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DIYで外壁塗装はできる?プロに任せるべき理由と失敗しやすい落とし穴

目次

「自分で外壁を塗装すれば、かなり費用を節約できるかも…」

そんなふうに思ったことはありませんか?実際、最近ではホームセンターやネット通販で塗料や道具を簡単にそろえることができますし、YouTubeなどには塗装のやり方を解説した動画もたくさんあります。道具が手に入りやすくなったことで、「もしかして自分でもできるのでは?」と感じる方も増えています。

とはいえ、外壁塗装は思っている以上に手間がかかり、専門的な知識や技術も必要な作業です。ちょっとした失敗が、仕上がりのムラや数年後の剥がれといったトラブルにつながることも…。

 

この記事では、DIYで外壁塗装をするメリット・デメリットから、よくある失敗例、プロに依頼するべき理由までわかりやすく解説していきます。

「自分でやるか、プロに頼むか」迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

外壁塗装をDIYで行うメリットは?

DIYで外壁を塗る最大のメリットは、やはり「費用を抑えられること」です。

業者に依頼すると、内容によっては数十万円〜100万円近くかかることもありますが、自分で行えば塗料代や道具代だけで済みます。

また、自分のペースで作業できるのも魅力のひとつですよね。

休日や時間のあるときに、少しずつ進められるので「自由度が高い」のも嬉しいポイントです。さらに、「好きな色にこだわりたい」「自分の手で仕上げたい」といった方にとっては、作業そのものを楽しめるという魅力もあります。

 

DIYが向いている人とは?

 

〇塗装する場所がごく一部だけの場合

門柱や物置、庭のフェンスなど、手が届きやすく規模の小さい場所であれば、DIYでも比較的取り組みやすいでしょう。

 

〇時間に余裕がある

DIYは、自分のペースで作業を進められるのが大きな魅力です。そのため、急いで仕上げる必要がなく、時間に余裕がある人に向いています。特に外壁塗装は天候の影響を受けやすいため、作業スケジュールに余裕を持てることが重要です。

 

〇コストをできるだけ抑えたい

業者に依頼する費用を節約したい方には、DIYという選択肢が向いています。ただし、その分、手間や時間がかかることを理解した上で取り組むことが大切です。

 

〇安全に作業できる環境がある

脚立を使わなくても届く高さで、周囲に障害物がなく、安全に作業できるスペースが確保できることが大切です。

 

〇塗装や建築の経験がある

これまでにDIYで塗装や補修をした経験があり、道具の使い方や手順を理解している方であれば、失敗のリスクも少なくなります。

 

このような条件がそろっている方なら、DIYでもうまくいく可能性があります。ただし、少しでも不安がある場合は、無理せずプロに相談するのがおすすめです。

 

 

DIY塗装のデメリットとリスク

高所作業の危険性

平屋であっても、塗装が届かない場所には脚立やはしごを使うことがあります。しかし、これらを使用する際には、転倒や落下といったリスクが伴います。特に屋根の近くや軒下など、高い場所で不安定な足場のまま作業するのは非常に危険です。

 

適切な下地処理ができないことも

外壁塗装は、ただ塗料を塗るだけではきれいに仕上がりません。

DIYで塗装する場合でも、下地処理は非常に重要です。古い塗膜を落とす「ケレン」作業をはじめ、ひび割れの補修、防カビ処理、シーリングの打ち直しなど、塗装前に下地をしっかり整える必要があります。これらの工程をおろそかにすると、どれだけ良い塗料を使っても長持ちせず、すぐに劣化してしまいます。プロでも慎重に行う作業ですので、DIYで取り組む場合は、時間と労力がかかることを覚悟しておきましょう。

 

塗料の選び方や塗り方に専門知識が必要

外壁塗装に使う塗料は、外壁の素材や住んでいる地域の気候、塗装を行う季節によって適した種類が異なります。これらに合わない塗料を使ってしまうと、思うように塗れなかったり、塗った直後に剥がれてしまうこともあります。

また、塗料には「どのくらい水で薄めるか(希釈率)」「何回塗り重ねるか」「どれくらい乾燥時間を取るか」といった、正しい使い方のルールがあります。これらを守らないと、塗りムラが出たり、仕上がりが悪くなる原因になります。

最近では、あらかじめ希釈されたそのまま使える塗料もありますが、それでも塗り方や乾燥時間を守ることは重要です。

DIYの場合は、こうしたすべての判断をご自身で行う必要があります。説明書をよく読む、購入した店舗でアドバイスを受けるといった対策はできますが、内容によっては専門的な知識が求められるため、慎重な判断が必要です。

 

 

やってみて後悔…!外壁塗装DIYでありがちな失敗とは?

