1|鉄部・手すりのサビ止め塗装の費用相場
鉄部(ベランダ手すり・フェンス・門扉・鉄骨階段など)のサビ止め塗装は、
✔ DIY:数千円〜数万円(材料費)
✔ プロ施工:1〜20万円以上(範囲により変動)
これが一般的な相場の目安です。
続いて、「DIY」と「プロ施工」の違いを詳しく見ていきましょう。
■ DIY(材料費)
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市販のサビ止め塗料・錆転換剤:1,000〜5,000円
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ハケ・ローラー・研磨材:1,000〜3,000円
👉 軽度のサビ補修なら数千円で可能
■ プロ施工(範囲別)
| 施工箇所 | 費用相場 |
|---|---|
| 門扉・小さな鉄部 | 1〜3万円 |
| 雨戸・シャッターボックス | 3〜7万円 |
| ベランダ手すり一式 | 5〜12万円 |
| 鉄骨階段 | 10〜20万円 |
| 建物全体(庇・鉄骨など含む) | 30万円〜 |
※ベランダの外側や2階以上の高い場所は、作業の安全確保のために足場が必要になります。そのため、足場代として追加で10〜20万円ほどかかることがあります。
2|サビ止め塗装はなぜ必要?
ベランダ手すりやフェンスは、雨・紫外線・湿気の影響を強く受けるため、
数年でサビが発生することも珍しくありません。
サビを放置すると…
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サビがどんどん広がる
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最終的には部材が腐食して穴あき・破損
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手すり・階段は「安全性」が低下
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見た目も一気に古くなる
👉 建物の美観と安全性を守るためにサビ止め塗装が必要です。
3|DIYでできるサビ止め補修
■ 費用相場:数千円〜数万円
(材料費のみ)
■ DIYのメリット
① 部分的な小規模補修なら、業者に頼むより圧倒的に安い
サビがごく軽度で、面積も小さい場合は、
数千円〜数万円の材料費だけで補修ができます。
※業者へ依頼する場合は、現場までの移動時間や職人の手配なども必要になるため、
小さな補修でもどうしても1〜3万円ほどはかかってしまいます。
そのため、ごく小さなサビだけ直したい場合は、DIYの方が負担が少なく済むケースもあります。
② 自分のペースで作業でき、細かい部分までこだわれる
DIYは時間に縛られないので、
手すりの裏側・細かな凹凸など、
自分で気になる部分をじっくり丁寧に補修できるのが強みです。
「少しのサビだけキレイにしたい」というニーズには最適です。
③ 必要な材料が少なく、すぐ始められる
鉄部のサビ補修に必要なのは
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ケレン道具(ヤスリ・ワイヤーブラシ)
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錆転換材 or サビ止め塗料
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ハケ・ローラー
などの 最低限の道具だけ。
どれもホームセンターに揃っているため、
思い立った時にすぐ作業できる気軽さ が魅力です。
④ “応急処置”としては十分機能する
サビは放置するとどんどん広がりますが、
DIYで軽度のサビを処理しておくことで、
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進行を遅らせる
-
穴あきや腐食を一時的に防ぐ
といった 緊急回避としての効果 があります。
■ 注意点
① 下地処理が不十分だと、すぐにサビが戻る
サビをしっかり落とさないまま塗料を塗っても、
表面だけきれいに見えるだけで、
数ヶ月〜1年ほどで再発しやすくなります。
② 仕上がりにムラが出やすく、美観はあまり期待できない
DIYでは道具や塗り方が均一になりにくいため、
プロのような滑らかさや均一な仕上がりは出にくい のが実情です。
「見た目をきれいに整えたい」「新品のようにしたい」という方には不向きです。
③ 高所の鉄部は転落の危険があり、非常に危険
ベランダ外側・2階部分・階段など、
高さのある場所のサビ補修は 転落リスクが大きい作業 です。
プロは足場を設置して安全に施工しますが、
