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塗装記事

平屋の外壁塗装に足場は不要?“もったいない”では済まない3つのリスクとは

目次

 

「平屋だから足場はいらないよね?」
こんなふうにお考えの方、実は少なくありません。

確かに2階建てと比べて高さは低いため、「脚立でも塗れるのでは?」と思いがちですが、
実は“足場なし”の塗装には意外な落とし穴があるんです。

この記事では、足場を使わない平屋塗装で起こりやすい3つのリスクや、
安全性・仕上がりへの影響、費用面とのバランスについてわかりやすく解説します。

施工後に「やっぱり足場を組めばよかった…」と後悔しないためにも、
ぜひ最後までご覧ください。

 

平屋の特徴

平屋の外壁塗装とメンテナンスの特徴

平屋住宅は、建物の高さがないために「メンテナンスしやすい」と思われがちです。 確かに屋根や外壁の状態を目視しやすく、2階建て住宅よりは身近に感じられるでしょう。

しかし、実際の塗装作業では「高さが低い=簡単に塗れる」という単純な話ではありません。 屋根の形状や軒の出具合、建物の形状によっては、思った以上に施工の難易度が高くなることもあるのです。

特に、丁寧な仕上がりや安全性を確保したいなら、やはり“足場”の有無が大きなポイントになります。

 

平屋のメリット・デメリット

◎ 平屋のメリット

  • 生活動線がシンプルで暮らしやすい
  • 点検や掃除がしやすく、異常を早期に発見しやすい
  • 外壁や屋根の劣化に早く気づける

平屋は、ワンフロアですべて完結するため、年齢を問わず暮らしやすいのが魅力。 その構造上、外壁の汚れやひび割れなども見つけやすく、メンテナンスの意識も高くなりやすい傾向があります。

 

△ 平屋のデメリット

  • 雨風を直接受けやすく、汚れやすい
  • 軒や庇まわりなど細かな塗装箇所が多い
  • 高さがない分、足場の重要性が軽視されがち

地上に近いぶん、外壁が雨はねや砂ぼこりにさらされやすく、塗膜の劣化が進行しやすいのが弱点。 また、窓まわり・軒裏・換気フードなど“細かい施工が必要な箇所”も意外と多いのです。

 

平屋のメンテナンス

 

では、実際の塗装工事において、平屋にどのような足場が使われているのでしょうか? 目的や状況に応じて、選ばれる足場の種類も変わってきます。

▸ 固定足場を組むケース

  • 軒が深くて脚立では届かない
  • 建物の周囲に十分な作業スペースがある
  • 高圧洗浄や下地処理も丁寧に行いたい
  • 職人の安全を最優先したい

これらに当てはまる場合、やはり「しっかりとした固定足場」を設置する方が、仕上がりにも安全面にも大きく貢献します。

 

▸ 脚立・はしごを使うケース

  • 補修箇所が一部だけ
  • 小さな物置や車庫などの塗装
  • 限られた予算で最小限の作業を希望

一方で、限定的な作業や一時的な補修などであれば、脚立やはしごでの作業も現実的です。 ただし、作業時間が長くなればなるほど、転倒などのリスクも高まります。

 

👉 平屋なら「自分でもできそう」と思う方も多いですが、実は思わぬ落とし穴も…。
DIYで外壁塗装を試みた方のよくある失敗例や後悔ポイントを、こちらの記事で詳しく解説しています。
平屋なら自分で塗れるかも?DIY外壁塗装でよくある失敗5選と後悔ポイント

 

平屋でも足場は必要?その理由とは

 

「足場を使わないと、何が問題なの?」と思われる方も多いかもしれません。 そこで、足場の役割について具体的にご紹介します。

① 作業員の安全を確保するため

脚立やはしごを使った作業では、常にバランスを取りながら片手作業をすることになり、不安定で危険が伴います。 特に高圧洗浄や刷毛・ローラーを使う作業では、足元の安定が非常に重要です。

② 作業効率と品質の確保

足場があることで、作業員は両手を使って安定した姿勢で作業ができます。 細かい部分の塗り残しも減り、仕上がりの美しさも格段に向上します。 結果的に“塗装の持ち”にも差が出るのです。

