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外壁塗装が進んでいない?雨で止まる日・見た目が変わらない日の理由

目次

月曜日は雨。

「今日は塗装できないので、お休みします」

と連絡がありました。

火曜日は朝から晴れ。

ようやく工事が進むと思っていたのに、夕方に外壁を見ても昨日とほとんど変わっていません。

水曜日。

職人さんは朝から来ていました。

でも、帰ったあとに家を見ても、やっぱり大きな変化がありません。

「工事、本当に進んでいるのかな?」

外壁塗装では、こんな不安を感じることがあります。

塗装工事というと、毎日少しずつ外壁の色が変わり、目に見えて完成へ近づいていくイメージがあるかもしれません。

ところが実際には、

・雨で作業できない日
・塗料を乾かすために待つ時間
・ひび割れなどを補修する日
・窓や玄関まわりを養生する日
・雨樋や破風板など細かな部分を塗る日

など、外から見ただけでは「進んでいる」と分かりにくい時間があります。

ここでは、外壁塗装でよくある工事中の数日間を例にしながら、

「見た目が変わらない日に、実際には何をしているのか」

を順番に見ていきます。

 

月曜日、雨で工事がお休みになりました

朝から雨が降っています。

予定では塗装を進める日でしたが、

「今日は作業を中止します」

という連絡がありました。

「少しくらいの雨なら塗れないの?」

と思うかもしれません。

外壁や屋根へ塗料を塗る作業は、施工面が濡れている状態では基本的に進められません。

表面に水分が残ったまま施工すると、塗料が十分に密着しなかったり、仕上がりに影響したりする可能性があるためです。

つまり、この日の「工事をしない」という判断も、きちんと工事を進めるために必要な判断です。

雨なのに無理に進めるのではなく、施工できる状態になるまで待つ。

塗装工事では、こうした「待つ判断」も大切です。

ただ、ここで一つ気になります。

「雨で1日休んだら、その分だけ工期も延びるの?」

外壁塗装の予定は、天候によって前後することがあります。

最初の予定では「火曜日に中塗り」となっていても、雨や湿度、外壁の乾き具合によって工程がずれることがあります。

そのため、最初に聞いていた工期より数日延びたからといって、それだけで工事に問題があるとは限りません。

むしろ、天候を見ながら無理に進めないことも大切です。

そして翌朝。

空はきれいに晴れました。

「今日は昨日の分まで進みそう」

そう思ったのですが、また少し様子が違いました。

 

火曜日、晴れたのになかなか塗装が始まりません

朝から晴れています。

ところが職人さんは、すぐには塗り始めません。

建物のまわりを見たり、外壁の状態を確認したりしています。

「雨はもう止んでいるのに、どうして塗らないんだろう?」

ここで関係してくるのが、外壁に残っている水分です。

雨が止まり、日差しが出たからといって、建物全体が同じように乾くとは限りません。

南側は乾いていても、北側や建物の影になる場所はまだ湿っていることがあります。

目地や細かな隙間に水分が残っている場合もあります。

そのため、職人はその日の天気だけではなく、実際に施工する場所の状態を確認しながら、次の工程へ進めるかを判断します。

晴れた=すぐ塗れる

ではないということです。

外壁の状態によっては、施工できる場所から作業を進めたり、十分に乾くまで待ったりすることもあります。

そして夕方。

家を見てみると、昨日とほとんど変わっていませんでした。

 

一日作業していたのに、外壁の色が変わっていません

「朝から職人さんがいたのに、何をしていたんだろう?」

ここが、外壁塗装で意外と分かりにくいところです。

塗装工事には、完成するとほとんど見えなくなる作業があります。

たとえば、

・ひび割れの補修
・傷んだシーリングの処理
・外壁表面の調整
・窓や玄関まわりの養生
・床や設備など、塗料を付けたくない場所の保護

こうした作業をしても、家全体の色はほとんど変わりません。

少し離れて見ると、

「昨日と同じ」

に見えることもあります。

でも実際には、塗装を始めるための準備が進んでいます。

塗装工事は、ローラーで塗料を塗っている時間だけではありません。

塗る前に傷んでいる場所を整えたり、塗らない場所を守ったりする時間も必要です。

この日、外壁の色は変わりませんでした。

それでも、「何もしていない日」ではありません。

そして翌日。

ようやく外壁の塗装が始まりました。

ところが、ここでもまた一つ気になることが出てきます。

 

