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クリヤー塗装は普通の外壁塗装より安い?費用が変わる理由と見積もりの比較方法

目次

「クリヤー塗装は2回塗りだから、普通の外壁塗装より安いの?」

今のサイディングの柄を残したいと考えている方の中には、費用についても気になっている方がいらっしゃるでしょう。

一般的な色付き塗装では3回塗りが多いため、クリヤー塗装の方が安くできそうに感じるかもしれません。

先に結論

クリヤー塗装は、色付き塗装より費用を抑えられる場合があります。しかし、必ず安くなるわけではありません。

塗装工程が少なくても、使用する塗料の価格や工事内容によっては、色付き塗装と同程度、あるいは高くなる場合もあります。

そもそもクリヤー塗装は、費用の安さよりも「今の外壁の色や柄を活かせること」が大きな特徴です。

では、どのような場合に費用が変わるのでしょうか。

今回は、クリヤー塗装と色付き塗装の費用の違いや、見積もりの比較方法、どちらを選ぶか迷ったときの判断ポイントを解説します。

1. クリヤー塗装は色付き塗装より安い?

クリヤー塗装には、メーカー指定の2回塗りで仕上げる製品があります。

一方、一般的な色付き塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3工程で仕上げることが多くあります。

そのため、塗装工程だけを比較すると、クリヤー塗装の方が作業を少なくできる場合があります。

ただし、ここで知っておきたいのが、塗装回数と工事費用は必ずしも比例しないということです。

2回塗りなのに安くならないのはなぜ?

外壁塗装の費用には、塗料の材料費と塗装作業にかかる費用が含まれます。

クリヤー塗装で工程が少なくなっても、高価格帯の塗料を使用すれば、材料費が高くなることがあります。

また、足場の設置や洗浄、シーリング工事などは、クリヤー塗装でも必要に応じて行う工事です。

そのため、塗装工程が少なくなることだけで、工事全体の費用が大きく下がるとは限りません。

比較項目 クリヤー塗装 色付き塗装
塗装工程 2回塗りの製品がある 一般的に3工程が多い
塗料の価格 製品・グレードによって異なる 製品・グレードによって異なる
足場・洗浄 原則として必要 原則として必要
工事総額 安くなるとは限らない 塗料や工事内容によって変わる

結論:クリヤー塗装は工程数を抑えられる場合がありますが、費用面で必ず有利になる塗装方法ではありません。

2. クリヤー塗装の費用が高くなるのはどんなとき?

クリヤー塗装の費用に差が出る理由を知っておくと、見積もり金額が高くなったときにも判断しやすくなります。

特に確認したいのは、次の3つです。

① 高価格帯のクリヤー塗料を選んだ場合

クリヤー塗料には、シリコン系やフッ素系など、異なる種類の製品があります。

高価格帯の製品を選ぶと材料費が高くなり、色付き塗装よりも塗装費用が高くなる場合があります。

費用を比較するときは、単にクリヤー塗装と色付き塗装を比べるだけでなく、使用する塗料のグレードや期待する耐久性が近いかも確認しましょう。


② シーリング工事などの費用が大きい場合

サイディング外壁では、目地や窓まわりのシーリング補修が必要になることがあります。

シーリングの劣化が進み、打ち替える範囲が広い場合には、その分の工事費用がかかります。

ただし、シーリング工事はクリヤー塗装だから特別に必要になるものではありません。色付き塗装でも、劣化状態に応じて必要になる工事です。


③ 外壁の形状や施工条件が複雑な場合

外壁に凹凸が多い場合や、住宅の形状が複雑な場合は、塗装作業に手間がかかることがあります。

また、隣家との距離が近く、足場の設置や作業スペースに制限がある場合も、工事費用に影響することがあります。

こうした条件は、クリヤー塗装と色付き塗装のどちらでも費用に関係します。

見積もりが高いと感じたら、まず「塗料が高いのか」「工事範囲が広いのか」「施工条件によるものなのか」を分けて確認しましょう。

金額が高いという理由だけで、不要な工事が含まれているとは限りません。

必要な工事の内容と、その理由を説明してもらうことが大切です。

3. クリヤー塗装と色付き塗装の見積もりは何を比較すればいい?

クリヤー塗装と色付き塗装のどちらにするか迷っている場合は、両方の見積もりを出してもらう方法があります。

ただし、見積書の一番下にある合計金額だけを比べるのはおすすめできません。

比較するときは、次の4項目を確認しましょう。

確認項目 比較する内容
① 塗装面積 同じ範囲を塗装する見積もりか
② 使用塗料 商品名・グレード・施工仕様は何か
③ その他の工事 足場・洗浄・シーリング・付帯部の範囲は同じか
④ 工事総額 必要な工事を含めていくらになるか

こんな見積もりなら、どう判断する?

たとえば、次のような2つのプランが提案されたとします。

Aプラン:クリヤー塗装

  • 現在のサイディングの柄を残す
  • 高価格帯のクリヤー塗料を使用
  • 足場・シーリング工事を含む

Bプラン:色付き塗装

  • 外壁を新しい色で仕上げる
  • Aプランより価格を抑えた塗料を使用
  • 足場・シーリング工事を含む

この場合、仮にBプランの方が安くても、塗装方法だけが金額差の原因とは限りません。

使用する塗料のグレードが違うためです。

そこで、まずは希望する耐久性に近い塗料同士で比較できないか確認します。

そのうえで金額に差が残る場合は、現在の外壁の柄を残すことに、その差額をかける価値があるかを考えてみましょう。

逆に、柄を残すことへのこだわりがそれほど強くなければ、色付き塗装を選ぶことも十分に考えられます。

見積もり比較のポイントは「どちらが安いか」だけでなく、「金額が違う理由」と「その違いが自分に必要か」を確認することです。

4. クリヤー塗装の費用を抑えたい場合はどうする?

