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外壁塗装の工事の流れを順番に解説|期間・生活への影響・確認ポイントまで

目次

更新日:2026年6月8日

「外壁塗装って、実際にはどんな流れで進むの?」
「工事中は何日くらいかかるの?」
「洗濯物や窓の開け閉め、エアコンはどうなるの?」

初めて外壁塗装を検討される方にとって、工事の流れが見えないことは大きな不安につながりやすいものです。
外壁塗装は、ただ外壁に塗料を塗るだけの工事ではありません。
足場の設置、高圧洗浄、下地処理、養生、下塗り、中塗り、上塗り、完了検査など、いくつもの工程を順番に進めていきます。

中でも、下地処理や乾燥時間、塗布量の管理などは、完成後の見た目だけでは分かりにくい部分です。
しかし、こうした見えにくい工程こそ、塗装の仕上がりや耐久性に大きく関わります。

この記事では、外壁塗装の工事の流れを順番に解説しながら、工事期間の目安、工事中の生活で気をつけたいこと、見積もりや工程表で確認しておきたいポイントまで分かりやすくご紹介します。

この記事で分かること
・外壁塗装の工事期間の目安
・外壁塗装の基本的な工程
・工事中の洗濯物・窓・エアコン・在宅の考え方
・工期が短すぎる場合に確認したいこと
・契約前に見ておきたい工程表と見積もりのポイント

 

外壁塗装の工事期間は何日くらい?

一般的な戸建て住宅の場合、外壁塗装の工事期間は約10日〜14日程度がひとつの目安です。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、建物の大きさや劣化状況、屋根塗装の有無、天候などによって前後します。

たとえば、外壁だけの塗装なのか、屋根塗装も一緒に行うのかによって、必要な作業量は変わります。
また、外壁のひび割れやコーキングの劣化が多い場合は、塗装前の補修に時間がかかることもあります。

工事内容期間の目安補足

外壁塗装のみ約10日〜14日建物の大きさや外壁の劣化状況、天候によって前後します。外壁塗装+屋根塗装約14日〜20日程度屋根の勾配や劣化状況に加え、雨天や強風などの天候によって長くなることがあります。補修箇所が多い場合通常より長くなる場合ありひび割れ補修、コーキング工事、鉄部のサビ処理などが必要な場合は、作業内容や天候により工期が延びることがあります。

工事内容 期間の目安 補足
外壁塗装のみ 約10日〜14日 建物の大きさや外壁の劣化状況、天候によって前後します。
外壁塗装+屋根塗装 約14日〜20日程度 屋根の勾配や劣化状況に加え、雨天や強風などの天候によって長くなることがあります。
補修箇所が多い場合 通常より長くなる場合あり ひび割れ補修、コーキング工事、鉄部のサビ処理などが必要な場合は、作業内容や天候により工期が延びることがあります。

外壁塗装では、雨の日や湿度が高い日、気温が低すぎる日には作業を進めにくい工程があります。
無理に工事を進めると、塗料の乾燥や密着に影響することがあるため、天候によって工期が延びることもあります。

 

工期が短すぎる場合は確認が必要です

外壁塗装では、「できるだけ早く終わらせてほしい」と考える方も多いと思います。
確かに、足場がある期間は生活に不便を感じる場面もありますし、工事期間は短い方が助かると感じるかもしれません。

ただし、外壁塗装は必要な工程を省いてよい工事ではありません。
高圧洗浄後の乾燥、下地処理、下塗り・中塗り・上塗りそれぞれの乾燥時間など、守るべき手順があります。

注意したいポイント
極端に短い工期を提示された場合は、下地処理や乾燥時間、塗装回数がきちんと確保されているか確認しておくと安心です。
「早いから良い工事」とは限らず、必要な工程を丁寧に行うことが大切です。

 

外壁塗装の工事の流れ一覧

外壁塗装の基本的な流れは、次のようになります。
建物の状態施工内容によって順番や日数が変わることもありますが、全体像を知っておくと、工事中の不安を減らしやすくなります。