下塗りが始まったのに、選んだ色ではありません

外壁に塗料が入り始めました。

ところが、見えてきた色は選んだベージュではありません。

白っぽい色です。

「色を間違えている?」

一瞬、不安になるかもしれません。

でも、これは下塗りの段階かもしれません。

外壁塗装では一般的に、

下塗り

中塗り

上塗り

という順番で塗装を進めます。

下塗りは、仕上げの色を見せるための工程ではありません。

外壁と、そのあとに塗る塗料を密着させやすくしたり、外壁への塗料の吸い込みを抑えたりする役割があります。

そのため、仕上げに選んだ色とは異なる色の下塗り材を使うこともあります。

「今見えている色が違う=塗料を間違えた」

とは限りません。

施工途中の色だけを見て、完成後の色を判断するのは難しいことがあります。

「なるほど。これはまだ途中なんだ」

そう分かると、少し安心できます。

 

下塗り・中塗り・上塗りの違いをもう少し詳しく知りたい方は外壁塗装の3回塗りと各工程の役割も参考にしてください。

 

そして次は中塗りです。

今度こそ、選んだ色に近づいてきました。

 

中塗りまで進んだのに、翌日も見た目がほとんど同じです

中塗りが終わると、外壁は完成色にかなり近づきます。

「もうほとんど完成なのでは?」

そう思いやすいところです。

翌日も職人さんが塗装しています。

ところが夕方に見ると、

「昨日と今日で、ほとんど色が変わっていない」

ということがあります。

ここでまた、

「同じところを塗っているの?」

という疑問が出てきます。

塗料によっては、中塗りと上塗りに同じ色を使うことがあります。

そのため、見た目だけでは中塗りなのか上塗りなのか分かりにくい場合があります。

色が変わらないからといって、同じ作業を意味なく繰り返しているわけではありません。

外壁塗装は、「色がどれだけ変わったか」だけでは進み具合を判断しにくいことがあります。

「今日は何の工程でしたか?」

気になるときは、こう聞いてみるだけでも十分です。

ところが今度は、別のことが気になってきます。

「晴れているのに、今日はもう次を塗らないの?」

 

「今日はここまでです」と言われた理由

午前中に塗装が進みました。

まだ時間はあります。

「午後もそのまま塗れば、もっと早く終わるのでは?」

と思うかもしれません。

ところが、その日の同じ場所の作業はここまで。

ここで関係してくるのが、塗料の乾燥時間です。

外壁塗装は、塗ったあとすぐに次の塗料を重ねればよいわけではありません。

塗料ごとに、次の工程へ進むまでに必要な乾燥時間があります。

また、気温や湿度などによっても乾燥の進み方は変わります。

十分に乾かないうちに次の塗装へ進めると、仕上がりに影響する可能性があります。

そのため、午前中に外壁を塗っても、そのまますぐ次の工程へ進まないことがあります。

乾かす。

状態を見る。

次の工程へ進めるところまで待つ。

こうした時間も、塗装工事の一部です。

その日は外壁以外の場所を進めたり、別の作業を行ったりすることもあります。

 

外壁がほぼ完成しても「昨日と同じ」に見える日があります

外壁の色はだいぶ完成に近づいてきました。

ところが翌日。

職人さんは一日作業していたのに、家全体の印象がほとんど変わっていません。

「外壁はもうきれいになっているし、今日は何をしていたんだろう?」

その日は、雨樋や破風板、水切り、シャッターボックスなどを塗装しているのかもしれません。

こうした外壁以外の部分は、一般に付帯部と呼ばれます。

外壁と比べると面積が小さいため、一日かけて作業しても、建物全体を離れて見たときの印象は大きく変わらないことがあります。

細かな場所では、刷毛などを使いながら少しずつ仕上げることもあります。

工事の終盤になるほど、こうした細かな仕上げが増えてきます。

では、何日も見た目の変化が分からなかったらどうでしょうか。

 

