ALC外壁は、耐久性・耐火性・断熱性に優れた高性能な外壁材として、多くの住宅で採用されています。
適切なメンテナンスを行えば、50年以上持つとも言われるほど、非常に長寿命な素材です。
しかし一方で、定期的なメンテナンスを怠ると劣化が進みやすいという一面もあります。
特にALCは吸水性が高いため、塗膜やコーキングが傷むと要注意。
そのままにしておくと、雨水の侵入によりひび割れ・膨れ・雨漏りなどが発生するリスクがあります。
この記事では、そんなALC外壁の
- ✅ メンテナンスに必要な費用の相場
- ✅ 費用を抑えるための具体的なポイント
を、わかりやすく解説していきます。
「ALC外壁のメンテナンスってどれくらいかかるの?」
「少しでも費用を抑えたいけど、どうすればいい?」
そんな方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
ALC外壁のメンテナンス項目と費用相場
メンテナンス内容 | 内容 | 費用相場 (30坪の住宅目安) |
---|---|---|
外壁塗装 | 防水・美観の回復。 10年程度ごとに必要。 |
約80万〜160万円 |
コーキング打ち替え | 目地部分の防水性を維持。 7〜10年ごとに必要。 |
約15万〜30万円 |
張り替え(※部分補修) | 劣化が激しい部分のみを補修。 | 数万円〜30円程度 |
カバー工法(全面) | 外壁全体に新しい外壁材をかぶせる工法。 | 約150万〜250万円 |
※価格は使用する塗料の種類や建物の状態、地域によって変動します。
費用を抑える3つのポイント
① 複数の業者に見積もりを依頼する
外壁工事の費用は業者によって異なります。最低でも3社程度に見積もりを取り、価格だけでなく工事内容も比較しましょう。
特に、ALC外壁の施工実績があるかの確認が重要です。
また、工事の方法や使用する材料について丁寧に説明してくれるかもチェックしましょう。
② 助成金・補助金を活用する
地域によっては、省エネや住宅の長寿命化を目的とした助成金や補助金が利用できる場合があります。
お住まいの市区町村のホームページや窓口で、「外壁塗装 助成金」などと検索してみましょう。
申請には事前手続きが必要な制度もあるため、必ず工事前に確認を!
③ まとめて工事を依頼する
外壁塗装と一緒に、屋根塗装や防水工事も同時に行えば、足場代を1回分に抑えることができ、トータルで節約につながります。
業者によってはセット割引がある場合も。今後必要な工事をまとめて相談してみましょう。
⚠ 節約する際の注意点
- あまりに安すぎる見積もりには要注意。必要な工程を省いたり、低品質な塗料を使っている可能性があります。
- 訪問営業の即決は避けましょう。
「今だけの特別価格です」と急かされても、落ち着いて複数社と比較することが大切です。
長く安心して住むために
ALC外壁は、きちんとメンテナンスすれば、数十年にわたって安心して使える優れた素材です。
とはいえ、気になるのはやっぱり「費用」のことですよね。
でも、信頼できる業者を選び、必要なところにしっかり予算をかけることが、結果的には長持ちにつながり、賢い選択になります。
まずは 無料見積もりを依頼して、今の外壁の状態をチェックすることから始めてみてください。
✅ この記事のまとめ
- 外壁塗装の費用目安: 約 80万〜160万円
- コーキング打ち替え: 約 15万〜30万円
- 費用を抑えるコツ: 相見積もり・助成金の活用・屋根などとの同時施工
- 業者選びのポイント: 価格だけでなく、信頼性や実績をしっかり確認
この記事は、外壁塗装会社でお客様対応をしている事務員が、実際のご相談をもとに、お客様目線でわかりやすくまとめた内容です。
少しでも皆さまのご参考になれば幸いです 。
外壁塗装会社で10年以上、事務とカラーシミュレーションを担当しています。
カラーコーディネーターの資格を活かし、「この色にしてよかった」と笑顔になっていただけるご提案を心がけています。
専門的な言葉が多くてわかりにくい…そんな不安にも寄り添いながら、お客様の目線でわかりやすく、役立つ情報をお届けしています。