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外壁塗装と防水工事の違いとは?建物を守るための見分け方ガイド

目次

 

― 劣化のサインから必要なメンテナンス方法まで、初心者でもわかるポイント解説 ―

「外壁のヒビや汚れが気になるけど、塗装すれば全部キレイになる?」

そんなふうに思ったことはありませんか?

実は、外壁塗装だけでは対応できない劣化もあります。そこで重要になるのが「防水工事」です。

この記事では、よくある劣化のサインをもとに、外壁塗装だけで済むケースと、防水工事が必要なケースをわかりやすくご紹介します。

 

外壁塗装と防水工事の違いを簡単にまとめると?

外壁塗装と防水工事は、どちらも建物を守るための大切なメンテナンスですが、役割が違います。

  • 外壁塗装は、建物の外側の壁に塗料を塗って、見た目をキレイにしながら、紫外線や雨風から壁を守る工事です。表面の保護がメインで、塗料によってはある程度の防水効果もあります。

  • 防水工事は、屋上やベランダなど雨水がたまりやすい場所に防水層を作り、建物内部に雨水が入るのを防ぐ工事です。塗装ではカバーできない水の侵入をしっかり防ぐために欠かせません。

この2つは目的も施工場所も違うので、「外壁の劣化が気になるから塗装だけすればいい」とは限らないのがポイントです。適切な工事で建物を長持ちさせましょう。

 

外壁塗装ってなに?

外壁塗装とは、建物の壁に塗料を塗って、見た目をキレイにしたり、風や雨、紫外線から壁を守る工事のことです。

塗る塗料によっては、多少の防水効果があるものもありますが、塗装の一番の目的は「外壁の表面を保護すること」です。

  • 主な目的
    見た目を整える/汚れやカビの発生を防ぐ/紫外線や風雨による劣化を防ぐ

  • 塗装する場所
    サイディング外壁・モルタル壁などの建物の外壁部分

  • よく使われる塗料の種類
    シリコン塗料、フッ素塗料、ラジカル制御型塗料など(塗料によって耐久年数が異なります)

 

防水工事ってなに?

防水工事とは、雨や水が建物の中に入ってこないように、水の通り道をしっかりふさいで守る工事のことです。
特に、屋上やベランダ、外階段など、雨水がたまりやすい場所には欠かせません。

 

▼ 実際に多いのが「ベランダ下が濡れている」というお悩み。
防水層の劣化による雨漏り事例と、工事の必要性についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

  • 目的
    雨水が建物の中に入らないようにして、壁や床、構造部分を濡らさず、建物を長持ちさせること。

  • 工事をする場所
    屋上、ベランダ、陸屋根(平らな屋根のこと)、外階段や通路など、雨がたまりやすい部分。

  • よく使われる防水の方法

    • ウレタン防水:液体を塗って膜を作るタイプで、形が複雑な場所にも使いやすい

    • FRP防水:繊維強化プラスチックを使った丈夫で長持ちする防水層

    • シート防水:防水シートを貼り付けて雨水の侵入を防ぐ方法


外壁塗装は、建物の外側の表面をキレイにしたり、風や雨、紫外線から壁を守るための工事です。
防水工事は、雨漏りを防ぐために、雨水が中に入らないようにしっかりガードする工事です。

 

外壁の劣化サインと必要な工事一覧

「うちの壁、こんな状態なんだけど大丈夫?」

という方のために、よくある外壁の劣化サインと、それに対して必要な工事をまとめました。

 