工程 目安 お客様が確認したいこと
近隣挨拶 工事前 挨拶範囲、工事日程、車両や騒音の説明
足場設置 1日程度 車、植木鉢、自転車、騒音への配慮
高圧洗浄 1日程度 窓の施錠、洗濯物、室内への水の入り込み対策
下地処理 1〜2日程度 ひび割れ、コーキング、サビ、浮きや剥がれの補修
養生 1日程度 窓の開閉、エアコン使用、玄関まわりの出入り
下塗り 1日程度 外壁材や劣化状況に合う下塗り材か
中塗り 1日程度 塗布量、色、乾燥時間
上塗り 1日程度 仕上がり、色ムラ、塗り残し
完了検査・足場解体 1〜2日程度 最終確認、清掃、保証内容、工事写真

 

外壁塗装の工事の流れを順番に解説

 

1. 近隣挨拶

外壁塗装工事の前には、近隣の方へ工事のご挨拶を行います。
工事中は、足場設置時の金属音、高圧洗浄時の水しぶき、作業車両の出入り、塗料のにおいなど、近隣の方に少なからず影響が出ることがあります。

そのため、工事の開始日やおおよその期間、作業時間、注意点などを事前に伝えておくことが大切です。
多くの場合、施工業者が近隣挨拶を行いますが、気になる場合は「どの範囲まで挨拶してもらえるのか」「挨拶文は用意してもらえるのか」を確認しておくと安心です。

確認ポイント
近隣挨拶は、工事後のトラブルを防ぐためにも大切な工程です。
特に住宅が密集している地域では、足場や洗浄水、車両の出入りについて事前に説明しておくと安心です。

 

2. 足場設置

外壁塗装では、高い場所で安全に作業を行うために足場を設置します。
足場は職人の安全を守るだけでなく、安定した姿勢で作業するためにも必要です。
安定した作業環境があることで、塗りムラや塗り残しを防ぎやすくなります。

足場のまわりには飛散防止ネットを張り、塗料や洗浄水が周囲に飛びにくいように配慮します。
ただし、足場設置日は金属音が出やすく、工事中でも比較的音が気になりやすい日です。
車や自転車、植木鉢、物置まわりなど、足場設置の妨げになるものは事前に移動が必要になることがあります。

 

3. 高圧洗浄

高圧洗浄は、外壁や屋根に付着した汚れ、コケ、カビ、チョーキングの粉、古い塗膜などを洗い流す工程です。
見た目にはきれいに見える外壁でも、表面には細かな汚れや劣化した塗膜が残っていることがあります。

この汚れを落とさないまま塗装すると、塗料がしっかり密着しにくくなり、早期の剥がれや膨れにつながることがあります。
そのため、高圧洗浄は塗装前の大切な下準備です。

高圧洗浄の日は、水を使う作業になるため、窓の施錠や洗濯物の取り込みを忘れないようにしましょう。
古いサッシや換気口の状態によっては、室内に水が入り込む可能性もあるため、気になる場所がある場合は事前に業者へ伝えておくと安心です。

 

4. 下地処理

 

下地処理は、外壁塗装の仕上がりと耐久性を左右する重要な工程です。
外壁にひび割れがある場合は補修し、コーキングが劣化している場合は打ち替えや増し打ちを行います。
鉄部にサビがある場合はケレン作業を行い、浮いている古い塗膜や弱くなった部分を整えます。

どれだけ良い塗料を使っても、下地の状態が整っていなければ、塗料本来の性能を発揮しにくくなります。
外壁塗装では「何を塗るか」だけでなく、「塗る前にどこまで整えるか」がとても大切です。

下地処理は完成後に見えにくくなる部分だからこそ、見積もりの段階で補修内容を確認しておくことをおすすめします。
「ひび割れ補修は含まれているのか」「コーキングは打ち替えか増し打ちか」「鉄部のサビ処理はどこまで行うのか」など、具体的に聞いておくと安心です。

下地処理の重要性については、こちらのページでも詳しく紹介しています。

 

5. 養生

養生とは、塗料が付いてはいけない部分をビニールやテープなどで保護する作業です。
窓、玄関ドア、床、車、植栽、エアコン室外機、給湯器まわりなど、塗装しない部分に塗料が飛ばないよう丁寧に覆います。

養生が始まると、窓が開けにくくなることがあります。
ただし、すべての窓が必ず開けられなくなるわけではなく、事前に相談しておくことで、一部の窓を開閉できるように養生してもらえる場合もあります。

エアコンについても、室外機を完全にふさいでしまうと使用に影響するため、使用予定がある場合は事前に伝えておきましょう。
専用の養生方法で対応できるケースもあります。