③ 近隣への配慮

足場に飛散防止ネットを設置すれば、塗料や高圧洗浄の水が隣家に飛ぶのを防げます。 塗装工事は近隣とのトラブルが起きやすいため、予防策としても有効です。

 

ここに注意!「足場代無料」の営業トークにご注意を

最近増えているのが、「足場代無料」をうたう飛び込み営業です。

たとえば、

「近所で塗装工事をしています。今なら足場をそのまま使えるので無料にしますよ」 「ただいまキャンペーン中で、足場代がサービスになります」

といった甘い言葉で契約を急かしてくることも。

しかし、実際には足場の設置・解体には最低2日間の作業が必要で、運搬費・人件費もかかります。

無料というより、その分が他の工事項目(塗装単価や材料費など)に上乗せされているケースがほとんどです。

言葉だけの「お得」に惑わされず、見積書の内訳をしっかり確認し、信頼できる業者かどうかを見極めましょう。

 

平屋塗装の足場代はいくら?費用を抑えるコツも解説!

「足場を組んだ方がいいのはわかったけど…やっぱり費用が気になる」
そんな方のために、平屋で足場を設置する際の費用感や抑えるポイントを解説します。

■ 平屋の足場代の目安

内容 費用相場(目安)
足場設置・解体費 10万円〜15万円前後

※敷地条件や建物の形状により変動します。
🧱 2階建てと比べて高さがない分、若干割安になるケースもあります。

 

■ 足場費用を抑えるには?

  • 外壁と屋根を同時に塗装する
    → 足場を1回で済ませることでコスト削減!
  • 地域密着の業者に依頼する
    → 中間マージンがかからず、価格が明瞭。
  • 相見積もりで比較検討する
    → 足場代の記載や内訳をしっかり確認。

🎯 足場は“安全と品質”のための必要経費!
無理に削ると、かえって施工不良や早期劣化で損をする可能性もあるため注意が必要です。

 

足場を使わないことで起こりやすい3つのリスク

実際に、足場を使わなかったことで起こりやすいトラブルをご紹介します。

❶ 転倒・落下による事故リスク

職人が脚立やはしごから落下し、ケガをしたという例は少なくありません。 安全第一で考えれば、足場の設置は必要不可欠です。

❷ 塗り残し・施工ムラなど仕上がりの品質低下

安定しない足場での作業では、どうしても塗りムラ・ダレ・飛び散りなどの施工不良が出やすくなります。

❸ 近隣住民とのトラブルやクレーム

塗料が車や洗濯物に飛んだ、水しぶきが隣家にかかった…といったクレームの原因になることも。 足場の有無で、工事全体の印象が大きく変わることを覚えておきましょう。

 

まとめ

 

平屋でも足場は「安全」と「品質」のために必要

「平屋だから足場は不要」と考えるのは、一見合理的に思えるかもしれません。 しかし、実際には“安全性”や“施工品質”を考慮したときに、足場の重要性は決して小さくありません。

短期的にはコストカットに見えるかもしれませんが、 仕上がりに不満が残ったり、再塗装が早まったりすれば、結局は高くついてしまう可能性も。

信頼できる塗装業者は、足場の必要性も含めて丁寧に説明してくれるはずです。 納得できる施工を受けるためにも、事前にしっかりと相談しましょう。

監修者の顔写真
著者:遠山 百合子(カラーアドバイザー) 外壁塗装会社で10年以上、カラーアドバイザーとしてお客様の色選びをお手伝いしています。これまでにたくさんのカラーシミュレーションやご提案を重ね、「この色にしてよかった」と笑顔になっていただける瞬間を何より大切にしてきました。塗装の現場に触れる中で、塗料や工事内容についても経験を通じて学んできました。「専門的なことがよくわからない」「初めてで不安」という方にも、できるだけやさしく、わかりやすくお伝えできるよう心がけています。大切なお住まいをより素敵に、より長持ちさせるためのお手伝いができれば幸いです。