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塗装記事

カラーベスト(コロニアル)屋根の特徴とメンテナンスの方法と種類は?

目次

カラーベスト・コロニアル

 

暮らしを守る大切な家・・・。大事にしていても年月と共に劣化していきます。
ところでご自分の家の屋根の名前をご存知でしょうか。
自分の家は「スレート屋根」だと思っていたけど?見積書にはカラーベスト?と記載してある。この2つは同じもの?とカラーベストの屋根で戸惑われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「カラーベスト」や「コロニアル」…こちらは日本住宅でもよく使われている「スレート屋根」の商品名です。スレートはセメントをベースにした屋根材です。

 

カラーベスト(コロニアル)とは

 

カラーベストとは「平型化粧スレート」のことで、ケイミュー株式会社が販売しているスレート屋根材の商品名です。
近年の新築住宅の約80%がこのカラーベストを採用しています。業者のよっては「スレート瓦」「コロニアル」と呼ばれることもあります。

陶器瓦の半分ほどの重さでとても軽く、住宅への負担が少ないため耐震性も優れています。また、すべての屋根材を釘で固定する「全数釘止め工法」で施工しているため、強風による飛散や落下を防げます。作業性がよく、材料費が安価なため作業面・コスト面でも優れている屋根材といえます。

 

メリット

 

◆種類が豊富
カラーベスト(コロニアル)は種類が豊富なので、沢山の選択肢の中から住宅にあったお好みの屋根を選べます。
カラーバリエーションも豊富なので、お気に入りのデザインに仕上げることが出来ます。

 

◆施工しやすい
カラーベスト(コロニアル)は施工方法が簡単で作業しやすいため、工期が短くて済むこともメリットのひとつです。

 

◆住宅への負担が少ない
カラーベスト(コロニアル)は陶器瓦の半分ほどの重さで軽量なため、屋根全体の重さを軽量化できます。そのため建物への負担を軽減することができ、地震の影響を抑え耐震性が向上します。

 

◆価格が安い
カラーベスト(コロニアル)は、ほかの屋根材に比べて価格が安いため、工事費用を抑えられます。

 

※商品の種類によって価格は異なりますが、カラーベスト(コロニアル)はほかの屋根材と比べると安いといえるでしょう。また太陽光発電装置が設置可能なのも魅力です。

 

デメリット

 

◆定期的に塗装が必要
カラーベスト(コロニアル)には防水性がないため、定期的なメンテナンスが必要になります。

◆寒い地域では不向き
カラーベスト(コロニアル)は凍害に弱いため、寒冷地にお住まいの場合はあまりおすすめしません

 

カラーベストはこのような方におすすめ

 

・屋根工事に時間をあまりかけたくない
・住宅に負担をかけたくない
・工事費用を抑えたい
・色にこだわりがある

 

【豆知識】
メーカーや施工店が出す保証年数と塗料の耐用年数は同じではありません。屋根は環境によって劣化が異なるため、メーカーや施工店が保証できる年数は、塗料の耐用年数より短いのが通常です。環境の違いで劣化状況は変わりますので、耐用年数ほどもたないことがあるということを覚えておかれるといいかと思います。

カラーベストの劣化症状

 

◆色褪せ
屋根の色が全体的に色褪せて見えます。塗膜効果が切れて劣化し始めている証拠で、防水性が低下し吸水しやすくなります。

 

◆コケ・カビ・藻
表面に茶色の汚れや黒ずみがみられたら、カビやコケが繁殖しています。これは屋根自体が水分を吸収している証拠です。

 

◆ひび割れ
水の含みと渇きを繰り返した屋根材が歪みを起こし、ひび割れが起きます。

 

◆欠け
ひび割れをそのままにしておくと欠けてしまいます。雨漏れの原因にもなりますので大きく欠けてしまうと補修ではなく、交換工事などになります。

 

