🧑💼 オーナー様「あの…減価償却って、よく聞くけど正直よくわかってなくて…。外壁塗装にも関係あるんですか?」
👨🦱筆者「はい、実は外壁塗装の費用って、場合によっては“減価償却”になることがあるんです。でもご安心ください。難しそうに見えますが、仕組みをざっくり知るだけでも節税に役立つんですよ!」
減価償却ってどういう意味?
たとえば、100万円の外壁塗装をしたとします。
このお金を、その年の経費として一括で処理できない場合があります。
なぜかというと、
壁をきれいにすることで建物の価値がアップすると見なされ、
「これは長期間にわたって使える資産だから、経費は分割にしましょう」と税務上判断されるからです。
これが「減価償却」の考え方です。
なぜ一括で経費にできないの?
🧑💼 オーナー様「でも100万円払ってるんだから、経費で落としたいですよね…」
👨🦱筆者「そう思いますよね。実際、修繕費にできるケースも多いんですが、“建物の価値を上げる工事”や“大規模な改修”になると、一括処理はNGになってしまうんです。」
減価償却は、“資産の価値を減らしていく処理”。つまり、「時間をかけて少しずつ経費にしていく仕組み」なんです。
減価償却と修繕費のざっくりした違いは?
項目 | 修繕費 | 減価償却 |
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内容 | 元に戻す・維持する工事 | 価値を上げる・長持ちさせる工事 |
経費化 | 一括で処理できる | 年数に分けて処理(例:10年) |
節税効果 | その年の税金を抑えやすい | 長期的に少しずつ節税効果 |
🧑💼 オーナー様「なるほど…なんとなくわかってきました。修繕は“直す”、減価償却は“よくする”って感じですね」
👨🦱 筆者「その感覚、とても近いです!“現状維持”は修繕費、“グレードアップ”は減価償却と覚えるとわかりやすいですよ」
耐用年数ってなに?
減価償却では、「何年で分けるか」を決める必要があります。
その目安になるのが「耐用年数」です。
たとえば…
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木造住宅(賃貸):22年
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鉄筋コンクリート造(賃貸):47年
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※これは建物本体の年数であり、塗装はもう少し短い年数になることもあります。
🧑💼 オーナー様「じゃあ、塗装の場合はその年数にあわせて分割処理されるんですか?」
👨🦱 筆者「はい、工事の内容や塗料の種類によっても異なるので、詳細は税理士さんに相談してみるのがおすすめです」
難しいと感じたら、誰に相談すればいい?
「減価償却って、やっぱり難しい…」と感じたら、無理に自分だけで判断しようとしなくても大丈夫です。
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顧問税理士さん
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税務署の無料相談
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経験のある不動産会計専門の事務所
🧑💼 オーナー様「塗装業者さんに聞いてもわからない部分もありますもんね」
👨🦱 筆者「そうなんです。だから、“工事の見積書”や“施工内容の詳細”は、あとで説明できるようにしっかり保管しておくと安心ですよ!」
まとめ:減価償却は「分割して経費にする仕組み」
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外壁塗装は内容によって減価償却になることがある
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減価償却=長く使うものを、少しずつ経費にする方法
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修繕費との違いをざっくりでも知っておくと節税対策になる
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判断に迷ったら、税理士や専門家に相談するのが正解!