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屋根塗装と屋根補修の違い|塗装で対応できるケース・できないケース

目次

屋根の色あせやコケ、ひび割れを見つけたとき、
「屋根塗装をすれば大丈夫なのかな?」
「補修が必要な状態なのかな?」
と迷われる方は多いのではないでしょうか。

屋根は外壁と違って普段じっくり見る機会が少なく、劣化に気づきにくい場所です。
そのため、外壁塗装の見積もりをきっかけに屋根の状態を指摘され、初めて屋根塗装や屋根補修を考える方も少なくありません。

ただ、屋根塗装と屋根補修は同じものではありません。
屋根塗装は、屋根材の表面を保護するための工事です。
一方で屋根補修は、割れ・浮き・穴あき・雨漏りの原因になりそうな部分など、傷んだ箇所を直すための工事です。

この記事では、屋根塗装で対応できるケースと、補修が必要になるケースの違いを、一般のお客様にも分かりやすく解説します。

 

屋根塗装と屋根補修は目的が違います

   

屋根塗装は、屋根材の表面に塗料を塗り、雨水や紫外線から屋根を守るための工事です。

塗料が乾くと、屋根材の表面に「塗膜」と呼ばれる保護膜ができます。
この塗膜によって、屋根材が雨水を吸いにくくなったり、紫外線による劣化を受けにくくなったりします。

つまり屋根塗装は、屋根材を長く保つためのメンテナンスです。

一方、屋根補修は、すでに傷んでいる部分を直す工事です。
たとえば、屋根材のひび割れ、欠け、浮き、金属部分のサビ、棟板金の浮き、雨漏りにつながりそうな部分などを補修します。

大切なのは、
塗装は「表面を保護する工事」
補修は「傷んだ部分を直す工事」
と分けて考えることです。

 

屋根塗装で対応できるケース・補修が必要になるケース

           

屋根の劣化症状は、すべてが屋根塗装で対応できるとは限りません。

色あせや軽いコケのように、屋根材の表面を保護し直すことで対応できる場合もあります。一方で、ひび割れや浮き、穴あき、雨漏りのように、塗装の前に補修や詳しい確認が必要になるケースもあります。

まずは、代表的な症状ごとの考え方を見てみましょう。

下の表では、塗装を検討できる場合がある症状と、補修や詳しい確認が必要になりやすい症状を色分けしています。

ご自宅の屋根に近い症状がないか、確認の目安にしてみてください。
状態・症状 考え方
屋根全体の色あせ 塗膜が劣化してきたサインのひとつです。屋根材に大きな破損がなければ、塗装を検討できる場合があります。
ツヤの低下・表面のざらつき 表面の保護機能が落ちている可能性があります。洗浄や下地処理を行ったうえで塗装するケースがあります。
軽いコケ・カビ・藻 すぐに深刻とは限りませんが、防水性が低下している可能性があります。状態確認のうえ、塗装を検討します。
屋根材に大きな割れや浮きがない 屋根材自体の状態が比較的良ければ、塗装で表面を保護し直せる場合があります。
ひび割れ・欠けがある 塗装前に補修が必要になることがあります。割れの範囲や深さを確認することが大切です。
屋根材が浮いている・反っている 塗装だけでは対応が難しい場合があります。屋根材や下地の状態確認が必要です。
金属屋根にサビや穴あきがある 軽いサビなら塗装で対応できる場合もありますが、穴あきや腐食がある場合は補修が必要です。
棟板金が浮いている・釘が抜けている 塗装より先に板金部分の補修を検討した方がよい場合があります。
屋根材がめくれている 塗装だけでは改善が難しい状態です。部分補修や別工事が必要になることがあります。
雨漏りの症状がある 屋根塗装で必ず改善するとは限りません。まず原因確認や補修を検討することが大切です。
表の内容はあくまで目安です。  
同じ症状に見えても、屋根材の種類や劣化の進み方によって必要な対応は変わります。

最終的には、屋根全体の状態を確認したうえで、塗装で対応できるのか、補修が必要なのかを判断することが大切です。

 

雨漏りがある場合は「塗装」ではなく「原因確認」が先です

 

屋根に雨漏りの症状が出ている場合は、屋根塗装だけで判断しないことが大切です。

屋根塗装は、屋根材の表面を保護するための工事です。
色あせや塗膜の劣化を整えることで、屋根材を守る役割はありますが、雨漏りの原因そのものを必ず直す工事ではありません。

たとえば、雨漏りの原因は屋根材の割れだけとは限りません。
棟板金の浮き、防水シートの劣化、屋根と外壁の取り合い部分、窓まわり、外壁のひび割れなど、複数の箇所が関係している場合があります。

そのため、雨漏りがある状態で屋根を塗装しても、原因が別の場所にあれば改善しないことがあります。

また、現地調査で屋根や外壁の状態を確認しても、見た目だけで雨漏りの原因を断定することが難しい場合があります。
塗装店では、雨水が入りやすそうな箇所や劣化が見られる部分を確認し、必要に応じて補修を行うことはあります。
ただし、その補修によって雨漏りが必ず止まるとは言い切れません。