ムラになって見た目が悪くなる

外壁塗装では、ローラーを使って塗るのが一般的です。一見すると「コロコロ転がすだけで簡単そう」と思われがちですが、実は意外と技術が必要な作業です。たとえば、ローラーに含ませる塗料の量が多すぎると垂れてしまい、少なすぎるとムラになります。また、同じ力加減・同じ方向で塗らないと、乾いた後に色ムラやテカリの差が出てしまうことも。塗り残しや塗り重ねの境目が目立ってしまうと、どうしても「素人が塗った感じ」が出てしまいます。簡単に見えて、実は経験が仕上がりを大きく左右する工程なのです。

 

塗料の選び方がわからず、耐久性に不安が残る

塗料には種類が多く、水性・油性や1液型・2液型など専門的な違いもあります。見た目が似ていても、性能や用途が大きく異なるため、選ぶのは意外と難しいものです。

外壁材との相性が悪い塗料を使うと、数年でひび割れや剥がれが起き、塗り直しが必要になることも。「安いから」と価格だけで選ぶと、かえってコストがかさむケースもあります。

素材や気候などを考慮して適切な塗料を選ぶには、ある程度の専門知識が必要です。DIYで不安がある場合は、塗料メーカーの公式サイトや塗装専門店でアドバイスを受けると安心です。それでも難しいと感じる場合は、無理をせず専門業者に相談するのも一つの方法です。

 

しっかり下地処理ができておらず、数年で剥がれてしまった

外壁のコケや古い塗膜を十分に落とさず、そのまま上から塗料を塗ってしまいました。塗った直後はきれいに見えても、1年ほど経つと一部が浮いてきて、2~3年で塗装がパリパリと剥がれてきてしまいました。他にも、外壁の小さなヒビ割れを補修せずに塗装を進めてしまい、そこから雨水が入り込み、塗膜の内側で膨れが起きて、塗装全体がダメになったという例もあります。このように、下地処理は見えないけれど非常に重要な工程です。塗料の密着や持ちの良さに大きく影響し、どんなに良い塗料を使っても、下地が整っていなければ長持ちしません。DIYではつい後回しにしがちですが、「見えない部分ほど丁寧に」が外壁塗装成功のカギです。対策としては、ケレン(古い塗膜や汚れの除去)やヒビ補修、防カビ処理をしっかり行うことが大切です。自信がない場合は、DIYで塗装する範囲を小さくするか、下地処理だけを業者に依頼する方法も考えてみましょう。

 

高所作業でケガをするリスクが高い

2階の外壁を塗装しようと脚立を使って作業していた際、バランスを崩して転倒し、足を骨折。その後の作業が一切できなくなったというケースがあります。脚立は見た目以上に不安定で、少しの揺れや傾きでも大きな事故につながります。

高所での作業には、安定した足場と安全対策が欠かせません。プロはしっかりとした足場を組み、ヘルメットを使用して作業を行いますが、DIYではそこまでの安全対策が難しいことも多いです。「少しぐらいなら大丈夫」と思って始めた作業でも、大きなケガにつながるリスクがあることを、あらかじめ理解しておくことが大切です。

 

養生不足でサッシや窓ガラスに塗料が付着してしまう

養生が不十分だと、サッシや窓ガラスに塗料が付いてしまうことがあります。マスキングテープと新聞紙だけでは隙間から染み出すことがあり、乾いてしまうと落とすのが大変です。また、風の強い日は養生シートがめくれ、塗料が思わぬ場所まで飛んでしまうケースも。玄関ドアやエアコンの室外機に塗料が付着し、清掃に手間と費用がかかってしまうこともあります。塗装前の準備を甘く見ず、養生は丁寧に、しっかり行うことが大切です。

 

こうした失敗例からもわかるように、外壁塗装は専門的な知識と技術が必要な作業です。

DIYでは難しいと感じる場面も多いため、無理をせず、必要に応じてプロに相談するという選択肢も大切です。

 

外壁塗装、DIYでやる?それともプロに頼む?後悔しないための判断ポイント

施工箇所が広い場合

外壁全体など広い面積を塗る場合は、作業の手間や時間が大幅にかかります。プロであれば短期間で効率よく、しかも丁寧に仕上げてくれます。

 

経験豊富な職人による美しい仕上がり

塗装のプロは、塗り方や道具の扱いにも慣れているため、ムラのない均一でキレイな仕上がりになります。見た目の美しさに差が出ます。

 

適切な下地処理で塗膜が長持ち

長持ちする塗装には、表面の汚れ落としやひび割れ補修など、下地処理がとても重要です。プロはその作業をきちんと行うので、塗膜がしっかり密着し、耐久性がアップします。

 

安全対策や保険が整っている

高所作業や重い機材の使用にはケガのリスクも伴いますが、プロは安全対策が徹底されていて、万が一の事故にも対応できる保険に加入していることがほとんどです。

 

使用環境や外壁材に合った塗料の選定

気候や外壁の素材に合った塗料を選ばないと、すぐに劣化してしまいます。プロなら、建物の状態や環境に最適な塗料を選んでくれます。

 

万が一の不具合にも保証対応

施工後にトラブルや不具合があっても、保証期間内であれば無償で対応してもらえる場合が多いです。DIYにはない“安心”が得られるのも大きなメリットです。

 

まとめ

外壁塗装をDIYでやってみようかな…と思ったとき、狭い範囲や手が届く場所なら「これなら自分でもできるかも」と感じる方も多いでしょう。たしかに、外壁塗装をDIYで行うことは「絶対に無理」というわけではありません。

ただし、実際には高所での作業や、専門的な知識・技術が必要になるため、想像以上に難しく、失敗やケガのリスクも伴います。

「できれば費用は抑えたい…」と思うのは当然ですよね。

でも、仕上がりの美しさや塗装の長持ち具合、安全面まで考えると、やっぱりプロに任せる方が安心できるケースが多いです。

 

外壁塗装は、大切なお住まいを長く守るための大事な工事です。

無理をして後悔するより、「やっぱりプロにお願いしてよかった」と思えるような、納得のいく選択をしていただけたら嬉しいです。

 

費用のことだけでなく、ご自身やご家族の安全、そしてこれからの暮らしを見据えて、いちばん安心できる方法をじっくり考えてみてください。

 

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