外壁塗装の見積書を依頼する・・・どの会社に工事を依頼するかを決める第一歩です。
しかし・・・
「見積もりの内容が適切かどうか断できない…」
外壁塗装の内容はある程度知識がないと難しいものです。
判断できるものとして、見積書内での確認事項も沢山ありますが、実は見積書以外で業者をチェックできるポイントがあります。
是非、依頼してようかなとお悩みの業者を、以下にあげているチェックポイントで比較してみて、信頼できる業者探しに役立てていただきたいと思います。
チェックポイント!
1 しっかりした会社組織であるか?
2 施工実績が豊富であるか?
3 ニーズに合った提案力があるか?
4 担当者の人柄はどうか?
5 建物劣化診断書を作成してもらえるか?
6 カラーシミュレーションでの提案があるか?
7 アフター保証が充実しているか?
8 工事前の近隣挨拶をきちんと行う業者か?
9 塗装工事をした施主の方から聞く
しっかりした会社組織であるか?
外壁塗装は家の印象を決める大切な工事です。
塗装には様々な工法があるうえ、施工業者の技術によって仕上がりも異なってきます。 優良業者を選ぶためにも「契約する前に!」いくつか確認しておきたいポイントがあります。
依頼する業者によって仕上がりは随分変わってきます。
契約前に今一度確認!その業者大丈夫??
チェック項目の一つとして、「個人事業主」か「法人」かであるか…ということの確認をしておきましょう。
塗装業者が一人親方のような個人事業の場合、事業主に何かあったときに事業自体が急に終わる可能性があり問題が発生するかもしれないという不安があります。また工事後のアフターフォローや保証は会社組織の方が整っていて安心できます。
また、法人の場合は、その会社の情報(会社名・本店住所・事業目的・役員の名前・代表取締役の住所・決算日・会社設立日)など会社の重要な情報が一目で確認できるという事で第三者機関が証明してくれている安心感はあります。また、手続きを踏んだ上で会社を作っているので、一定の信頼がおかれます。
本当に良い技術がある職人は、会社組織にせず個人事業主という形で経営されている場合が多く、そのような業者に巡りあえば、費用が安く・工事品質も良い工事が出来ます。
施工実績が豊富であるか?
いざ、大切な家を任せるとなると、信用できる業者に頼みたいと思います。
信用できる業者って?
実績豊富な会社は信頼感が増します。
実績のある外壁塗装業者を見極める選び方の一つとして資格や許可を持っているかどうか。ただ驚くべきことですが、塗装業を行うのに基本的には資格や許可は必要ないのです。
塗装業界では塗装の技術に長けているが資格を持っていない業者が数多くいます。
昔ながらの職人気質な職人さんであれば、資格がなくても技術でカバーできるという自信を持っている方も多いのが外壁塗装業者の特徴でもあります。こうした腕の確かな職人が揃っている業者に外壁塗装が依頼できれば、仕上がりもよく、塗装の耐久性も保証されることでしょう。
また豊富な塗装職人の方は、提案の幅が広く様々な家の状態に応じた適切な塗装工事をしてもらえることが期待でき安心して依頼することができます。
ニーズに合った提案力があるか?
お客様が本当に求めているもの…。商品自体ではなく商品が生み出す「なにか」を得たいとうお客様の本音や潜在ニーズを引き出すことでお客様が必要としている提案に繋がるのではないかと思います。
最高の提案力とは「いかにお客様の満足感が得られる提案をできるかどうか」ということだと思います。
お客様が求めているものは何かをヒアリングしたり、日々の生活の中での気づきを取り入れてみたり、その具体案を考えて最良の提案をすることだと思います。
お客様の求めているものを正確に把握し、自分の意見を押し通すのではなく、共感しながらお客様に寄り添い悩みを引き出していくことで問題点を解決できると思います。
常に相手の立場に立ち、正しい知識と確かなサービスで柔軟に相手の課題解決に向き合ってくれる業者を探すことがとても大切なことです。
近年は、インターネットの普及によりお客様の情報収集力が進歩しています。ネットでかなりの情報が入手可能なため、営業マンより知識が豊富なお客様もいます。
そんな時代だからこそ、情報収集と勉強を常日頃から行い、お客様の抱えている課題に寄り添って提案してくれる業者探しをしましょう。
担当者の人柄はどうか?
