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塗装記事

築20年のモルタル外壁…このままで大丈夫?ヒビ割れ・カビが気になったら読むべきチェックポイント

目次

「うちも築20年…そういえば外壁にヒビがあるな」
「北側の壁にカビみたいな汚れが…でも、まだ大丈夫かな?」

もし、こんな風に感じたなら、それは“点検のサイン”かもしれません。

モルタル外壁は、一般的に10〜15年で塗装のメンテナンスが必要と言われています。
そのため、築20年ともなると、「一度も手入れしていない」「前回の塗装から年数が経っている」というご家庭では、劣化が進んでいる可能性が高いのです。

見た目はしっかりしていても、実は内部からじわじわ劣化が進んでいることも少なくありません。

この記事では、築20年前後のモルタル外壁に起きやすい劣化症状や、補修・塗り替えが必要かの見極めポイントをわかりやすく解説します。

放置して手遅れになる前に、ぜひチェックしてみてください。

 

築20年のモルタル外壁|よくある劣化症状

モルタル外壁は、年月が経つにつれて様々な劣化症状が現れてきます。
特に築20年ともなると、以下のような症状が目立ち始めることが多いです。

ヘアークラック(髪の毛のような細いひび割れ)


放っておくと次第にひびが広がったり、水が浸み込んでしまう恐れがあります。

 

幅のあるひび割れ(0.3mm以上は要注意)


深くて幅のあるひび割れは、内部の構造に影響が出る「構造クラック」の可能性もあり、早急な補修が必要です。

 

北側に発生しやすい苔やカビ


日当たりや風通しの悪い北側の壁に多く、外観が悪くなるだけでなく、湿気がたまると劣化を進行させます。

 

チョーキング(手で触ると白い粉がつく)


塗膜が劣化し、防水機能が弱まっているサインです。

これらの劣化症状を文章で見ると、なんとなく「うちも当てはまるかも?」と感じるかもしれません。
そこで、劣化の種類や危険度、対応の目安を一覧にまとめてみました。

劣化症状 判断ポイント 放置の危険度 対応の目安
ヘアークラック(細いひび割れ) 0.3mm未満。浅い場合は急ぎ不要 ★☆☆ 点検。広がる前に補修検討
幅のあるひび割れ 0.3mm以上や深い場合 ★★★ 早急な補修。専門診断を
カビ・苔 範囲が広い・再発している ★★☆ バイオ洗浄+塗装検討
チョーキング(白い粉) 手で触って白い粉 ★★☆ 塗膜劣化。再塗装のサイン
表面がボロボロ・ザラザラ 軽く触って崩れる ★★★ 塗装+下地補修が必要

これらのポイントをチェックして「ちょっと不安かも」と思ったら、早めの点検がおすすめです。
自己判断が難しい場合でも、プロに点検だけ依頼すれば、今すぐ工事が必要かどうか客観的に判断してもらえます。

放置すればするほど補修範囲や費用は膨らむため、「まだ大丈夫かな?」と迷ったその時が、実は最適な点検のタイミングなのです。

 

もし放置したらどうなる?放っておくと後悔する4つのリスク

モルタル外壁のヒビ割れやカビ・チョーキングなどの劣化症状。
「まだ大丈夫だろう」と放置してしまうと、実は見えないところで深刻なダメージが進行してしまいます。

1. 水が内部に入り、ひびがさらに拡大

ヒビ割れをそのままにしておくと、雨水が内部に浸入。
水分でモルタルが膨張・収縮を繰り返し、ひびがどんどん広がってしまいます。

 

2. モルタルの剥離や爆裂

水がモルタル内部の鉄筋にまで達すると、鉄筋がサビて膨張し、
モルタルが剥がれ落ちる「爆裂現象」につながることも。
見た目の問題だけでなく、建物の耐久性にも関わるため非常に危険です。

 

