塗装で最もよく使われる塗料の一つです。
耐用年数は8〜12年程度で、耐候性や防汚性にも優れています。

メリット

  • コストパフォーマンスが高く予算内で選びやすい

  • 光沢が長持ちし、美観を維持できる

  • ほぼすべての屋根材に対応可能

デメリット

  • フッ素塗料ほどの耐久性はない

  • 長期的には塗り替え回数がやや多くなる

耐用年数の目安:8〜12年
費用相場:約2,500〜4,500円/㎡

 

5. ウレタン塗料|短期的な塗り替えや予算重視におすすめ

ウレタン塗料は柔軟性があり密着性が高いので、細かい部分や複雑な形状の屋根にも適しています。
耐用年数は6〜8年と短めですが、予算を抑えたい場合や部分補修に向いています。

メリット

  • 価格が安く、低予算で施工可能

  • 柔軟性があり、クラックに追従しやすい

デメリット

  • 耐久性が低く、紫外線劣化も早い

  • 長期的には塗り替え頻度が増える可能性がある

耐用年数の目安:6〜8年
費用相場:約1,800〜3,000円/㎡

 

地域別おすすめ屋根塗料

屋根塗料は全国どこでも同じものが最適とは限りません。
気候や降雪量、紫外線、塩害など、地域特有の条件に合わせて選ばれる傾向があります。
以下は、実際によく選ばれている塗料の例です。あくまで目安としてご参考ください。

最終的には現地調査で屋根材や立地条件を確認した上で判断することが大切です。

地域 気候の特徴 よく選ばれる塗料例 選ばれる理由
北海道・東北 寒冷・豪雪 断熱塗料、弾性シリコン 冬の暖房効率を高めたい方や、凍結による割れを防ぎたい方に人気です。
関東・中部内陸部 夏暑く冬寒い 断熱+遮熱塗料 年間を通して温度を快適に保ちたい方に選ばれることが多いです。
関西・中国・四国 高温多湿・台風 遮熱塗料、フッ素塗料 猛暑や紫外線、雨風の影響から屋根を守りたい方に人気です。
九州・沖縄 紫外線・塩害強い フッ素塗料、遮熱塗料 塩害や強い日差しに耐えやすく、長持ちさせたい方に選ばれています。
沿岸部全域 潮風・塩害 フッ素塗料、無機塗料 潮風や湿気による劣化が気になる方におすすめです。

補足:シリコン塗料について
シリコン塗料は耐久性とコストのバランスが良く、全国的に最もよく使われている塗料の一つです。今回の地域別おすすめ塗料表では、特にその地域の気候や環境に適した塗料を中心にご紹介していますが、シリコン塗料は幅広い地域で汎用的に選ばれています。特化型の塗料と比べて突出した特徴はありませんが、コストパフォーマンスの高さから、多くの住宅で標準的に採用されています。

 

屋根塗料の色選びと効果

屋根の色選びは、見た目の印象だけでなく、建物の快適性や耐久性にも大きく影響します。
ここでは屋根色による効果や選び方のポイント、地域別のおすすめカラーを解説します。

 

1. 屋根の色がもたらす温度変化の仕組み

屋根の色は、太陽光の吸収・反射率に大きく関係しています。

  • 濃い色(黒・茶・濃いグレー):光を吸収しやすく、屋根表面が高温になりやすい

  • 薄い色(白・ベージュ・淡いグレー):光を反射しやすく、屋根が熱くなりにくい

そのため、濃色屋根は遮熱塗料や耐熱塗料と組み合わせることで暑さ対策が重要になります。
逆に薄色屋根は遮熱効果が高く暑さ対策に優れる一方、汚れや色あせが目立ちやすいデメリットもあります。
どちらの色を選ぶ場合でも、定期的なメンテナンスが重要です。

 

