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塗装記事

フッ素塗料はやめた方がいい?後悔しない外壁塗装のために知るべきデメリット

目次

 

フッ素塗料はやめた方がいい?

後悔しない外壁塗装のために知っておきたいデメリット

「耐久性が高くて長持ちする」と評判のフッ素塗料。
外壁塗装を検討していると、業者からおすすめされることも多い塗料です。

でも実は──
「やめた方がいい」「高すぎる」「必要ないほど高性能」
そんな声があるのも事実です。

では、フッ素塗料は本当にやめたほうがいいのでしょうか?

 

結論から言うと、フッ素塗料はメリット・デメリットを正しく理解した上で使えば、非常に優れた塗料です。
ただし、家の状態やライフプランによっては、
「もっとコスパのいい塗料のほうが合っていた…」というケースも。

 

この記事では、そんな「フッ素塗料の本当のところ」について、
◎後悔しないために知っておくべきデメリット
◎他の塗料との比較
◎ 向いている人・向いていない人の違い
などを、わかりやすくご紹介します。

「塗料選びで失敗したくない!」という方は、ぜひ参考にしてください。

 

フッ素塗料は「高機能塗料の代表格」?まず知っておきたい特徴とは

外壁塗装の見積もりでよく見かける「フッ素塗料」
業者から「耐久性が高くておすすめですよ」と言われることも多く、なんとなく“高性能な塗料”というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

実際、フッ素塗料は次のような高い性能が評価され、公共施設やビル、橋などでも使われている塗料です。

フッ素塗料の主な特徴

  • 耐候性が高く、紫外線や雨風に強い

  • 耐用年数が長い(約15〜20年)

  • カビや汚れが付きにくく、美観を保ちやすい

  • 塗膜が硬く、摩耗しにくい

これらの理由から、住宅の外壁・屋根塗装でも「長く持たせたい」「何度も塗り替えたくない」という方には人気の塗料となっています。

特に、メンテナンスの手間を減らしたい方や、長期的に見てコスパを重視したい方に選ばれやすい傾向があります。

 

ただし──
「フッ素塗料=とりあえず塗れば間違いない」というわけではありません。

塗料選びで本当に大切なのは、家の状態やライフプランに合ったものを選ぶこと。
フッ素塗料にも向き・不向きがあるため、次の章では「見落としがちなデメリット」について詳しく解説します。

 

実は落とし穴も…フッ素塗料の7つのデメリット

「長持ちする」「性能が高い」と評判のフッ素塗料ですが、
実際に選んでから「思っていたのと違った…」と後悔する方もゼロではありません。

なぜなら、性能の高さ=万能ではなく、使い方や目的によってはデメリットが際立ってしまうこともあるからです。

ここでは、あらかじめ知っておきたい「フッ素塗料の注意点・デメリット」を7つ紹介します。

❶ 価格が高い

フッ素塗料は高性能な分、1㎡あたりの単価も高めです。
一般的なシリコン塗料に比べて、1.3〜1.5倍ほど高くなるケースも。

塗装範囲が広い家ほど、費用差も大きくなります。


❷ 塗膜が硬く、ひび割れやすい

フッ素塗料は硬い塗膜が特徴ですが、それがデメリットになる場合も。
地震や建物の動きに追従しにくく、クラック(ひび割れ)が起こることもあります。


❸ 外壁と屋根で耐久年数に差が出る

同じフッ素塗料を使っても、
屋根の方が紫外線を強く受けるため、劣化が早まりやすいです。

つまり、屋根だけ先に塗り替え時期が来ることも。


❹ ツヤを完全に消せない

フッ素塗料はツヤ感が強く出やすい塗料です。
マット仕上げ(艶消し)にしたい方には、少し不向きな質感に感じることがあります。


❺ 下地の劣化はカバーできない

いくら高性能な塗料を使っても、
外壁の下地が傷んでいる場合は意味がありません。

「塗れば元どおりになる」と誤解されがちですが、
あくまでも塗膜の保護・美観維持が目的であり、下地補修が必要な場合は別工事になります。


❻ 塗り替え時に選べる塗料が限られる

フッ素塗料の上には、密着性の問題で一部の塗料が塗れないことがあります。
次回塗り替えの際、選択肢が狭まる可能性もあるため、慎重に検討しましょう。


❼ 職人の知識と技術に左右される

フッ素塗料は施工難易度が高く、技術差が出やすい塗料です。

施工不良があれば、せっかくの高性能も台無しに。
【実績のある塗装店】や【塗料の扱いに慣れた職人】に任せることがとても大切です。

 