3. カビ・苔の繁殖による美観悪化

北側や日陰にカビや苔が増えると、見た目が悪くなるだけでなく、
表面が常に湿気を含み、さらに劣化が進む悪循環に。

 

4. 防水性低下による雨漏りのリスク

塗膜が劣化して防水性が落ちると、外壁からの浸水で
雨漏りや室内のカビ被害にもつながる恐れがあります。


劣化は、早めに対処すれば簡単な補修や塗装で済みます。
しかし放置して悪化すれば、大規模な工事や高額な費用が必要になることも。

「まだ大丈夫」ではなく、**「今のうちに対策しておこう」**という意識が、
住まいを長持ちさせるポイントです。

 

モルタル外壁の適切なメンテナンスとは?

モルタル外壁は、劣化症状が出たら早めに適切なメンテナンスを行うことで、
建物の寿命をぐっと伸ばすことができます。主なメンテナンス方法は以下の3つです。

 

1. クラック(ひび割れ)補修

ひび割れは、塗装の前に必ず補修するのが基本。
細いヘアークラックであれば、市販の補修材やシーリング材を使ってDIYでの補修も可能です。

ヘアークラックならDIYでの補修も可能!

細いひび割れ(ヘアークラック)なら、市販の補修材を使ってご自身で補修することもできます。
手順は、
① クラック部分の汚れを落とす
② 補修材を充填し、ヘラで平らに整える
③ 乾燥後に下塗り(微弾性フィラー)
④ シリコン塗料などで2回塗り

とシンプルですが、正しい材料選びや手順を守ることが重要です。
ただし、幅0.3mm以上の深いひび割れ(構造クラック)や、内部が傷んでいそうな場合は必ずプロに相談を。
適切な補修をしないと、かえって雨水が侵入しやすくなる危険もあります。

 

2. 高圧洗浄+バイオ洗浄(カビ・苔対策)

カビや苔、長年の汚れは、高圧洗浄機で落とすのが効果的です。
家庭用高圧洗浄機で表面の汚れ程度ならDIYでもある程度対応可能。

ただし、水圧が強すぎたりひび割れ部分に直接当てると、モルタルが傷んだり水が内部に入ってしまうリスクも。


苔やカビが根深い場合や、外壁が弱っている場合はプロによる「バイオ洗浄」がおすすめです。
バイオ洗浄なら、根っこからしっかりカビ・苔を除去し、再発も防げます。

 

3. 防水性・柔軟性のある塗料での再塗装

モルタル外壁は、動きに追従できる**「弾性塗料」や「微弾性フィラー+高耐候塗料」**で塗装するのが効果的です。
ひび割れに強く、防水性も高められるため、モルタル特有のひび割れや吸水劣化を防げます。

塗装作業は、塗り方・塗料選び・下地処理が非常に重要なため、基本的にプロへの依頼が安心。
DIYでは難易度が高く、仕上がりや耐久性に大きな差が出ます。

 

モルタル外壁のメンテナンスは、

  • 小さなひびや軽い汚れはDIYでも対応可能

  • 深いひび割れや苔・カビの再発防止、塗装はプロに相談

これが基本です。
無理せず状態に応じて専門業者に見てもらうことで、安心・安全な住まいを長く維持できます。

 

まとめ|「大丈夫かな?」と思った時が点検のタイミング

築20年のモルタル外壁は、見た目がまだキレイでも、実は内部で劣化が進んでいることが少なくありません。
ひび割れやカビ、チョーキングなどのサインが出ていたら、
それは「まだ大丈夫かな?」ではなく、「そろそろ点検しよう」のサインです。

劣化が軽いうちなら、簡単な補修や再塗装で済みますが、
放置すると大掛かりな修繕や高額な費用がかかってしまう可能性も。

安心してこれからも住み続けるために、気になったその時こそ、プロの診断を受けてみましょう。
早めの行動が、大切な住まいを長持ちさせる一番の秘訣です。