2. 色別のメリット・デメリットと適した条件

まずは代表的な色タイプごとの特徴を一覧にまとめます。
地域や住宅条件によって選びやすい色の目安として参考にしてください。

色のタイプ メリット デメリット 向いている条件
濃色系(黒・茶・濃いグレー) シックで重厚感のある外観。汚れが目立ちにくい 夏の熱吸収が大きいため、遮熱塗料と組み合わせたい 寒暖差の大きい地域や、冬の暖房効率を重視する場合
明るい色系(白・ベージュ・淡いグレー) 遮熱効果が高く、家全体を明るく見せられる 汚れやカビが目立ちやすい 高温多湿・猛暑地域、涼しさを重視する場合
アクセントカラー(赤・緑など) 個性的でおしゃれな外観にできる 色あせや耐久性に注意が必要 デザイン重視の住宅や部分的なアクセント使い

⚠️ 注意:色の選び方は地域の気候だけでなく、屋根材の種類・形状・方角・日照・周囲の景観なども影響します。

 

最新の人気色ランキングや、失敗しない色選びのポイントは
👉[2025年版|後悔しない屋根色の選び方+人気色ランキング]で詳しく解説しています。

 

3. 屋根塗料の色選びで注意したいポイント

実際に屋根色を決めるときには、以下の点を意識しましょう。

  • 濃色系は冬の暖房効率アップに役立ちますが、夏場の暑さ対策には遮熱塗料を併用するのが安心です。

  • 明るい色系は夏を快適に過ごしやすいですが、汚れやすさが気になる場合は防汚性能のある塗料を選ぶのがポイントです。

  • アクセントカラーは外観を引き立てますが、長期的な色持ちを考えるなら慎重に選ぶ必要があります。

さらに、屋根の形状や周囲の環境によっても見え方は大きく変わります。
そのため、色見本やカラーシミュレーションを使って仕上がりを確認することが失敗しないコツです。

💡 豆知識:特殊用途の屋根色について
工場や倉庫などの産業施設では、暑さ対策のために白系やシルバー系の明るい色が多く採用されています。
これらは太陽光を反射しやすく、建物内部の温度上昇を抑える効果が高いため、冷却コストの削減にもつながります。

一般住宅とは目的や条件が異なるため、色選びの基準も変わってきます。
屋根の色を決める際は、建物の種類や用途に応じた最適な選択が大切です。

 

4. 色選びのポイントまとめ

  • 住んでいる地域の気候条件を第一に考える

  • 遮熱塗料と組み合わせて総合的に暑さ・寒さ対策をする

  • 建物全体の外観との調和を意識する

  • 汚れやメンテナンス性も視野に入れて選ぶ

👉 最終的には、専門業者と相談しながらシミュレーションを活用して確認することが、失敗しない屋根塗装のポイントです。

 

屋根塗料の費用相場と寿命

屋根塗装を検討するとき、費用と耐用年数(寿命)は最も気になるポイントです。
ここでは主な屋根塗料の費用相場と耐用年数の目安をわかりやすく解説します。

 

塗料の種類 費用相場(税込/㎡) 耐用年数の目安 備考
ウレタン塗料 約1,800〜3,000円 約6〜8年 価格は安いが耐久性は短め
シリコン塗料 約2,500〜4,500円 約8〜12年 バランスの良い価格帯
遮熱塗料 約2,500〜4,000円 約8〜12年 遮熱性能のあるタイプ
断熱塗料 約3,000〜5,000円 約10〜15年 高機能で価格はやや高め
フッ素塗料 約4,500〜7,000円 約15〜20年 高耐久・高価格帯

費用と耐用年数のバランスを考えるポイント

  • 初期費用だけでなく、長く使えるかも重視しましょう。

  • 住環境や予算に合った塗料選びが大切です。

  • メンテナンス計画も忘れずに考慮しましょう。

 

その他にかかる費用

  • 足場代:塗装面積や建物形状により異なりますが、一般的には約15〜30万円。
    ※外壁塗装と同時に行う場合は足場代を節約できますが、屋根塗装だけを行う場合でも、安全性と作業性の確保のために足場は設置が必要です。