DIYの場合は足場のない不安定な状態で作業することになり、非常に危険です。
👉 高所の鉄部は安全性の理由から、DIYではなくプロに任せることをおすすめします。
4|プロ施工のサビ止め塗装
外壁塗装の付帯工事として行われる鉄部のサビ止め塗装は、
プロによる下地処理(ケレン)と専用塗料の使用により、長持ちする仕上がりが得られる点が最大の特徴です。
ここでは、業界全体の一般的な費用相場をもとに解説します。
■ サビ止め塗装の費用相場(一般的な単独工事の目安)
サビ止め塗装を単独で依頼する場合の費用は、
施工箇所の大きさ・状態・作業環境によって 1〜20万円程度 が目安とされています。
▼ 部位別の一般相場
| 施工箇所 | 費用相場(単独工事の目安) |
|---|---|
| 手すり・門扉などの小規模部位 | 1〜3万円 |
| シャッターボックス・雨戸 | 3〜7万円 |
| ベランダ手すり一式 | 5〜12万円 |
| 鉄骨階段 | 10〜20万円 |
| 建物全体の鉄部(庇など含む) | 30万円〜 |
※ベランダの外側や2階以上の高い場所は、作業の安全確保のために足場が必要になります。そのため、足場代として追加で10〜20万円ほどかかることがあります。
■当店でのサビ止め単独工事について
サビ止め塗装だけを依頼したいというお問い合わせをいただくこともありますが、
実は、サビ止め単独工事は店舗によってお受けできない場合があります。
多くのお客様は、外壁塗装工事と合わせて
付帯工事としてまとめてサビ止め塗装を実施 されることが一般的です。
その理由は、
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足場を一度で済ませられる
-
建物全体の美観・耐久性が向上する
-
単独工事よりコストパフォーマンスが良い
といったメリットがあるためです。
■ プロ施工のメリット
プロが行うサビ止め塗装には、次のような特徴があります。
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専用工具を使った徹底的なケレン作業でサビをしっかり除去
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鉄部の状態に応じて適切なサビ止め塗料を選定
-
高所や危険な場所も足場を組んで安全に施工
-
仕上がりが美しく、5〜10年の耐久性が期待できる
外壁塗装と同時に施工することで、建物全体の保護性能が高まり、
結果的に長持ちしやすい建物になります。
※サビ止め塗装のみの工事は、対応していない店舗もございます。
詳しくはお近くのペイントホームズ店舗へお問い合わせください。
5|DIYとプロ施工の違いを比較
| 項目 | DIY | プロ施工 |
|---|---|---|
| 対応範囲 | 小規模のみ | 鉄部全体・高所 |
| 作業内容 | 部分補修 | ケレン→下塗り→上塗り |
| 耐久性 | 1〜3年 | 5〜10年 |
| 安全性 | 危険 | 足場で安全 |
| 費用 | 数千円〜 | 数万円〜 |
6|DIYとプロ、どちらを選ぶべき?
✔ DIY向き
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サビが軽度
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部分的な補修
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費用をとにかく抑えたい
✔ プロ施工向き
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ベランダ手すり・階段など安全性に関わる箇所
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サビが広範囲
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美観や耐久性を重視
-
外壁塗装を予定している
👉 全体を長持ちさせたいならプロ施工がおすすめ
7|まとめ
鉄部のサビ止め塗装は、DIYでも可能ですが、
小規模の応急処置に限られる のが実情です。
ベランダ手すりや鉄骨階段など、建物の安全性に関わる部分は
プロに依頼することで、耐久性・美観ともに大きく向上します。
「外壁塗装と一緒に鉄部もサビ止めしたい」
「自宅だとどのくらいの費用になる?」
という方は、お近くのペイントホームズへお気軽にご相談ください。
現地調査・見積もりは無料です。
※サビ止めのみの単独工事の対応は店舗により異なります。詳しくはお近くの店舗までお問い合わせください。