 

6. 下塗り

下塗りは、外壁材と上塗り塗料を密着させるための大切な工程です。
外壁の状態に合わせて、シーラー、フィラー、プライマーなどの下塗り材を使い分けます。

下塗りには、塗料の密着を高める役割や、外壁の吸い込みを抑える役割、細かな凹凸を整える役割があります。
下塗りが不十分だと、仕上げ塗料を塗ってもムラが出たり、早期の剥がれにつながったりすることがあります。

見積もりを見るときは、仕上げ塗料の名前だけでなく、下塗り材の種類も確認しておくと良いでしょう。
外壁材や劣化状況に合った下塗り材が選ばれているかは、塗装工事の品質に関わる大切なポイントです。

 

7. 中塗り

中塗りは、仕上げ塗料を使って塗膜の厚みを確保する工程です。
外壁塗装では、一般的に下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りで仕上げます。

中塗りを丁寧に行うことで、塗料の性能を発揮するために必要な厚みを確保しやすくなります。
塗料にはメーカーが定める塗布量や乾燥時間があり、それを守ることが大切です。

補足
一般的な外壁塗装では3回塗りが基本ですが、クリヤー塗装など一部の塗装では仕様が異なる場合があります。
大切なのは、塗装回数だけで判断するのではなく、使用する塗料の仕様に沿って施工されているかを確認することです。

 

8. 上塗り

上塗りは、外壁塗装の最終仕上げとなる工程です。
色ムラや塗り残しがないように確認しながら、外壁全体を仕上げていきます。

上塗りは見た目の美しさに関わるだけでなく、紫外線や雨から外壁を守る塗膜を整える役割もあります。
塗布量が不足していると、塗料本来の耐久性を発揮しにくくなることがあるため、丁寧な施工が必要です。

工事後に「きれいに見えるか」だけでなく、必要な工程が守られているか、乾燥時間が確保されているか、塗料の使用量が適切かも大切な確認ポイントです。

 

9. 完了検査・足場解体・引き渡し

塗装作業が終わったら、完了検査を行います。
塗り残し、色ムラ、汚れ、養生の剥がし忘れ、コーキングの仕上がり、付帯部の塗装状態などを確認します。

足場を解体すると、高い場所を近くで確認しにくくなるため、足場があるうちに業者側でしっかり確認してもらうことが大切です。
お客様立ち会いの確認がある場合は、気になる点を遠慮せず伝えましょう。

引き渡し時には、保証内容や工事写真、使用塗料、今後のメンテナンス時期なども確認しておくと安心です。

 

工事中の生活で気になること

外壁塗装では、工事の内容だけでなく、工事中の生活への影響も気になるところです。
ここでは、よくある疑問をまとめてご紹介します。

 

洗濯物は外に干せる?

工事中は、基本的に洗濯物の外干しは控えた方が安心です。
高圧洗浄の日は水しぶきが飛ぶ可能性があり、塗装の日は塗料のにおいが付いたり、細かな飛散の心配があったりします。

ただし、毎日必ず外干しできないというわけではなく、作業内容によっては干せる日がある場合もあります。
工事前に「洗濯物を外に干せない日はいつか」を確認しておくと、室内干しやコインランドリーの準備がしやすくなります。

 

窓は開けられる?

養生中は、窓を開けられない期間があります。
特に塗装する面の窓はビニールで覆うため、基本的には開閉が難しくなります。

ただし、換気したい場所やどうしても開けたい窓がある場合は、事前に相談しておくことで対応できる場合もあります。
小さなお子さまやペットがいるご家庭、在宅時間が長いご家庭では、工事前の打ち合わせで伝えておきましょう。

 

エアコンは使える?

エアコンは、室外機の養生方法によって使用できる場合があります。
ただし、室外機を完全に覆ってしまうと、運転に影響が出る可能性があります。

夏場や冬場など、エアコンを使う時期に工事をする場合は、工事前に「エアコンは使えますか」と確認しておくと安心です。
使用する部屋や時間帯を伝えておくことで、現場に合わせた配慮がしやすくなります。

 

在宅していないといけない?

