更新日:2026年1月19日
外壁塗装の見積もりを取ってみたら、
「思っていたよりかなり安い…」
「他社と比べて金額が違いすぎて不安」
と感じたことはありませんか?
外壁塗装は決して安い工事ではないため、
安すぎる見積もりには、必ず理由があります。
場合によっては、施工後に後悔してしまうケースも少なくありません。
実際に塗装の現場では、
・下地処理の省略
・塗料の質を落とす
・必要な工程を削る
といった理由で、見積もり金額が不自然に安くなっていることがあります。
この記事では、
外壁塗装の見積もりが安すぎる理由と
一般的な費用相場、契約前に必ず確認すべき注意点を、
塗装店の視点から分かりやすく解説します。
「安さ」だけで判断して後悔しないために、
ぜひ最後までご覧ください。
なぜ外壁塗装の見積もりが「安すぎる」ことがあるのか?
外壁塗装の見積もりは、業者ごとに金額差が出やすい工事です。
しかし、相場とかけ離れて安い見積もりには、必ず理由があります。
一見するとお得に感じるかもしれませんが、
実際の現場では「安さの裏側」に問題が潜んでいるケースも少なくありません。
ここからは、安すぎる見積もりにありがちな代表的な理由を解説します。
安すぎる見積もりに潜む5つの裏事情
① 塗装品質の低下(塗料・施工の問題)
低品質な塗料を使用している
見積書には塗料名が書かれていても、
実際にはグレードの低い塗料や、性能の劣る材料が使われるケースがあります。
耐候性が低い塗料を使うと、
-
色あせが早い
-
塗膜が数年で劣化する
といったトラブルにつながります。
塗料の希釈・薄塗り
塗料代を抑えるため、
規定以上に薄めて塗装したり、塗布量を減らしたりすることもあります。
施工直後は分かりにくいですが、
数年後に剥がれや劣化が早く出る原因になります。
② 下地処理が不十分

外壁塗装の仕上がりと耐久性を左右するのが「下地処理」です。
しかし、この工程は時間と手間がかかるため、安い見積もりでは省略されがちです。
よくある例として、
-
ひび割れ(クラック)を補修しない
-
古い塗膜を十分に除去しない
-
カビ・コケの処理が不十分
といったケースがあります。
下地処理を怠ると、
どんなに良い塗料を使っても長持ちしません。
③ 現地調査が不十分なまま見積もりを出している
見積もり前の劣化診断が不十分だと、
-
必要な補修が見積もりに含まれていない
-
工事途中で追加費用が発生する
といった事態になりやすくなります。
信頼できる業者は、
-
写真付きで劣化状況を説明
-
なぜその工事が必要かを明確に説明
こうした対応を行います。
④ 設備・職人の質が低い
安さを優先する業者では、
-
安全性の低い足場を使用
-
経験の浅い職人が施工
といったケースもあります。
設備や技術力が不足すると、
-
塗りムラ
-
仕上がり不良
-
耐久性の低下
につながり、結果的に再塗装が早まる可能性があります。
⑤ 後から追加料金が発生する
見積もり段階では安く見せておき、
-
「これは別料金です」
-
「ここは想定外でした」
と、工事途中や完了後に追加請求されるケースもあります。
特に注意したいのが、
-
塗装面積の増加
-
補修工事の追加
見積書の内容が曖昧な場合は要注意です。
外壁塗装の費用相場を知っておこう
安すぎる見積もりを見抜くためには、
あらかじめ相場を知っておくことが最も重要です。
一般的な戸建て住宅
(約30坪・外壁のみ/足場・高圧洗浄・下地補修・3回塗りを含む)
の費用目安は以下の通りです。
外壁塗装の費用相場(30坪目安)
-
シリコン塗料:70万~110万円
-
ラジカル塗料:75万~120万円
-
フッ素塗料:80万~140万円
-
無機塗料(無機成分配合):100万~170万円
※無機塗料と呼ばれるものは、無機成分を配合した有機・無機ハイブリッド塗料です。
無機成分の配合割合や使用する樹脂の種類によって性能や耐久性が異なり、
それに伴って費用にも差が出ます。
※建物の劣化状況・地域差・下地補修の量・付帯部の有無などにより、
実際の費用は前後します。
安すぎる見積もりには要注意
相場よりも極端に安い場合、
以下のようなケースが考えられます。
-
塗装回数が少ない(3回塗りではない)
-
下地補修や養生が省略されている
-
実際に使用する塗料のグレードが異なる
-
必要な工程が「別途工事」扱いになっている
金額だけで判断せず、工事内容まで確認することが大切です。
安い見積もりでも失敗しないためのチェックポイント
✔ 複数社から見積もりを取る
1社だけでは金額や内容が適正か判断できません。
必ず相見積もりを取り、価格だけでなく工事内容も比較しましょう。
✔ 見積書の内訳が明確か確認する
以下の点が具体的に記載されているか確認しましょう。
-
工程ごとの記載があるか
-
使用する塗料名・メーカー名が明記されているか
-
塗り回数(下塗り・中塗り・上塗り)が書かれているか
✔ 業者の実績・対応を確認する
見積もり金額だけでなく、対応の丁寧さも重要です。
-
説明が分かりやすく丁寧か
-
質問に対して曖昧な回答をしていないか
✔ 保証・アフターサービスの有無を確認する
外壁塗装は、施工後の対応も重要です。
保証内容や期間、定期点検の有無なども判断材料にしましょう。
まとめ|安すぎる見積もりには理由がある
外壁塗装の見積もりが安すぎる場合、
-
塗装品質の低下
-
下地処理の省略
-
診断不足
-
設備・技術力の問題
-
追加料金の発生
といったリスクが潜んでいる可能性があります。
外壁塗装は、
価格だけで決める工事ではありません。
相場を理解し、内容を比較し、
信頼できる業者を選ぶことが、
後悔しない外壁塗装につながります。