何日変化がなかったら確認した方がいいのでしょうか

雨、乾燥待ち、補修、養生、付帯部塗装。

外壁塗装には、見た目がほとんど変わらない日があります。

では、

「何日くらいなら、そのまま待っていて大丈夫?」

と気になりますよね。

これは、日数だけで判断するのが難しいところです。

天候や工事内容、建物の状態によって進み方が変わるからです。

「何日変化がなかったら問題」という一律の基準があるわけではありません。

大切なのは、「何日止まったか」よりも「なぜ止まっているのか分かるか」です。

たとえば、

・数日間工事が止まっている理由が分からない
・予定していた工程から変わったのに説明がない
・今どこまで進んでいるのか分からない状態が続く

という場合は、担当者へ確認してみてよいと思います。

難しい聞き方をする必要はありません。

「今はどの工程まで進んでいますか?」

「次は何の作業をする予定ですか?」

「雨で延びた分は、このあとどのような予定になりますか?」

このくらいで十分です。

塗装の専門用語を覚える必要もありません。

今どこまで進んでいて、次に何をするのか。

それが分かるだけでも、見た目が変わらない日の受け止め方はかなり変わります。

そして、雨で予定がずれてくると、もう一つ心配になることがあります。

「工期が延びた分、費用も増えるの?」

 

工期が延びたら、その分だけ追加料金がかかる?

雨が続き、予定より工事が長くなってきました。

足場もそのままです。

「足場を置いている日数が増えたら、その分だけ追加料金になるのでは?」

と心配になることがあります。

雨などによって工期が数日延びたからといって、必ず追加料金が発生するわけではありません。

ただし、契約内容や工事条件によって扱いは異なります。

ここで分けて考えたいのが、

「雨で工期が延びたこと」と「追加工事が必要になったこと」

です。

たとえば、

雨が続いたため、予定より完工が3日遅れた。

ということと、

工事中に傷んでいる部分が見つかり、当初予定していなかった補修が必要になった。

ということは別の話です。

もし追加費用の話が出た場合は、

「何の作業に対する追加費用ですか?」

と確認すると分かりやすくなります。

 

最初は「止まっている」と思っていたけれど

ここまでの流れを振り返ってみます。

月曜日。

雨で休工。

火曜日。

晴れたけれど、外壁の乾き具合を確認しながら作業。

水曜日。

補修や養生をしていたため、家の見た目はほとんど変わらない。

その後、下塗り。

中塗り。

乾燥時間を取りながら上塗りへ。

そして雨樋や破風板などの細かな部分を仕上げていきます。

こうして並べてみると、最初に感じていた

「全然進んでいない」

という印象とは少し違って見えてきます。

雨の日は、無理に塗らない。

晴れても、外壁が乾いているかを確認する。

塗る前に、傷んだ部分を整える。

次の工程へ進むために、必要な乾燥時間を取る。

外壁の色が大きく変わらない日にも、完成へ向けた作業は続いています。

外壁塗装は、毎日同じように見た目が変わる工事ではありません。

大きく変化する日もあれば、外から見ただけでは進み具合が分かりにくい日もあります。

だからこそ、工事中に気になることがあったときは、

「今日はどの工程だったんだろう」

と一度確認してみてください。

最初は「止まっている」と思っていた時間も、振り返ってみると、完成へ進むために必要な時間だったと分かることがあります。

 

まとめ|見た目だけでは分からない日もあります

外壁塗装には、雨で作業を止める日や、乾燥を待つ時間、補修や養生など、外から見ても変化が分かりにくい工程があります。

見た目が変わらない日があっても、それだけで工事が止まっているとは限りません。

一方で、何をしているのか分からない状態が続けば、不安になるのも自然です。

そんなときは、

「今はどの工程ですか?」

と確認してみてください。

工事の進み方が分かると、完成までの時間も少し安心して見守りやすくなります。

 

雨の日に塗装を行わない理由や、雨による工期の延長、追加費用について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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