クリヤー塗装を希望していても、見積もり金額が予算より高くなることはあります。

その場合は、必要な工事を減らすのではなく、次の方法を検討してみましょう。

① 適合する別の塗料プランを確認する

クリヤー塗料には複数の種類があります。

現在の外壁に適合する製品が複数ある場合は、価格帯の異なる製品を提案してもらえることがあります。

ただし、価格が安いという理由だけで塗料を選ぶのではなく、期待する耐久性やメーカーの施工条件も確認しましょう。

② 屋根塗装との同時施工を検討する

屋根も近いうちに塗り替えが必要な状態であれば、外壁と一緒に施工することで足場の設置をまとめられる可能性があります。

ただし、屋根の塗装がまだ必要ない場合まで、無理に同時施工する必要はありません。

現在の状態や今後のメンテナンス時期を確認して判断しましょう。

③ 色付き塗装も含めて再比較する

「今の柄を残したいけれど、予算もできるだけ抑えたい」という場合は、色付き塗装も選択肢に入れてみましょう。

クリヤー塗装にこだわるより、希望する外観と予算のバランスが取りやすくなる場合があります。

ただし、色付き塗装の方が必ず安いというわけではないため、実際の見積もりで比較することが必要です。

安くするために省いてはいけないこと

  • メーカー指定の塗装工程
  • 必要な洗浄や下地処理
  • 劣化したシーリングなどの必要な補修

これらを省いて工事費用を下げると、塗膜の密着や仕上がり、耐久性に影響するおそれがあります。

費用を抑えるなら、必要な施工品質を維持しながら、塗料や工事の組み合わせを見直すことが大切です。

5. 結局、クリヤー塗装と色付き塗装はどちらを選ぶ?

ここまで費用について説明してきましたが、最終的に大切なのは、予算と希望する仕上がりのどちらも考えて選ぶことです。

迷っている方は、次の表を参考にしてみてください。

希望・状況 おすすめの考え方
今のサイディングの柄を残したい 施工条件を満たすなら、クリヤー塗装を優先して検討
とにかく費用を抑えたい 色付き塗装も含めて、同じ条件で価格を比較
柄は残したいが予算も気になる 両方の見積もりを取り、差額と仕上がりを比較
外壁の傷みや補修跡が気になる 適合条件を確認し、色付き塗装も候補にする

費用を優先するなら、最初からクリヤー塗装に決めなくてもいい

クリヤー塗装の一番の特徴は、今のサイディングのデザインを活かせることです。

そのため、今の柄を残すことに強い希望がある場合は、クリヤー塗装を検討する価値があります。

一方で、費用を最優先にしたい場合や、新しい色に変えることに抵抗がない場合は、色付き塗装を含めて比較した方が選択肢は広がります。

「クリヤー塗装の方が安いと思っていたから」という理由だけで決める必要はありません。

クリヤー塗装を選ぶ場合は、費用だけでなく、完成後の見た目も確認しておきたいポイントです。

透明な塗料でも、艶の強さや光の反射によって、外壁の色や印象が変わることがあります。

艶あり・3分艶の違いや、仕上がりで確認したいポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

クリヤー塗装で外壁の色は変わる?艶あり・3分艶の違いと仕上がり →

迷ったときの判断ポイント

今の柄を残したいならクリヤー塗装を候補に。費用を優先するなら色付き塗装も含めて比較しましょう。

そのうえで、現在の外壁に施工できるか、希望する仕上がりになるかを確認して選ぶことが大切です。

クリヤー塗装ができる外壁か気になる方へ

クリヤー塗装は、サイディングの種類や現在の状態によって、施工できる条件が異なります。

今の外壁にクリヤー塗装が向いているか、色あせや補修跡がある場合はどう判断するかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

外壁のクリヤー塗装とは?今の色柄を残せる条件と向かないケースを解説 →

まとめ|クリヤー塗装は「安さ」より「柄を残したいか」で考えよう

クリヤー塗装は、製品によって塗装工程が少ないため、色付き塗装より費用を抑えられる場合があります。

しかし、塗料の価格や施工内容によっては、色付き塗装より高くなる場合もあります。

この記事の結論

  • クリヤー塗装は必ずしも安い塗装方法ではない
  • 費用を比較するときは、塗料のグレードと工事範囲をそろえる
  • 今の柄を残したいか、費用を優先したいかで選び方が変わる

現在のサイディングの柄を気に入っているなら、クリヤー塗装は検討する価値のある選択肢です。

ただし、費用面だけを理由に選ぶのではなく、同じ条件で色付き塗装とも比較してみましょう。

ペイントホームズでは、外壁の状態や希望する仕上がりを確認しながら、塗装方法や工事内容についてご相談いただけます。

「柄を残したいけれど、費用も気になる」という方は、その希望を見積もりの際に伝えてみてください。

それぞれの方法を比較し、納得できる塗装プランを選びましょう。

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