デメリットを知ったうえで選ぶのが安心

ここまで読むと、「なんだか不安になってきた…」という方もいるかもしれません。
でも大丈夫。フッ素塗料はきちんと選べば、とても頼もしい塗料です。

次の章では、なぜそれでも多くの方に選ばれているのか?
フッ素塗料のメリットについて、具体的にご紹介します。

 

それでも選ばれる!フッ素塗料の5つのメリット

先ほど、フッ素塗料の「注意すべき点(デメリット)」をご紹介しましたが、
それでもなお、多くの方に選ばれている理由があります。

それは、ほかの塗料にはない圧倒的な“耐久性と性能”があるから。

ここでは、フッ素塗料の「メリット」を5つに分けてわかりやすく解説します。


❶ とにかく耐久性が高い!長持ちする塗料

フッ素塗料は、耐用年数が15〜20年程度と非常に長く、
シリコン塗料(10〜13年)と比べても、塗り替え回数を減らせるのが最大の魅力です。

 長く住む予定の家なら、「長い目で見るとお得」という声も多いです。


❷ 紫外線や雨に強く、劣化しにくい

フッ素塗料は、紫外線や酸性雨に対する耐性が非常に高く
色あせやチョーキング(白い粉)などの劣化が起こりにくいのが特徴です。

 南向き・海沿い・日差しの強い地域に特におすすめです。


❸ 汚れがつきにくい「低汚染性」

塗膜表面がツルっとしているため、雨と一緒に汚れが流れ落ちやすいです。
そのため、壁が汚れにくく、美観を長く保つことができます。

特に白・ベージュなど汚れが目立ちやすい外壁色には好相性!


❹ 光沢感があり、美しい仕上がり

フッ素塗料は高級感のあるツヤが出やすいのも特徴のひとつ。
ツヤツヤとした美しい外観は、新築のような印象を与えてくれます。

外壁を「見た目もきれいにしたい!」という方には嬉しいポイントです。


❺ トータルコストを抑えられるケースも

初期費用は高めでも、塗り替えの回数が少なく済む=将来的なメンテナンス費用が少なくなるという考え方も。

「10年後も同じ家に住む予定なら、結局お得かも」と、長期的に見て選ぶ方が増えています。

 

こんな方におすすめです!

  • 長く快適に住み続けたい

  • メンテナンス回数はなるべく少なくしたい

  • 美観や仕上がりもこだわりたい

  • 初期費用より、長期的なコストを重視したい

 

フッ素塗料の価格・費用相場は?

フッ素塗料は、高性能ゆえに「価格が高い」というイメージがありますよね。
実際、ほかの塗料と比べると単価は高めですが、そのぶん耐用年数も長く、
長期的なコストで見ると割安になるケースもあります。

ここでは、外壁・屋根に使用する場合のおおよその費用相場を紹介します。

 価格の目安(30坪の住宅の場合)

工事部位 費用相場(税抜) 備考
外壁塗装(フッ素) 約80万円〜120万円 足場・下地処理込みのケース
屋根塗装(フッ素) 約30万円〜50万円 勾配・劣化状態により変動
外壁+屋根セット 約100万円〜160万円 同時施工で割安になることも

※相場はあくまで参考で、建物の状態・仕様・塗料のグレードによって変わります。

 

塗料の単価比較(平米あたり)

塗料の種類 耐用年数 平米単価(目安)
ウレタン 7〜10年 1,800〜2,200円
シリコン 10〜13年 2,300〜3,000円
ラジカル 12〜15年 2,500〜3,500円
フッ素 15〜20年 3,500〜4,500円
無機 20〜25年 4,000〜5,500円

 

→ フッ素塗料は初期費用が高めですが、耐久性が高く、長い目で見るとお得になることも。


費用に差が出るポイント

  • 使用する塗料のメーカー・グレード

  • 外壁・屋根の面積・形状・劣化具合

  • 足場代、下地処理費用、養生などの施工範囲

  • 地域(都市部と地方で単価が違うことも)