何度も出来ない大きな買い物・・・外壁塗装。
その大事な工事の業者を決定するときに決め手となるのは、やっぱり費用ですよね!
大きな金額ですので、工事費用は勿論大事です。同時にお任せする担当の方もまた重要視すべきだと思います。よく知らない相手や信用できない相手に大きな費用のかかる工事を任せるのは大変不安です。ですから、担当者の人柄も重要視することが大切です。
担当個人よりも、会社のブランド力、信用力が重要だと考える方もいらっしゃるでしょうが、会社を信用できても、実際に毎日のように会う担当者と気が合わなかったら、施工がうまく進行していかないことも多くなります。
お客様から信頼度の高い担当者は、礼儀正しく、感情が安定しており、表情も穏やかです。そして無理な売り込みはせず、お客様の役に立とうという姿勢にあふれています。誰もが知っている営業の基本ですが、できていない人も意外に多いものです。
見積もりを行う際の資料作成にも手間と時間をかけ、お客様にわかりやすいように工事内容や工事費用の内訳を詳細に説明してくれます。またこのような親切な担当者は相談や打ち合わせなど、どのような場面でも真摯に対応してくれます。
見積り時や現調依頼したときに担当者のそのような点をチェックしてみましょう。
お客様に喜ばれる担当者は基本的なビジネスマナーがしっかりしています。
※スタッフの対応や身だしなみの確認もお忘れなく
・清潔感のある身だしなみをしている
・話し方が丁寧で分かりやすい
・施工中のマナーがきちんとしている(無駄話や喫煙など)
・すぐに見積もりや契約の話をせず、お客様の話を聞いてくれる
・お客様のためになる提案をしてくれる
など事前に口コミなどで確認しておくと安心です。
建物劣化診断書を作成してもらえるか?
外壁・屋根の塗装前の診断はとても大事です。
自分で見てわかる劣化もありますが、屋根など普段確認できない部分は専門の業者に見てもらう必要があります。また目視だけではわからない劣化症状もあります。その後の対処もかわってきますので必ず業者に劣化診断をしてもらいましょう。
外壁塗装業者によっては、建物を見ずにあいまいな見積もりを出しているという業者もいます。
しかし、現地調査をしないで正しい現状把握はありえませんし、問題を根本的に解決することは不可能になってきます。劣化の進行具合は建物によって異なります。傷んできているから対応するのではなく、それぞれのご自宅がどのような状況なのか知るための下準備となる外壁診断は特に重要で不可欠なのです。劣化診断の有無、また劣化診断書をきちんと提出してくれる業者であるかどうかの確認が必要です。
カラーシミュレーションでの提案があるか?
家は家族の笑顔と幸せを作ってくれるかけがいのないもの。お気に入りの家を眺めていると、自然と笑顔になる、気持ちが明るく元気になる…家は住まう人の気持ちを変えてくれる力を持っています。そのため家の外観はとても重要で、仕上がりの印象や満足度はこの外壁の色によって大きく左右されます。
初めての外壁塗装で「どんな色にしようかな」とイメージを膨らませワクワクする人も多いはず。
お客様は思い描いている希望をしっかり伝えたいのになかなか思うように要望が伝わらない…このような悩みをお持ちの方もおられるのではないでしょうか。決して安い費用ではない外壁塗装で、後悔しないためにも、色選びで失敗したくありませんよね。そのように色決めで悩まれたときに活用したいのがカラーシミュレーションです。そんな色決めで皆さんの大きな味方となるのが、「カラーシミュレーション」です。外壁の色を決める際に、様々な色の組み合わせをコンピュータ上で試してみて完成後をイメージしながら選択出来るのがカラーシミュレーションです。依頼しようと考えている業者がカラーシミュレーションをしてくれるかどうかも事前に担当に確認しておかれると安心です。
ただしカラーシミュレーションも見本通りの100%確実な色を出せない場合もありますので、イメージとしてご活用ください。
お客様の自由な発想で住まいの色を選び、カラーシミュレーションで試しながら理想のお住まいを手に入れてください。
アフター保証が充実しているか?