雨漏りがすでに起きている場合は、見積もりの段階で必ず症状を伝えましょう。
「いつから雨漏りしているのか」「どの部屋にシミが出ているのか」「強い雨のときだけなのか」などを伝えることで、確認すべき場所を整理しやすくなります。

 

屋根材によって判断が変わります

屋根塗装と屋根補修の判断は、屋根材によっても変わります。

たとえば、スレート屋根は色あせ、コケ、ひび割れなどが塗替え時期を考える目安になります。
ただし、屋根材の反りや浮き、割れが多い場合は、塗装だけでは対応が難しいことがあります。

スレート屋根の塗装時期や劣化サインについて詳しく知りたい方は、
「スレート屋根の塗装は本当に必要?塗替え時期と見逃したくない劣化サイン」
の記事も参考にしてください。

金属屋根の場合は、色あせだけでなくサビの状態を確認することが大切です。
表面に軽くサビが出ている程度であれば、下地処理やサビ止めを行ったうえで塗装できる場合があります。
一方で、サビが広がっている、穴があいている、腐食が進んでいる場合は、補修や部材交換が必要になることもあります。

金属屋根のサビが塗装で対応できるのか、補修が必要なのかについては、今後の記事で詳しく解説していきます。

また、瓦屋根の場合は、屋根材そのものに塗装が必要ない種類もあります。
瓦の種類や漆喰、下地の状態によって確認するポイントが変わるため、「屋根だから塗装すればよい」と一律に考えないことが大切です。

 

塗装か補修かを見極めるために確認したいポイント

屋根は普段見えにくい場所のため、色あせやコケだけでなく、ひび割れ、浮き、サビ、板金部分の状態まで確認することが大切です。

屋根塗装で対応できるか、先に補修が必要かは、表面だけで判断できるとは限りません。
表面は色あせ程度に見えても、屋根材の一部に割れがあったり、棟板金が浮いていたりする場合があります。反対に、汚れやコケが目立っていても、屋根材自体に大きな破損がなければ、塗装で対応できる場合もあります。

また、屋根は地上やドローンで確認していても、足場を組んで近くで見てから、割れ・板金部分の傷み・サビの進行・下地の劣化などが分かることもあります。

その場合は、写真などで状態を報告し、塗装だけで対応できるのか、補修が必要なのかを説明したうえで、了承を得てから工事を進める流れが安心です。

良い業者ほど、契約前に「足場設置後に再確認する場合がある」「大きな補修が必要な場合は別途になることがある」などを分かりやすく説明してくれます。

大切なのは、確認方法を一律に決めることではなく、屋根材の状態や建物の立地、安全面を考えながら、塗装で対応できる状態か、補修が必要な状態かを確認することです。

 

外壁塗装のタイミングで屋根も確認しておくと安心です

屋根塗装や屋根補修は、外壁塗装と同じタイミングで確認されることが多い工事です。

理由のひとつは、足場を使う工事が多いことです。
外壁と屋根を別々の時期に工事すると、それぞれで足場が必要になる場合があり、費用や工期の負担が増えることがあります。

もちろん、屋根の状態によっては、すぐに塗装や補修が必要ない場合もあります。
ただ、外壁塗装を検討する時期は、住まい全体のメンテナンスを見直すよい機会です。

外壁だけで判断せず、屋根も一緒に確認しておくことで、塗装で対応できる状態なのか、補修が必要な状態なのかを整理しやすくなります。

 

費用は塗装か補修かで変わります

屋根にかかる費用は、塗装で対応できるのか、補修が必要なのかによって変わります。

屋根塗装の場合は、屋根の大きさ、勾配、使用する塗料、劣化状況、足場の有無などによって費用が変わります。
補修が必要な場合は、ひび割れ補修、板金補修、ビスの打ち替え、屋根材の交換など、工事内容によって追加費用がかかることがあります。

また、屋根の勾配が急な場合や、複雑な形状の屋根、作業スペースが確保しにくい建物では、安全に作業するために足場費用が一般的な相場より高くなることがあります。

費用を確認するときは、金額だけを見るのではなく、
どこまでの作業が含まれているか、補修は必要か、塗装で対応できる状態なのか、足場費用はどのように含まれているかを確認することが大切です。

 

まとめ|屋根は塗装と補修の違いを知って判断しましょう

屋根塗装と屋根補修は、似ているようで目的が違います。

屋根塗装は、屋根材の表面を保護する工事です。
色あせや軽いコケ、塗膜の劣化など、屋根材自体に大きな破損がない場合は、塗装で対応できることがあります。

一方で、ひび割れ、欠け、浮き、サビの進行、穴あき、雨漏りの症状がある場合は、塗装だけでは対応が難しいことがあります。
その場合は、塗装前に補修や詳しい確認が必要になる場合があります。

大切なのは、屋根の状態を見ずに「塗装で大丈夫」「補修が必要」と決めつけないことです。
屋根材の種類や劣化状況によって、向いている工事は変わります。

屋根の色あせやコケ、ひび割れ、サビが気になる場合は、無理に自己判断せず、まずは住まいの状態を確認してみましょう。

ペイントホームズでは、屋根材や劣化状況を確認しながら、塗装が向いている状態か、補修や詳しい確認が必要な状態かを分かりやすくご案内できるよう努めています。
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