  • 高圧洗浄・下地補修費用:屋根の劣化状態に応じてかかります。
    外壁塗装と同時の場合はまとめて行えるため費用を抑えられます。

  • 付帯部塗装費用:破風板や軒天など、屋根周りの付帯部塗装費用です。
    外壁塗装の付帯部とは別にかかります。

※屋根塗装の費用は、塗料の種類や耐用年数、付帯工事の有無によって大きく変わります。
最適な塗料選びは、初期費用と長期的なコストバランスを考慮し、地域や屋根の状態を踏まえた上で決めることが重要です。

 

業者選びのポイント

屋根塗装の成功は業者選びがカギです。信頼できる業者を見極めるためのポイントを押さえましょう。

  • 複数の見積もりを比較する
    価格だけでなく、施工内容や保証内容も比較しましょう。

  • 施工実績や口コミを確認する
    公式サイトや口コミサイトで評価や施工写真をチェック。

  • 適切な資格や許可を持っているか
    塗装工事業の許可や建築関連の資格があるか確認しましょう。

  • 契約内容をしっかり確認する
    工事範囲、保証期間、追加費用の有無を明確に。

  • 訪問営業や強引な勧誘には注意
    不自然に急かす業者は避けるのが無難です

 

よくある質問(Q&A)

Q1. 屋根塗装は何年ごとに必要ですか?
A. 一般的には8〜15年が目安ですが、塗料の種類や地域環境によって異なります。

Q2. 雨の日に塗装はできますか?

A. 基本的にはできません。塗料の乾燥不良やムラの原因になるためです。
ただし、雨の日でも以下の作業は可能です。

  • 足場の組み立てやシート養生

  • 高圧洗浄(小雨程度であれば可能)

  • 室内からの色確認や仕様の最終打ち合わせ

Q3. 塗料の色は途中で変更できますか?
A. 可能ですが、着工前(塗装作業に入る前)に決めておくのがスムーズです。
塗装が始まってからの色変更は、材料の追加発注や工期延長、費用増加につながる場合があります。

Q4. 施工中は家にいても大丈夫ですか?

A. 基本的には問題ありませんが、塗料の臭いに注意が必要です。
出かける場合は、以下の点に気を付けましょう。

  • 足場や養生シートの出入り口が限られるため、工事担当者に外出・帰宅時間を伝えておく

  • 玄関周辺で作業中の場合、塗料や器具に接触しないよう別の出入り口を使えるか確認する

  • 防犯のため、外出時は窓やドアの施錠を忘れずに

Q5. 追加費用が発生することはありますか?
A. 下地補修が必要な場合などに発生することがあります。事前に見積もりをよく確認しましょう。

 

まとめ

屋根塗装は、家を守りながら快適な暮らしを続けるために欠かせない大切なメンテナンスです。
ただし、屋根は普段なかなか目にすることができないため、劣化に気付きにくい部分でもあります。だからこそ、外壁とあわせて定期的に点検・塗装を行うことが大切です。

また、外壁塗装と屋根塗装を同時に施工することで、足場代を一度で済ませられるため、費用の節約にもつながります。結果的にメンテナンスコストを抑えつつ、住まい全体をしっかり守ることができるのです。

塗料の種類や色選びは迷いやすいポイントですが、屋根や外壁の色は見た目の印象だけでなく、住まいの温度や耐久性にも影響します。地域の気候や環境によっても最適な選択は変わりますので、不安なときはぜひ専門の業者に相談してみてくださいね。

皆さんの大切な家が、これからも長く快適で安全な場所であり続けるように、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

監修者の顔写真
著者:遠山 百合子(カラーアドバイザー) 外壁塗装会社で10年以上、カラーアドバイザーとしてお客様の色選びをお手伝いしています。これまでにたくさんのカラーシミュレーションやご提案を重ね、「この色にしてよかった」と笑顔になっていただける瞬間を何より大切にしてきました。塗装の現場に触れる中で、塗料や工事内容についても経験を通じて学んできました。「専門的なことがよくわからない」「初めてで不安」という方にも、できるだけやさしく、わかりやすくお伝えできるよう心がけています。大切なお住まいをより素敵に、より長持ちさせるためのお手伝いができれば幸いです。

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