◆反り
水を含むようになった瓦が膨張と収縮を繰り返すことで反ってしまい、のちに雨漏れの原因にも繋がります。塗装では補修ができないため交換やカバー工事が必要になります。

 

◆釘の浮き・抜け
棟板金に打ち付けられている釘が次第に浮いてきて、抜け落ちてしまうことがあります。釘が抜けた棟板金には雨が浸入しやすくなり、下地材の腐食などを引き起こしてしまいます。

 

カラーベストメンテナンスについて

 

カラーベスト(コロニアル)の表面は塗装が施されています。塗膜の耐久性が約10年ですので、そのタイミングでメンテナンスが必要になります。

年月が経てば色褪せや割れなど劣化症状は何かしらでてきます。建物を長く保つためにも、前回のメンテナンスから10年程経過したら、一度業者にみてもらうと安心です。

※劣化状況によってどの工事を行うか決まる!
屋根やその周りの劣化状況次第で塗装、または葺き替え工事にするか、カバー工事(重ね葺き)にするか変わってきます。

まずは施工業者に、建物の状況を診断してもらい、どのような工事がお住まいの家に適切なのか、聞くようにしましょう。

 

塗装工事

 

一般的な方法として塗替えという方法があります。カラーベスト(コロニアル)表面の汚れを高圧洗浄で落とし、塗料を下塗り、上塗りの工程で仕上げる方法です。
塗装工事は、家全体の総合メンテナンスをして長持ちさせたい方におすすめです。

屋根の傷みが初期の段階であれば塗装工事で修繕できます。塗装することによってさらに防水機能を復活させることができます。また、外壁や雨樋などその他付帯の塗装も同時に行うと足場代も一度で済み余分な費用を抑えることができます。

※カラーベスト(コロニアル)屋根を塗装する際は、縁切りという作業が必要になります。

 

カバー工法

 

屋根重ね葺き工事ともいいます。既存の屋根の上から金属製の屋根をそのまま被せる工法です。新しい屋根を被せるため新品のような仕上がりになります。
塗り替えよりも金額は高くなりますが、塗装できない状態である際はこちらの工法がおすすめです。
カラーベスト(コロニアル)の瓦が薄い屋根材だからこそできるカバー工事は、塗装では対処できない劣化が出ている場合や、メンテナンス回数を減らしたい場合におすすめです。カバーに使用する屋根材にもよりますが、耐用年数は20~40年ほどです。

ただし、屋根材を二重で設置することになるため、住宅に負担をかけてしまうことも覚えておきましょう。

 

葺き替え工事

 

葺き替えとは、既存の屋根を撤去して新しい屋根材を設置する方法です。
塗装では補修できない場合や、交換できないほど素材自体が劣化をしている場合には既存の屋根をすべて撤去して新しい屋根に葺き替えることをおすすめします。

葺き替えに使用する屋根材にもよりますが、耐用年数は20~40年ほどです。

葺き替えは、既存の屋根の撤去に時間とお金がかかりますが、普段チェックできない下地を確認できるため丁寧なメンテナンスができます。

 

まとめ

 

カラーベスト(コロニアル)の特徴をお話してしました。
いかがだったでしょうか。

カラーベスト(コロニアル)とはケイミュー株式会社が販売しているスレート屋根材の商品名です。

国内新築住宅80%のシェアを誇る屋根「カラーベスト(コロニアル)」は軽量で施工性が高く、デザイン性に富んだ屋根材です。約10年を目安にメンテナンスが必要となります。ただしメンテナンス方法によっては20年以上もつ場合もあります。

カラーベスト(コロニアル)は、種類も豊富でデザイン性もあるので沢山の選択肢の中から選ぶことが可能です。また軽量なため、建物への負担を減らすことが出来ます。
ただし吸水によって劣化が進行してしまいますので、定期的なメンテナンスやひび割れ等の補修は欠かさないようにしましょう。

長く快適な暮らしのため、家の現状に合わせてメンテナンス方法を選びましょう。

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