見積もりを取るときのチェックポイント

  • 「塗料名・メーカー名」が明記されているか

  • 平米単価と塗布面積がわかるか

  • 下地処理や保証内容も含まれているか

信頼できる業者であれば、わかりやすく詳細な見積もりを提示してくれるはずです。

 

フッ素塗料でよくあるトラブルとは?【注意点も解説】

耐久性が高く、高性能なイメージのあるフッ素塗料ですが、
「選び方」や「施工方法」を間違えると、トラブルにつながる可能性もあります。

ここでは、実際に起こりやすいトラブルや注意すべきポイントを解説します。

 

よくあるフッ素塗料トラブル

 

⚠ トラブル①:塗膜の割れ・剥がれ

  • フッ素塗料は塗膜が硬め

  • 動きのある下地に追従しにくい

  • 【例】木造住宅やひび割れのある外壁

💡対策:下地処理を丁寧に行う施工業者を選びましょう

 

⚠ トラブル②:ツヤが強すぎる

  • 「マットな質感にしたかったのにテカテカに…」

  • フッ素塗料はツヤ感が強め

  • 艶消しタイプもあるが、耐久性がやや下がる傾向

💡対策:事前に仕上がりイメージを業者としっかり共有!

 

⚠ トラブル③:チョーキング(白化現象)や変色

  • フッ素は本来チョーキングしにくいが…

  • 安価な「フッ素配合」塗料は劣化しやすいことも

  • 雑な施工で早期劣化するケースも

💡対策:信頼できる業者・正規品を使っているか確認を!

 

⚠ トラブル④:高額なのに施工不良…

  • 「数年で剥がれた」という失敗事例も

  • 原因は施工技術不足・下地処理不足

💡対策:フッ素塗料の実績が豊富な業者に依頼を!

 

 一言まとめ

 高性能なフッ素塗料だからこそ、「製品選び」×「業者選び」×「施工管理」の3つがすべて重要です。


 トラブルを避けるための3つのポイント

ポイント 内容
① 正規品か確認 製品名・メーカーを明記しているかチェック
② 実績のある業者を選ぶ フッ素塗料の施工経験が豊富な業者に依頼
③ しっかりした下地処理 ひび割れ補修や高圧洗浄の工程を丁寧に行うか確認

フッ素塗料は「良い施工業者選び」がすべて!

フッ素塗料は間違いなく優れた塗料ですが、
施工の腕次第で「大成功」にも「失敗」にもなります。

そのため、
✔ 見積もりに塗料名がきちんと書かれているか
✔ 担当者がわかりやすく説明してくれるか
✔ アフター保証がしっかりしているか

こうした基本的な点を押さえて、信頼できる業者に依頼することが一番の安心です。

 

もっと詳しいデメリットや失敗しないためのポイントを知りたい方は、
ぜひこちらの記事もご覧ください。
👉 【実はこんな落とし穴も】フッ素塗料の意外なデメリットと向いていない家とは?

 

まとめ|後悔しない選び方を

フッ素塗料は高耐久・高機能で、長期的なメンテナンスコストを抑えたい方には魅力的な塗料です。
しかしその一方で、「価格が高い」「施工に技術が必要」「ツヤを完全に消せない」などのデメリットもあり、すべての住宅に最適とは限りません。

また、フッ素塗料にしたからといって、傷んだ外壁や屋根が“新品のように蘇る”わけではないことも知っておくべきポイントです。
重要なのは、「現在の家の状態」「予算」「今後のライフプラン」に合わせて、適した塗料を選ぶこと。

どの塗料がいいか迷ったときは、経験豊富な専門業者に相談してみましょう。
あなたの住まいにとってベストな提案が、きっと見つかるはずです。

監修者の顔写真
著者:遠山 百合子(カラーアドバイザー) 外壁塗装会社で10年以上、カラーアドバイザーとしてお客様の色選びをお手伝いしています。これまでにたくさんのカラーシミュレーションやご提案を重ね、「この色にしてよかった」と笑顔になっていただける瞬間を何より大切にしてきました。塗装の現場に触れる中で、塗料や工事内容についても経験を通じて学んできました。「専門的なことがよくわからない」「初めてで不安」という方にも、できるだけやさしく、わかりやすくお伝えできるよう心がけています。大切なお住まいをより素敵に、より長持ちさせるためのお手伝いができれば幸いです。