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塗装記事

ベランダ下が濡れている原因は?雨漏りの見分け方と防水工事の必要性を解説

目次

 

「ベランダの下が、なぜかいつも濡れてる気がする…」

そんな違和感、見逃していませんか?

晴れていてもベランダ下に「ポタポタ」と水が垂れていたり、天井や壁にじんわりとシミが広がっている場合、それはベランダの防水層が劣化しているサインかもしれません。

 

この記事では・・・

見逃されやすい「ベランダ下の水漏れ」の原因や、防水工事が必要なタイミング、実際のトラブル事例までわかりやすく解説します。

 

ベランダ下が濡れる原因は?それ、雨じゃなく“雨漏り”かも

通常、ベランダは防水加工されており、雨が降ってもきちんと排水される構造になっています。

しかし、防水層が劣化していると、雨水が床面から建物内部に染み込み、ベランダの真下から水がにじみ出ることがあります

よくある原因

  • 防水シートや塗膜の劣化・ひび割れ

  • 排水口の詰まりや勾配不良

  • 経年劣化によるシーリングの割れ

 

 防水工事が必要な“見落としポイント”5つ

「ベランダの床を見ただけでは劣化に気づかない」
という方は、以下のような症状が出ていないか要チェックです。

🔍 見落とされがちな劣化サイン

  1. ベランダの下部(軒天や外壁)にシミや膨れ

  2. 床面に細かなひび割れや膨れ

  3. 雨の日にポタポタと水が垂れてくる

  4. 防水層の色あせ、ツヤがなくなる

  5. コケ・汚れが溜まって排水がうまくいかない

 

特に、ベランダや屋根だけでなく「玄関まわりが湿っている」「床がジメジメする」といった現象も、外壁や軒天の劣化が関係している場合があります。

 

 

 防水工事のタイミングは築10年が目安

ベランダの防水処理は、使われている素材によって寿命が異なります。

防水種類 耐用年数 特徴
FRP防水 約10年 硬くて耐久性はあるが、紫外線に弱い
ウレタン防水 約10〜12年 柔軟性があり、複雑な形状に対応可
シート防水 約13〜15年 施工が早いが、つなぎ目から劣化しやすい

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「何年も点検していない」「シミが出てきた」などの場合は、点検のタイミングです

 

実際にあったトラブル事例(ベランダ下の水漏れ)

 

事例①:築13年の戸建て住宅|ベランダの下に広がった雨染み

「ある日ふと見たら、ベランダ下の外壁にうっすらと黒い線のような跡が…。最初は汚れかと思ったのですが、触ってみると湿っていて…。念のため点検を依頼しました。」

【調査結果】

  • ベランダ床のトップコートが劣化し、細かいひび割れから水が侵入

  • 排水口周辺に砂やゴミが溜まり、排水不良が発生

  • 雨水が建物内部にじわじわと染み込み、下階の軒天や壁にまで影響

【被害内容】

  • 軒天の木材に腐食・カビが発生

  • 1階の天井クロスが一部はがれ、石膏ボードまで吸水

  • 雨漏り対応の防水工事+内装補修で約40万円の出費に

👨‍🦱施主の声:

「ベランダって塗り替えの対象じゃないと思っていたので…完全に油断していました。今思えば、もっと早く点検していれば安く済んでいたと思います。」

 

事例②:排水口の詰まりを放置していた結果…

「ベランダの排水口がちょっと詰まってるかも?と思っていたけど、掃除が面倒で放置してました。ある日、雨上がりに下の部屋でポタポタ音が…」

【原因と被害】

  • 落ち葉と泥が排水口にたまり、水がうまく流れず溜まる状態に

  • 立ち上がり部分から水が逆流し、防水層の継ぎ目から室内へ浸水

  • 結果:1階リビング天井から水漏れ → クロスと断熱材が被害

 修繕費:約26万円(清掃・部分防水施工・内装補修)

👨‍🦱施主の声:

「ベランダ掃除なんて数分の話なのに…まさか水漏れにつながるとは思いませんでした。」

 

 この2つの事例が教えてくれること

よくある見落とし 放置するとどうなる?
ベランダ床の色あせ・ひび 内部浸水 → 軒天腐食・天井雨染み
排水口の詰まり 雨水逆流 → クロス・断熱材の被害

 

小さな違和感でも、早めの点検が“高額修繕”を防ぐポイントです。

 

【Q&A】よくある質問

Q:見た目がきれいなら防水工事は不要ですか?

A:見た目だけでは判断できません!防水層は「目に見えない部分」で劣化が進みます。特にFRPなどは、表面にツヤがあるように見えても中でヒビが入っていることも。定期的な点検がおすすめです。

Q:防水工事って高いのでは?

A:範囲や面積によりますが、ベランダ1箇所なら10〜20万円前後が一般的です。建物の劣化を防ぐ保険のようなものと考えると、コスパは高いともいえます。

Q:防水工事と塗装工事ってどう違うんですか?

A:目的と施工範囲が違います。外壁塗装は「見た目の美観と表面保護」が中心ですが、防水工事は水を“完全に通さない”構造を作るための施工です。ベランダや屋上などは塗装ではなく、防水工事が必要になります。

 

ベランダの水漏れが気になってきた方へ

📎 外壁塗装と防水工事の違いとは?建物を守るための見分け方ガイド
👉 雨漏りや水の染み出しが気になり始めたら、防水の見直しが必要かもしれません。

 

まとめ|“ポタポタ”は建物のSOS。早めの対策で安心を

 

ベランダの下がじんわり濡れている、黒っぽい筋が見える…。
そんな小さな異変の裏には、防水層の劣化や排水機能の不備といった、見えないトラブルの進行が隠れていることがあります。

一見すると大したことのない水滴でも、
放っておくと建物の内部に水が回り、構造材の腐食・シロアリ被害・クロスの張り替えなど大きな修繕が必要になるケースも…。

「なんとなくおかしいな」と思ったときこそ、防水工事を検討するベストタイミングです。

今は、点検だけでも無料で対応してくれる塗装店や専門業者も増えています。
安心して住み続けるためにも、気になる症状があれば、まずはプロの診断を受けてみましょう。

防水は「見えないからこそ」早めの対策が大切です。

監修者の顔写真
著者:遠山 百合子(カラーアドバイザー) 外壁塗装会社で10年以上、カラーアドバイザーとしてお客様の色選びをお手伝いしています。これまでにたくさんのカラーシミュレーションやご提案を重ね、「この色にしてよかった」と笑顔になっていただける瞬間を何より大切にしてきました。塗装の現場に触れる中で、塗料や工事内容についても経験を通じて学んできました。「専門的なことがよくわからない」「初めてで不安」という方にも、できるだけやさしく、わかりやすくお伝えできるよう心がけています。大切なお住まいをより素敵に、より長持ちさせるためのお手伝いができれば幸いです。