更新日:2026年9月3日
最終更新日:2026年10月22日

「外壁を2色にしたいけれど、何色と何色を組み合わせればいい?」
「1階と2階で分けるのと、ベランダだけ色を変えるのではどちらがおしゃれ?」
「かっこいいツートン外壁にしたいけれど、派手になりすぎるのは避けたい」
外壁塗装でツートンカラーを検討すると、色そのもの以上に迷いやすいのが「2色の組み合わせ」と「どこで色を分けるか」です。
同じグレーとホワイトを使った家でも、1階と2階で分ける場合と、ベランダだけをグレーにする場合では、完成した外観の印象が大きく変わります。
ツートン外壁で考えておきたいこと
- どちらをベースカラーにするか
- どの部分をアクセントにするか
- 屋根やサッシ、玄関ドアと合っているか
- 建物の形に合った位置で塗り分けられているか
この記事では、外壁を2色で塗り分けたい方に向けて、おしゃれに見せやすい色の組み合わせや塗り分け方、色を決めるときに確認したいポイントを分かりやすくご紹介します。
1. 外壁のツートンカラーとは?
ツートン外壁とは、外壁に2色を使って塗り分ける仕上げ方です。
たとえば、次のような組み合わせがあります。
- 1階をブラウン、2階をベージュ
- 外壁全体をホワイト、ベランダ部分をグレー
- 正面をアイボリー、縦のラインだけネイビー
単色の外壁にも落ち着いたよさがありますが、2色を使うことで建物の凹凸を目立たせたり、外観にメリハリをつけたりできるのがツートンカラーの魅力です。
ただし、ツートンだから必ずおしゃれになるわけではありません。
大切なのは「2色を使うこと」よりも、「その家の形に合った2色の使い方をすること」です。
2. おしゃれなツートン外壁は「色」だけで決まらない
ツートン外壁を考えると、
「グレーと白ならおしゃれそう」
「ベージュとブラウンなら合わせやすそう」
と、まず色の組み合わせに目が向きます。
もちろん色の相性も重要ですが、実際の仕上がりを大きく左右するのは塗り分け位置です。
たとえば同じ「ホワイト×グレー」でも、
- 1階をグレー、2階をホワイト
- ベランダだけグレー
- 玄関まわりだけグレー
- 建物の縦ラインをグレー
では、見たときの印象が大きく変わります。
「何色を使うか」と「どこにその色を使うか」は、セットで考えることがポイントです。
3. 外壁ツートンの代表的な塗り分け方
1階と2階で上下に分ける

ツートン外壁でよく見られる方法のひとつです。
1階と2階で外壁材が分かれている住宅や、幕板などの境目がある住宅では、比較的自然に色を切り替えやすくなります。
たとえば、1階をブラウン、2階をベージュにすると、落ち着いたナチュラルな印象になります。
反対に、1階をホワイト、2階をチャコールグレーのように、上部へ濃い色を使うこともできます。
「下は濃く、上は明るくしなければいけない」という決まりはありません。建物の形や屋根色とのバランスを見ながら決めることが大切です。
ベランダやバルコニー部分だけ色を変える

建物の形を活かして色分けしやすい方法です。
外壁全体を明るい色にして、ベランダやバルコニーだけを濃色にすると、外観に自然なアクセントが生まれます。
ホワイト×グレー、アイボリー×ブラウン、ベージュ×ダークブラウンなどの組み合わせがあります。
建物の出っ張った部分に色を入れるため、「途中で色を変えた」という見え方より、建物の立体感を活かした印象に仕上がりやすくなります。
玄関まわりだけ色を変える

玄関部分が少し奥まっていたり、外壁に凹凸があったりする家では、玄関まわりをアクセントカラーにする方法もあります。
たとえば、アイボリーの外壁にブラウン、ライトグレーの外壁にチャコール、ホワイトの外壁にネイビーを組み合わせる方法です。
色を使う面積が比較的小さいため、「ツートンにしたいけれど、家全体が派手になるのは避けたい」という方にも検討しやすい方法です。
縦のラインで塗り分ける