外壁塗装は屋外作業が中心のため、基本的には毎日ずっと在宅している必要はありません。
ただし、工事初日や完了検査、色の最終確認、玄関まわりの作業など、立ち会いが必要になる場面もあります。

仕事や外出の予定がある場合は、事前に連絡方法を決めておくと安心です。
電話、メール、LINEなど、どの方法で工事の進捗を共有してもらえるか確認しておきましょう。

 

車や植木鉢は移動が必要?

足場設置や高圧洗浄、塗装作業の範囲によっては、車や植木鉢、自転車、物干し台などの移動が必要になることがあります。
特に建物の近くに車を停めている場合は、塗料や洗浄水の飛散を防ぐため、移動をお願いされることがあります。

工事が始まってから慌てないためにも、事前にどの範囲を片付ければよいか確認しておきましょう。

 

防犯面で気をつけることは?

足場が設置されている期間は、普段よりも2階の窓やベランダに近づきやすい状態になります。
そのため、外出時や就寝時の戸締まりはいつも以上に意識しましょう。

工事中は職人の出入りもあるため、不安な場合は作業時間や作業者の人数、工事中の連絡先を事前に確認しておくと安心です。

 

契約前・工事前に確認しておきたいポイント

外壁塗装を安心して進めるためには、金額だけでなく、工事の流れや作業内容を事前に確認しておくことが大切です。
見積もりや工程表を見ることで、どの作業が含まれているのか、いつ頃どの工程を行うのかが分かりやすくなります。

工程表は、足場設置・高圧洗浄・塗装作業・完了検査などの予定をまとめたものです。
天候によって変更になることはありますが、大まかな流れを把握しておくと、洗濯物や車の移動、在宅予定なども調整しやすくなります。

工程表で確認したいこと

  • 高圧洗浄の日はいつか
  • 窓が開けにくくなる期間はいつか
  • 塗装作業は何日くらいか
  • 雨の日はどのように対応するのか
  • 完了検査や足場解体前の確認があるか

また、見積もりでは「外壁塗装一式」という表記だけで判断せず、工事内容が具体的に書かれているかを確認しましょう。
同じ外壁塗装でも、下地処理やコーキング工事、付帯部の塗装、保証内容などは業者によって異なる場合があります。

見積もりで確認したいこと

  • 足場や飛散防止ネット、安全対策が含まれているか
  • 高圧洗浄の範囲が分かるか
  • ひび割れ補修、コーキング、サビ処理などの下地処理が明記されているか
  • 下塗り・中塗り・上塗りの内容が分かるか
  • 雨樋、破風板、軒天、水切りなど付帯部の塗装範囲が分かるか
  • 保証年数だけでなく、対象範囲と対象外の内容も確認できるか

分からない項目がある場合は、そのまま契約せずに確認しておくと安心です。
専門用語が多く分かりにくい場合でも、誠実な業者であれば、内容をかみ砕いて説明してくれるはずです。

 

まとめ|外壁塗装は流れを知ることで安心して進めやすくなります

外壁塗装は、足場を組んで塗料を塗るだけの工事ではありません。
近隣挨拶、高圧洗浄、下地処理、養生、下塗り、中塗り、上塗り、完了検査まで、いくつもの工程を順番に進めていきます。

一般的な戸建て住宅では、外壁塗装の工事期間は約10日〜14日程度が目安ですが、建物の大きさや劣化状況、屋根塗装の有無、天候によって変わります。
工期が延びることは必ずしも悪いことではなく、必要な乾燥時間や補修作業を確保するために大切な場合もあります。

外壁塗装で後悔しないためには、工事の流れを知り、見積もりや工程表で必要な内容を確認しておくことが大切です。
特に、下地処理、乾燥時間、塗布量、完了検査などは、完成後に見えにくい部分だからこそ、契約前に確認しておきたいポイントです。

契約前に確認しておきたい質問

  • この工程はなぜ必要なのか
  • ひび割れやコーキングの補修はどこまで行うのか
  • 雨が降った場合、工期や作業はどうなるのか
  • 工事中や完了後の写真は残してもらえるのか
  • 足場解体前に仕上がり確認があるのか

こうした質問に対して分かりやすく説明してくれるかどうかは、業者選びの判断材料にもなります。
外壁塗装は価格だけで判断しにくい工事だからこそ、必要な工程を丁寧に行ってくれるか、工事内容を正直に説明してくれるかを確認しておくと安心です。

分からないことをそのままにせず、納得できるまで質問することが、安心できる外壁塗装につながります。

 

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