外壁塗装は 50万〜150万円前後 と、決して安くない大きな出費。
そのため、
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「カード払いって使えるの?」
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「分割にできる?ローンってどうなの?」
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「そもそも業者によって違うって本当?」
と、支払い方法について不安を感じる方はとても多いです。
実際、外壁塗装をご検討中のお客様からは、
「手元に現金がないから…支払い方法を詳しく知りたい」
「カードでポイントを貯めたいけれど対応してるの?」
「ローンって難しそうで、どれを選べばいいのかわからない…」
というご相談をよくいただきます。
そして意外かもしれませんが——
外壁塗装の支払い方法は“どの業者を選ぶか”で大きく変わる のが今の実情です。
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カードが使える業者は全体の2〜3割
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ローンは“提携ローンのみOK”という会社がほとんど
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全額先払いを求める業者には注意が必要
など、知らないと損をしたり、トラブルに巻き込まれる可能性も。
この記事では、
現金・カード・ローンすべての支払い方法の特徴と最新事情 をわかりやすく解説し、
“あなたにとって最適な支払い方法” を選ぶためのポイントをまとめました。
外壁塗装を検討中の方が、
「知らなかった…!」と後悔しないための内容になっていますので、
ぜひ最後までご覧ください。
外壁塗装の支払い方法は主に4つ
外壁塗装で利用できる支払い方法は以下の4種類です。
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現金(銀行振込)
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クレジットカード ※対応業者は少ない
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提携リフォームローン(業者が扱うローン)
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銀行ローン(自己手配)
ただし、
使用できる支払い方法は業者によって異なる ため、
支払い方法は「契約前に必ず確認」する必要があります。
外壁塗装は金額が大きいため、どの支払い方法を選ぶかはとても重要です。
まずは最も一般的な「現金(銀行振込)」から見ていきましょう。
1|現金(銀行振込)
現金(銀行振込)は、外壁塗装で最も多く使われる支払い方法です。
【よくある支払いパターン】
● 完工後に全額支払い
最も安心できる支払い方法。
優良業者ほどこの方式を採用する割合が高いです。
● 着工前に一部+完工後に残り
材料費などを考慮し、
「前金 30% + 完工後 70%」 なども一般的。
● 3回払い(大規模工事)
200万円以上の大規模な塗り替え工事の場合のみ稀に採用。
【注意点】
❌ 全額先払いは絶対にNG
最近「全額先払いトラブル」が急増しており、
消費者庁も注意喚起を出しています。
→ 外壁塗装で全額前払いを求める業者は避けるべきです。
2|クレジットカード払い(使える業者は2〜3割)
以前より増えてはいるものの、
クレジットカード対応の業者はまだ2〜3割程度。
地域の中小業者では、
手数料(3〜5%)負担の問題から、
カード非対応が一般的です。
【カード払いのメリット】
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大きなポイントが貯まる
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手続きが簡単
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振込手数料が不要
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急ぎでも決済できる
【カード払いの注意点(最新の実態)】
✔ 割引キャンペーンと併用できないケースがほとんど
手数料の関係で「割引」と「カード払い」の併用NGが多い。
✔ 高額決済(50〜100万円)がカード会社の上限で弾かれることも
カード会社によって上限が異なるため、事前確認が必要。
✔ “カードOK”でも店舗での決済のみ
訪問先での決済NGの場合がある。
✔ 対応している店は限定的
→ クレジットカードは「対応していれば便利」くらいの位置付けです。カード支払い希望の場合は、契約前に必ず確認しましょう。
✔ その他のキャッシュレス
PayPayなどのバーコード決済に対応する会社もありますが、利用できる業者は少数派です。
3|提携リフォームローン(利用率No.1のローン)
外壁塗装でローンを利用する場合、
最も現実的で利用率が高いのは“業者提携ローン”です。
最近は、提携ローンの審査が早く、
必要書類も少ないことから、
利用しやすさが人気です。
【提携ローンの特徴】
✔ 審査が早い(最短1〜3日)
書類が少ないため、工期に間に合いやすい。
✔ 金利が2.8〜5.0%(無担保)
銀行より少し高いが、手続きが簡単。
✔ 工事内容と見積書がそのまま使える
審査に通りやすい。
【注意】
● 有担保ローンは工期に間に合いにくく実用性が低い
金利は安いが、審査に時間がかかり実務には向かない。
● ローン対応のない業者もある
提携ローンを扱えない小規模店も増加。
外壁塗装のローンは“業者が提携しているリフォームローン”を利用するケースが一般的です。銀行ローンも利用できますが、審査や書類が多く時間がかかるため、実際には提携ローンが主流です。
4|銀行ローン(自己手配)は利用率が低い
銀行のリフォームローンは金利が低いというメリットがありますが、
外壁塗装では“時間がかかりすぎて実情に合わない”ことが多いです。
そのため、実際の利用率は 10%以下。
※大規模工事(150万円以上)を予定しており、時間に余裕がある方は銀行ローンが選択肢になる場合もあります。
【デメリット】
● 審査に1〜3週間かかる
● 必要書類が多い(見積書・工事内容の詳細・収入証明など)
● 少額(30〜80万円)のローンだと審査が通りにくい
● 外壁塗装の「急ぎたい工事」には不向き
● 住宅ローン審査に影響する可能性がある
→ 現実的には、
「銀行ローンは使えないわけではないが、外壁塗装向きではない」
と言えます。
5|外壁塗装で注意すべき支払いトラブル
支払い方法で気をつけるべきポイントは以下の通り。
❌ 全額前払いは絶対NG(トラブル多発)
詐欺・工事放置のリスクが最も高い。
✔ 契約前に確認すべき項目
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支払い方法の種類
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カード・ローンの対応可否
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手数料の有無
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キャンペーンとの併用条件
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支払いタイミング(着工前・完工後)
【豆知識】外壁塗装は減税の対象になるの?
外壁塗装単体では、住宅ローン減税の対象になることはほとんどありません。
「増改築等工事」の一部として100万円以上の規模で行う場合のみ、条件を満たす可能性があります。
※外壁塗装の支払い方法とは直接関係がないため、気になる方のみ参考にしてください。
【比較表】支払い方法の違いまとめ
| 方法 | メリット | デメリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 現金(振込) | 一番安全・手数料なし | 用意が必要 | 確実に進めたい |
| カード | ポイントが貯まる | 非対応が多い・割引不可 | カードを積極利用したい |
| 提携ローン | 審査早い・使いやすい | 金利がつく | 手元資金を残したい |
| 銀行ローン | 金利が低い場合も | 審査が遅い | 大規模工事向け |
まとめ
支払い方法は“業者によって大きく違う”ので必ず確認を
外壁塗装の支払い方法は複数ありますが、
対応状況は業者によって大きく異なります。
特に、
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クレジットカードは2〜3割しか対応していない
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ローンは“提携ローン”が主流
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Tポイント対応はほぼ廃止
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全額前払いは絶対NG
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割引とカード払いは併用不可の場合が多い
これらは現在の外壁塗装業界のリアルな事情です。
支払い方法は、
工事後の安心感や総支払額にも大きく関わる重要なポイントです。
契約前にしっかり確認して、あなたに合った方法を選びましょう。
また、支払い方法で迷っている場合や、カード・ローンの可否を確認したい場合は、
見積もり前に業者へ相談することをおすすめします。
外壁塗装は大きな工事だからこそ、
安心して任せられる“支払いの仕組み”を選ぶことが何より大切です。