建物の縦方向に色を入れると、シャープでかっこいい印象になりやすくなります。
ホワイト×ブラック、ライトグレー×チャコールグレー、ホワイト×ネイビーなどは、モダンな住宅にも合わせやすい組み合わせです。
ただし、外壁に明確な区切りがない場所で無理に色を変えると、境目だけが目立つ場合があります。
窓の位置や外壁の凹凸、外壁材の切り替わりなどを確認し、自然に色を切り替えられる場所を選ぶことが大切です。
4. 外壁ツートンで取り入れやすい2色の組み合わせ
「何色と何色を合わせればいいのか分からない」という方のために、代表的な組み合わせを整理しました。
| 2色の組み合わせ | 仕上がりのイメージ | 配色するときのポイント |
|---|---|---|
| ベージュ × ブラウン | 温かみ・落ち着き | ナチュラルな住宅に合わせやすい |
| ホワイト × グレー | 清潔感・モダン | グレーの濃さによって印象が変わりやすい |
| グレー × チャコール | かっこいい・重厚感 | 全体が暗く見えすぎないよう面積を確認する |
| ホワイト × ネイビー | 爽やか・スタイリッシュ | ネイビーの青みを大きな色見本で確認する |
| アイボリー × ブラウン | 柔らかい・自然 | ブラウン系の屋根や玄関とも合わせやすい |
| ベージュ × グレー | 上品・落ち着き | 黄みと青みのバランスを確認する |
| ホワイト × ブラック | シャープ・モダン | コントラストが強いため塗る面積が重要 |
ここで大切なのは、この組み合わせをそのまま自宅へ当てはめないことです。
たとえば「グレー」といっても、青みのあるグレー、暖かみのあるグレー、明るいグレー、濃いチャコールグレーまで幅があります。
ブラウンやベージュも同じです。
色名だけでは完成色を判断しにくいため、実際の塗料色や色番号まで確認して決めていきます。
5. 濃い色を組み合わせるときに確認したいこと
ツートン外壁では、グレーやネイビー、チャコール、ダークブラウンなどの濃い色を取り入れることがあります。
濃い色を使うと外観にメリハリをつけやすくなりますが、どのくらいの面積に使うかによって建物全体の見え方が変わります。
たとえば、同じチャコールグレーでも、外壁の半分に使う場合と、ベランダや玄関まわりだけに使う場合では印象が異なります。
濃い色を取り入れるときは、色そのものだけでなく、次の点も確認してみましょう。
- 建物全体のうち、どのくらいの面積に使うか
- 屋根やサッシの色と近すぎないか
- 明るい色との境目が自然に見えるか
- 日なたと日陰でどのように見えるか
「濃い色を使えばこう見える」と決めつけるのではなく、実際の建物で使う位置や面積まで含めて比較することが大切です。
6. 2色の割合は「7:3」にしないといけない?
ツートンカラーについて調べていると、「ベースカラー7:アクセントカラー3」という比率を見かけることがあります。
確かに、ベースとなる色を広く使い、もう1色をアクセントとして使う方法は、全体をまとめやすい考え方のひとつです。
ただし、すべての住宅を7:3にする必要はありません。
外壁面積は、1階と2階の大きさ、ベランダの形、玄関部分の凹凸、窓の数や位置、外壁材の切り替わりなどによって異なります。
そのため、数字だけで比率を決めるのではなく、建物全体を見たときにどちらの色がどの程度見えるかを確認することが重要です。
7. 平屋を2色にするなら、どこで分ける?
平屋で外壁を2色にしたい場合は、2階建てのように「1階と2階で分ける」という方法が使えません。
そこで、玄関まわり、建物の出っ張り部分、縦のライン、外壁材が切り替わる部分などを利用して色分けする方法があります。
平屋は外壁の横方向が長く見えることがあるため、一部分に濃色を入れることで外観にメリハリをつけられる場合があります。
一方、明確な区切りがない建物を中央で半分に分けるような配色は、境目が不自然に感じられることもあります。
平屋の場合も、「2色にすること」から考えるのではなく、まず建物のどこに自然な区切りがあるかを見ることが大切です。
8. 屋根・サッシ・玄関ドアも「家の色」に含めて考える
ツートン外壁を考えるときに忘れやすいのが、外壁以外の色です。
家の外観には、屋根、サッシ、玄関ドア、雨樋、破風、軒天、水切りなど、さまざまな色が見えています。
外壁を2色にすると、屋根やサッシまで含めれば、家全体では3色、4色と見えることもあります。
たとえば、黒い屋根と黒いサッシがある家なら、外壁のアクセントにも黒に近い色を使うことで、色をつなげて見せる方法があります。
一方、ブラウンの玄関ドアがある場合は、ベージュやアイボリーなどと組み合わせることで、暖かみのある外観にまとめやすくなることがあります。
外壁の2色だけを切り取って考えず、屋根・サッシ・玄関ドアまで含めて家全体を見ることが、まとまりのあるツートン外壁につながります。
9. 色見本を見るときは「2色を並べて」確認する
ツートン外壁では、それぞれの色を別々に見るだけでは十分ではありません。
「このグレーは好き」「このベージュも好き」と思っていても、2色を隣に並べたときに、思っていた組み合わせにならないことがあります。
そのため、できれば2色の色見本を並べて確認します。
また、小さな色見本と住宅の外壁のような大きな面では、色の感じ方が変わります。
明るさや鮮やかさの感じ方も変わるため、「色名だけ」「小さな見本だけ」で決めないことが大切です。
大きめの塗り板などが用意できる場合は、屋外でも確認してみましょう。晴れた日と曇りの日、日なたと日陰でも見え方は変わります。
10. カラーシミュレーションは「色」と「塗り分け位置」の比較に使う