劣化のサイン 対応に必要な工事 ポイント・補足説明
壁に白い粉がつく(チョーキング) 🖌️【塗装】外壁塗装 古い塗膜が劣化。洗浄して塗り直せばOK。早めの対処が◎
細かいヒビ(ヘアクラック) 🖌️【塗装】外壁塗装+下地補修 浅いひびなら補修材で埋めて塗装で対応可能。
深いヒビ(構造クラック) 💧【防水】補修+防水工事 0.3mm以上なら要注意。ひびの奥まで補修し、防水処理が必要なことも。
シーリングの割れ・縮み 💧【防水】シーリング打ち替え 塗装では補えません。古いシーリングを除去して新しくします。
塗装が膨れる・はがれる 🖌️【塗装】下地補修+外壁塗装 水分の影響がある場合は、防水処理をプラス。原因を見極めて対応。
壁の中まで水が入っている 💧【防水】防水工事 雨漏りの可能性大。塗装ではカバーできず、防水処理が必要です。
バルコニー床のヒビや浮き 💧【防水】防水工事 水がたまりやすく、防水層の施工が必須。塗装では対応できません。
屋上・陸屋根の劣化 💧【防水】防水工事 防水層が劣化している場合、全面的な防水工事が必要になることも。

🖌️【塗装】は外壁の見た目や表面保護のための工事、💧【防水】は雨漏りなど水の侵入を防ぐ工事です。

ワンポイントアドバイス

深いヒビは放置すると雨水が壁の内部に入り込み、建物の強度を低下させる恐れがあります。小さくても気になるひび割れは早めに専門家に相談しましょう。DIYで無理に埋めるのは逆効果になることもあります。シーリングは紫外線や風雨で徐々に劣化します。特に窓周りやサッシの継ぎ目は定期的に目視チェックを。小さな割れや縮みを見つけたら早めの打ち替えで雨漏りを防げます。

 

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よくある質問(QA)

Q1. 外壁塗装だけで雨漏りは防げますか?

A1. 外壁塗装は表面の保護が主な役割なので、軽い防水効果はありますが、雨漏りを完全に防ぐことはできません。雨漏りが疑われる場合は、防水工事が必要です。

 

Q2. チョーキング(白い粉)が出たらすぐに塗り替えが必要ですか?

A2. チョーキングは塗膜が劣化しているサインです。すぐに塗り替えが必要というわけではありませんが、放置すると劣化が進むので早めの対処がおすすめです。

 

Q3. ヒビ割れは全部防水工事が必要ですか?

A3. ヘアクラック(細かい浅いヒビ)は補修+塗装で対応可能ですが、深いヒビ(構造クラック)は防水処理が必要な場合があります。ヒビの深さや状態をプロに見てもらいましょう。

 

Q4. シーリングの割れや縮みは自分で直せますか?

A4. シーリングは専門の技術が必要なことが多いので、自分で直すのは難しいです。業者に依頼して打ち替えや補修を行うことをおすすめします。

 

Q5. 防水工事はどのくらいの頻度で行うべきですか?

A5. 防水工事の耐用年数は使う材料や環境によりますが、一般的には10年程度が目安です。定期的に点検を行い、劣化が見られたら早めに工事を検討しましょう。

 

まとめ|見た目だけじゃない!外壁メンテナンスの目的

外壁塗装と防水工事は、どちらも建物を守るために欠かせない工事ですが、役割が大きく異なります。

  • 壁の表面をキレイに・強くするのが外壁塗装
  • 水の侵入を防ぐのが防水工事

「塗装すれば全部キレイになる」と思いがちですが、実際には防水工事が必要な劣化もたくさんあります。

また、見た目は同じようなヒビでも、浅いのか深いのかで必要な工事が違ってくるため、自己判断は危険なことも。

🔍 迷ったら、無料点検やプロの診断を受けることをおすすめします。建物を長持ちさせるためにも、早めのチェックが安心です!

監修者の顔写真
著者:遠山 百合子(カラーアドバイザー) 外壁塗装会社で10年以上、カラーアドバイザーとしてお客様の色選びをお手伝いしています。これまでにたくさんのカラーシミュレーションやご提案を重ね、「この色にしてよかった」と笑顔になっていただける瞬間を何より大切にしてきました。塗装の現場に触れる中で、塗料や工事内容についても経験を通じて学んできました。「専門的なことがよくわからない」「初めてで不安」という方にも、できるだけやさしく、わかりやすくお伝えできるよう心がけています。大切なお住まいをより素敵に、より長持ちさせるためのお手伝いができれば幸いです。