外壁塗装は塗ってすぐではなく数年後に仕上がりの差が出るので外壁塗装後のアフターフォローや保証は大切です。
優良業者はアフターフォローが充実している傾向があります。またきちんと保証も付いています。
塗装後の定期点検や不具合があった場合の対応など工事後もきちんと対応してくれる業者を選びましょう。
保証期間は、塗料の種類や外壁と屋根でも保証期間の違いがあります。
他の業者と比べて明らかに保証期間が長すぎる業者も注意が必要です。
とても重要な保証になるので、契約前に施工業者にしっかり確認しておくことが大切です。
製品保証と工事保証
◆製品保証
製品保証とは、塗料(製品)に瑕疵があった場合の保証で塗料メーカーが出す保証のことです。
塗料ごとに耐用年数というものがあり、保証期間がかわってきます。
◆工事保証
工事保証とは、塗装工事に瑕疵があった場合、施工店が工事に対して出す保証のことです。
工事の不備により塗装が剥がれてしまった時に、施工業者が無料で補修をする保証です。
保証について事前に確認
・塗料メーカの「製品保証」と施工業者の「工事保証」の両方がある
・保証書を発行してくれる
・どの部分が保証されているのか?(外壁や屋根など)
・どのような状態を保証するのか?(剥がれ、膨れ、変色)
・保証期間は?
注意!
工事保証は「施工内容に不備があった場合」の保証です。
・自分で物をぶつけてしまった
・台風など災害で傷んでしまった
等の場合は保証対象外ですのでご注意ください。
※瑕疵担保責任
瑕疵担保責任というのは住宅の売買において売主が負う責任のことです。新築住宅においては基本構造部分についてのみ、10年間の瑕疵担保責任の義務があります。
工事前の近隣挨拶をきちんと行う業者か?
カンカンカン!突然隣の家で足場の組み立てが始まった。
突然隣家が何の予告もなしに工事を始めたら、どのような気持ちになるでしょうか。
おそらく「一言挨拶があればいいのに」と悪い印象を抱いてしまうかもしれません。工事中に騒音や嫌な臭いが気になり始めると、さらに不満は大きくなっていきます。
しかし、工事前に業者もしくはお客様より挨拶をするかしないかとでは問題が起きた場合の印象が大きく変わってきます。
工事前の挨拶は、近所の人たちと今後も良好な関係を保つためにとても必要なことです。
基本的に、工事前の挨拶で伝えるべきことは、「工事内容・工期日程・開始日と完了日・お問い合わせ先の施工会社の連絡先(担当者)」です。
これらの内容を必ず書面にて工事前に配布します。
また、近所の人から工事中に質問があった場合は、施工会社にお問い合わせできるようにします。連絡先を把握しておけば、トラブルが起きてもすぐに対処できるので安心です。
丁寧な挨拶を心がけることで、トラブルが起きることなくスムーズに工事を進めることができます。この工事前挨拶をきちんとしてくれる業者なのか事前に調べておくことをおすすめします。
※挨拶の範囲は「向こう三軒両隣」
工事における挨拶の範囲は、向こう三軒両隣が一般的です。向こう三軒両隣は引っ越しでもよく耳にする言葉で、両隣向かいと裏の3軒、全部で8軒の家を指しています。
近所付き合いには必要不可欠な範囲なので、必ず挨拶にまわるようにしましょう。
塗装工事をした施主の方から聞く
ご近所で塗装工事が行われていたら、業者の工事内容や職人さんの人柄などを聞いてみるといいですね。
業者のサービス面や営業や職人の人柄などの対応に関する評判は受け取る印象は人によって様々ではありますが、実際、工事をしたお客様の声は良い外壁塗装業者を探すための確率は上がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。見積書以外でみえてくることたくさんありました。
・しっかりした会社組織であるか?
・施工実績が豊富であるか?
・ニーズに合った提案力があるか?
などなど、塗装工事費用の見積書以外でも重要なチェックポイントです。
費用面だけでなく、依頼する業者、スタッフの対応や保証などなど・・・契約前にぜひ確認しておかれると安心です。大切なお家を長持ちさせるための工事です。見積もり以外の確認ポイントもしっかりとチェックしましょう。
色々と確認することが多くて、面倒くさいな…と思うかもしれませんが、外壁塗装は決して安い買い物ではありません。ぜひ後悔しない塗装業者選びをしていただければと思います。
ご自身で出来るところはしっかりと事前に調査し最適な提案をしてくれる業者にお願いしていただければ幸いです。