ツートン外壁を検討するときに役立つのがカラーシミュレーションです。
特にツートンでは、「1階を濃くするか、2階を濃くするか」「ベランダだけ色を変えるか」「玄関まわりまで同じ色にするか」といった比較に向いています。
色見本を見ただけでは想像しにくい「家全体の配色」を確認できるからです。
ただし、画面上の色と実際の塗料色が完全に同じになるわけではありません。
モニターの設定や光の当たり方、艶などによって見え方が変わるため、カラーシミュレーションだけで最終決定せず、大きめの色見本や実際の建物とのバランスも確認することが大切です。
11. ツートンにすると外壁塗装の値段は高くなる?
「外壁塗装を2色にすると値段も高くなるの?」と気になる方もいらっしゃるでしょう。
ツートンだから必ず追加料金が発生するとは限りません。
ただし、塗り分ける場所が多い、細かな養生が必要になる、使用する塗料が異なる、色数が増える、複雑な境界線を作るといった場合は、施工の手間や材料の使い方によって費用が変わることがあります。
そのため、「2色ならいくら」という一律の金額では判断できません。
見積もり時に確認しておきたいこと
「この塗り分け方で追加費用はありますか?」「2色とも同じ塗料を使いますか?」と確認しておくと、施工内容が分かりやすくなります。
12. ツートンで迷ったら最初に決めたい3つ
色選びを始めると候補が増え、かえって決めにくくなることがあります。
そんなときは、最初に次の3つを整理してみてください。
① どんな雰囲気にしたいか
「明るく爽やか」「落ち着いたナチュラル」「モダンでかっこいい」など、まず完成後のイメージを言葉にします。
② 今の家で変えられない色は何か
屋根、サッシ、玄関ドアなど、塗装後も残る色を確認します。
③ どこを目立たせたいか
ベランダなのか、玄関なのか、建物全体の上下なのかを考えます。
ここが決まると、2色それぞれの役割が整理しやすくなります。
「好きな色を2つ選ぶ」より、この順番で考えた方が配色を絞り込みやすくなります。
まとめ|ツートン外壁は「2色+塗り分け位置」で考える
外壁を2色で塗り分けるツートンカラーは、組み合わせ方によって建物の印象を大きく変えられます。
ベージュ×ブラウンのような落ち着いた組み合わせもあれば、ホワイト×ネイビー、グレー×チャコールのような、すっきりとかっこいい組み合わせもあります。
ただ、ツートン外壁で大切なのは、「人気の2色を選ぶこと」だけではありません。
- 1階と2階で分ける
- ベランダだけ変える
- 玄関まわりにアクセントを入れる
- 縦方向に塗り分ける
同じ2色でも、どこで塗り分けるかによって仕上がりは大きく変わります。
色を決めるときは、外壁だけではなく屋根やサッシ、玄関ドアも含めて家全体で確認しましょう。
そして、色見本やカラーシミュレーションを使いながら、「この2色ならどこで分けると自宅に合うのか」まで確認しておくことが、納得できる色選びにつながります。





















